公園の駐車場を有料化した結果赤字 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

日曜の昼の情報娯楽番組で、公園の駐車場を有料化した結果赤字になったという話題が提供されました。

町田市は8つの公園に隣接する無料駐車場を有料化したことでかなりの額の赤字を計上するようです。有料化による初期投資5000万円+人件費4000万円をかけて、8か月で600万円ほどの駐車料金を稼いだそうです。

行政担当官は、いつものとおり、市の施策は営利目的ではなく地域住民の福祉に貢献することにあるので、赤字は想定内といいます。市民の福祉は、駐車料金を支払い、赤字を税で充当する2重苦と引き換えに実現します。

この手の話題に触れるたびに、官は民から徴収したカネの範囲内で活動しているコストセンター(カネを稼がず、消費するだけの部門)であることに違和感を覚えます。

吉野輝一郎