少し記事の更新が空きましたが、
コロラドでの解剖実習も、
今日で3日目が終わりました。


※朝焼けの山脈が美しい


いろいろとすごい体験ができていますので、
帰国後にいろいろとお渡しできるのが楽しみです。

今回、改めて面白いと感じているのは、
解剖学を「位置の関数」として捉える視点です。

トーマス・マイヤーの視点を重ねてみると、

 
"While every anatomy lists around 600 separate muscles, it is more accurate to say that there is one muscle poured into six hundred pockets of the fascial webbing. The 'illusion' of separate muscles is created by the anatomist's scalpel, dividing tissues along the planes of fascia. This reductive process should not blind us to the reality of the unifying whole.”

(あらゆる解剖学が約600の独立した筋肉を挙げているが、筋膜の網の目にある600のポケットの中に、1つの筋肉が流し込まれていると言う方がより正確である。独立した筋肉という『錯覚』は、解剖学者のメスが筋膜の面に沿って組織を分割することによって作り出されたものだ。この還元主義的なプロセスによって、全体を統合している現実から目を逸らされてはならない。)

(トーマス・マイヤーズ『Anatomy Trains』第1版)

"The idea of having only one muscle – one mind, one muscle, just arrayed in 600 pockets..." (たった1つの筋肉しか持たないという考え方――ワン・マインド、ワン・マッスルが、ただ600のポケットに配置されているだけなのだという発想……)


アナトミー・トレインで書かれている、
大切なのは用語ではなく本質であるということ。



ラインという一本の筋膜経線を示し、
1構造から生じ、1構造のままであるということを考えていくと、
パターン認識であることにも重なってきます。


 

この際に重要な技能は、適用される手技ではなく、パターン認識である。
姿勢と運動のパターン認識は、「空間医学」と呼称される学問の中心的技能である。「空間医学」は、ヒトの発達過程、立位プロセス、物体操作、環境下移動、空間占有の各方法のほかに、ヒトがどのようにして身体的自己知覚を会得するかという問題を研究するものである。ヒトの運動について「知っている」と思っている多くの事実が、今後数十年のうちに更新されることになるだろう。

(トーマス・マイヤーズ『Anatomy Trains』第4版)

そして、情報空間にある階層性として考えてみると、

EdgeとNodeで描かれるグラフや、身体操作がみえてくるように思います。




こうしてリアルに観ることのできる機会に感謝しながら、これまで別々に持っていた視点が、また違ったかたちで繋がっていくのを感じています。

今回の記事も、
お付き合いありがとうございました。
 

 

 

また次回の記事でお会いしましょう!

 

Khronos / The salone|Hiro
 
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