「夢で良かった」「本当に夢で良かった」 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

悪夢から解放されたときに最初に出た言葉でした。
昨夜遅くまで取引先との打ち合わせが続き、かなり疲労して就寝となりました。
そして、悪夢が始まったようです。

父はバブル時代に蓄えた資産を家族に隠していました。晩年まだらぼけとなった頃、長男に資産の現金化を命じました。そして長男は代理人としていくつかの有価証券を現金にしました。ところが依頼主が突然体調を崩し、現金は宙に浮き長男は父と同じように資産を家族に内緒にしました。

何年かたち、長男はそれを家族に公開しようと貸金庫から持ち出しました。家族が集まる場所に移動中に、現金の入ったカバンを紛失してしまいました。

以上が悪夢の概要です。父が遺してくれた資産はリーマンショック・311などの未曾有の人災に呑み込まれてほとんど消滅しましたが、悪夢ではまだたくさん残っていました。タイムマシーンのドラマと同じように、きっと過去を変えても現在は変わらないようになっているのかもしれません。悪夢の結末と現世の実情は同じようなものですから。