山の中腹のヨガスタジオできものを学ぶ | 鴇色は永遠に!

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きものの師匠清水ときの教え、自分の好きなきもの、そしてきもの好きな友達の事や田舎の古民家の日常をつらつらと綴っています。

今日はきもの初心者の方々に午前中浴衣の話をして午後は浴衣着装をレクチャーするって催しに講師として参加したよ。本日のトキ孫のお支度。濃紺の小千谷縮に博多帯。黄色の帯揚げに道明戸張の帯締め。マグネットの羽織紐。袖なしの羽織は洋服地で。


レジメを印刷して持って行ったので、皆さんトキ孫の話を書き込んだりして熱心に聞いてくれたよ!

浴衣の生地の話、真岡木綿は岡木綿(染め下地)として珍重されたけれど今は殆ど外国産の木綿が岡木綿になってる。遠州木綿を岡木綿(綿コーマ下地)として浜松の注染で染めるのが一般的浴衣だったよね。特岡木綿はもう一段上質な染め下地で長板中型にはこちらを使うみたいよ。君津市在住の松原伸生さんが昨年この技法の人間国宝になられたんだよね。裏表寸分違わず糊置きして引き染めするんだから素晴らしいよね。三河木綿を絞り染めするのは有松鳴海絞りの浴衣。江戸時代に東海道の鳴海宿のお土産物として絞りの手拭いが産まれ、そこから有松鳴海絞りの浴衣になっていったんだよね。今日も素晴らしい有松鳴海絞りの浴衣お召しの方いらしたよ。飛び入り参加の方もいらして結局浴衣の話13名、浴衣の着装8名になったよ。


昨日準備した綿コーマ、綿紬、綿絽、綿紅梅、絹紅梅、小千谷縮、のトキ孫の浴衣を其々確り触って生地感の違いを感じて貰った。実際触るとよくわかったみたい。


午後は浴衣着装、腰紐2本だけで着付ける清水式着装をお教えしたけれど、飲み込みが早く体幹が確りしている方が殆どだったので2、3回で着られるように。文庫結びと貝の口でレクチャー⤵️




お顔を出して載せてよってMさん。笑顔が可愛い元気な方❤️彼氏募集中って書いといてってニヤリ😁個性が滲み出るね🤭


ここは山の中腹。この芝生の上やその先の木製デッキの上で日の出を見ながらヨガのレッスンするんだって⤵️


一回ポッキリじゃ無くて、きものを楽しみたいって言って下さり嬉しい限り。本当のきもの初心者🔰何をどう用意して良いかわかってないから、その辺りからまたお話しして行こう!


都内で行われる今昔きもの市とか大阪船場のリサイクルきもの屋さんとかのインスタを紹介し、まずはいろんな物を見る事をお勧めしたよ。自分の好きなコーデやきものの柄をまずは見ることで、頭の中に自分がこうなりたいイメージを作ろうってお話して解散したよ。


楽しいって皆さんニコニコ☺️で帰って行かれた。新しいきもの好きさんが増えると良いなぁ😄