昨日の戦利品 | 鴇色は永遠に!

鴇色は永遠に!

きものの師匠清水ときの教え、自分の好きなきもの、そしてきもの好きな友達の事や田舎の古民家の日常をつらつらと綴っています。

今昔きもの市のAKARIYAさんで手に入れた帯とうたかたさんでの赤絵の香炉。


真綿の糸で織られた帯。西陣番号とかは付いて無いけれど、この織り手さんしか織れない織り方の帯。織り手さん亡くなったからもう織れ無いよって。軽いんだ!加賀友禅の訪問着に合わせて飾ってあった帯。AKARIYAさんのご主人がよく目を付けてくれたねって。遠州緞子模様で桝屋高尾のねん金綴錦に似た鈍い光が良かったんだ。

勿論オリヨ割🤭で東京では考えられない値段で購入。お茶席にも締められるね👍あと、この新品の重ね衿、riyoさんも手に取ったもの、今回はトキ孫に譲って下さったよ🙇‍♀️

卒業式で着用する朱鷺の紋付の付下げに合わせてみた。良い感じ👍



そして、明るくカラフルな七宝焼の香炉の色目に惹かれたトキ孫はうたかたさんのブログで見た香炉を見に下駄でスタスタ歩いたよ!

目当ての香炉、確かに可愛いし綺麗なんだけど小さいんだ。でね、もう一つ七宝焼の素敵な香炉もどきがあったんだけど、これは色目が素敵だったけれど描かれている模様がピンと来ない。結局、やはりブログの脇役で出てた赤絵の香炉が可愛いかなぁ?って。骨董の良し悪しは分からないけれど好きな品好かない品はハッキリしているからこれを頂く事にした。


❤️古民家の本床に早速飾ってみたよ❤️桃の花に鴛鴦の軸にブロガーpinkさん作の貝桶、ハイジさんの所からお嫁に来た香炉。



今年も飾った母の93年前のお雛様⤴️翁と媼のお人形は母の初節句の時に頂いた物らしいよ。共白髪、綿の入ったきもの着てるよ!


まさか自分、骨董に惹かれるなんて人生何が起こるか分からない。20代続く実家で育ったが、祖母は古い物が嫌いで蔵や土蔵の物、何でもかんでも捨ててしまってた。子供の頃の記憶でね、昔の下男さん達の木綿の野良着なんか裏庭の穴の中に放って焼いてたよ。そんな明治生まれの祖母に教わった「古い物より新しい物が良いんだ」の考えが自分に染み込んで居たはずなのに…先日のジャワ更紗も古い時代(80年前後)の物だし、婚家の祖母や母のきもの仕立て直したり、内土蔵の中のお皿や小鉢、軸に絵、興味無かった品を繁々眺めて見たり…嗜好は変わるんだね!


骨董市が楽しいって思える今の自分を1番自分が面白がってる😆