いよいよ明日は、
「Khronos/The salone」の講座です。
テーマの副題として置いたのは、
「技法を超えて、
創造性を生むエコシステムへ」
です。
一般的に、
パクるという言葉から想像されるのは、
誰かがやっていることを観察し、
できるだけ同じように再現することだと思います。
言葉を真似する。
方法を真似する。
身体の動きを真似する。
何かしらの学びが、
模倣から始まることは間違いありません。
徹底的に真似をする、
いわゆる「TTP」という考え方も、
ある意味では正しいものです。
ここで抜け落ちてしまいそうになるのが、
情報空間と、
認知ホメオスタシスという視点です。
そして、
講座では細かく言及できないかもしれませんが、
もう一つ重ねたいのが、
自ら問いを持ち、
自分自身で答えを掴み取るなかで、
マルチブリッジアンサンブルによって
TCZが移行していくような体験です。
だからこそ、
これまで経験してきたことも、
これから新しく知っていくことも、
一つのつながりを持って
観えるようになります。
「ああ、いまなら分かる」
「これも、そういうことだったのか」
そうやって、
それまでバラバラに見えていたことがつながり、
何かを知ることそのものが、
どんどん面白くなっていきます。
そうやって仲間と楽しんでいるなかで、
自分自身で掴んだ答えは一生忘れることはありません。
それに関連して、
以前ある人に教えていただき、
とても感動した動画があります。
筑紫高校の西村監督と、
東福岡高校の谷崎監督。
二人の生徒との関わり方は、
あまりにも対照的です。
※ドキュメンタリーなのですぐ観れます。
西村監督は、
「人間は甘えの動物である」と考えます。
放っておけば逃げ、
妥協してしまうからこそ、
強制的に限界値を引き上げていく関係です。
一方、谷崎監督は、
「人間は与えすぎると思考を停止する」と考えます。
だからこそ、
教えすぎることなく、
常に余白を残しながら、
生徒たちの自己組織化を意図します。
「教えてしまえば簡単なんだ、
けど、教えたことしかできなくなる。」
そして、
谷崎監督が築いたチームは、
当時、圧倒的な結果を残しています。
花園(全国高校ラグビー大会)では、
優勝4回、準優勝4回。
さらに、
選抜・国体・花園による全国3冠を、
2009年度から2011年度まで3年連続で達成。
公式戦113連勝という、
驚異的な記録も樹立しています。
とはいえ、
谷崎監督も、
以前からそのような指導をしていたわけではないようです。
ある出来事を転機として、
スパルタ的な指導から離れ、
仏のような関係を構築するようになります。
ここで思い出すのは、
安西監督ですね。
──捩りたくなるのは置いといて、
ここに、NDU論文における
「定理3:LUB」への道を感じるわけです。
その視点から観れば、
パクるとは、
誰かの答えをコピーすることではありません。
それぞれが問いを持ち、
身体性を通して掴んだものが、
集団との関係の中で結びついていく。
そこに、
より高いLUBが創発する。
それを、
理想の未来から写像される
創造性の構造として観たとき、技法を踏まえて、エコシステムへと接続されるのだと思います。
そして、
その創造性こそが、
これからの時代に必要になるものでしたね。
今後、大なり小なり、生成AIは一般社会に浸透してくるでしょう。そうなったときに、その正体を先に知っておくことはとても重要です。
もちろん、正体を知っただけでは不十分です。それを凌駕する力を身に付けておくことが何よりも大切になります。
その力こそが「創造性」なのです。
生成AIを目の前にしたとき、誰もがこの言葉を口にするでしょう。しかし、具体的にどうすればいいかまで言える人はまずいないはずです。少なくとも私は見たことがありません。
しかし、私は「創造性」の何たるかを端的に言うことができます。それはずっと、やりたいことだけをやり続けてきたからです。
やりたいことをやりましょう。これが創造性の源なのです。
現在のホワイトカラーの仕事の9割ぐらいは近未来にはAIがやるでしょう。これを失業と捉えるのは間違いです。アメリカの配管工のようにブルーカラーの需要も上がりますが、それ以上にクリエイティブな職業の付加価値が上がります。クリエイテイブとはやりたいことをやりたいだけやっている状態です。そういう人たちがAI時代の「勝ち組」です。
(苫米地英人著『生成AIの正体』)
それらの土台となる内容は、
これまでの講座で、
皆さんと一緒に観てきました。
明日は、
一気に確認しながら、
身体をメインに、さらに先へ移動していきましょう。
ではでは、今回はこの辺で。
また次回の記事でお会いしましょう!
Khronos / The salone|Hiro
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