手にするチャンスを失った失望感が増幅される休日 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

時間が経過するにつれて、手にするチャンスを失った失望感が増幅される場合がありそうです。

通常、どんな怒りや悲しみも憎しみも時の流れとともに風化していきます。ところが、昔の出来事の記憶が突然強いインパクトをもって復元再生されることがあります。

たとえば、休日の行楽地で笑顔のたえない3世代ファミリーの集団を見る時です。あの時あの決断をしなかったら、自分にも同じようなファミリーを構築するチャンスがあったにちがいないと、懐かしく思い出します。

吉野輝一郎