一流に触れることによって | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

新卒の就職活動で、会社訪問をしたときの話しです。

大学の学生課からもらった紹介状をもって、ホテルオークラを訪問しました。
応対していただいた方の説明をいまでもよく覚えています。

「一流の施設、一流のサービス、一流の人材、一流の・・・」と一流が続きました。
自分なりにトップ集団を知っていましたが、一流を誇る場面にはほとんど縁がなかったので、違和感を覚えました。そして、臆せず一流を連呼する者が一流であるわけがないとの印象をもちました。

結局ホテル業界には15年在籍し、あのホテルがことごとく一流であったことを学びました。一流のホテルで一流を目指すか、少し格下のホテルで一流を目指すかと今問われれば、一流を選びます。格下の集団では格上の集団なら学習可能な環境が期待できないからです。

オネエの神が6人いるそうです。マツコ、クリス、マングローブ、カバちゃん、愛ちゃん、IKKO。そのIKKOさんの金言です。

「一流に触れることによって、なんで喝采を浴びているのか、その意味を学びたい。」

吉野輝一郎