※記事内の写真は2021年9月に撮影したものです。蓮沼循環線は2021年9月30日に廃止となりました。

 

①横芝駅~高校入口

②高校入口~北清水

③北清水~五所神社

④五所神社~南丘

⑤南丘~観光協会

 

地図上のA地点が横芝駅、そこから南下した所のB地点が循環ルートの始まりにある上堺四つ角です。今回は内陸側を先に経由する丘回りのルートでご案内します。

(地図左上のアイコンをクリックして、チェックを入れると交差や並行する系統のルートが表示されます。コミュニティバスはルートが複雑なので省いています。)

今回は循環部の海側の真ん中あたり、少し大きな芝山はにわ道と交差する地点から先(北東)をご案内します。少しの間、山武市基幹バス

(さんぶの森元気館~蓮沼海浜公園)が並行します。

途中の東殿下バス停までは蓮沼循環線廃止後、山武市コミュニティバスが同じルートで実証実験運行をしています。

 

↓海側の建物が途切れると蓮沼海浜公園内にある蓮沼ウォーターガーデンのウォータースライダーが見えます。海浜公園沿いには歩道付きの広い道路が通っています。

 

↓(一つ前の観光協会バス停から約400m)上写真左奥に中下海岸バス停があります。並行する山武市基幹バスは停まりません。

山武市コミュニティバスではこのバス停は設置されませんでした。

※蓮沼循環線のほとんどのバス停は片側にしかポールが立っていませんが両方向乗降できます。田舎ではよく見られる形態です。

 

↓(上写真から約300m)石橋水産バス停。山武市基幹バスの中下北バス停も併設しています。山武市基幹バスの方は両側にポールが立っています。石橋水産という会社は見当たりませんでした。

山武市コミュニティバスでは中下北バス停に統合されます。

 

↓バス停脇(上写真左)には薬局跡の建物がありました。建物前の電柱には商店街チックな装飾の街灯、その下には小さな郵便ポストがあります。

 

↓(石橋水産バス停から約200m)信号のある交差点角には銚子信用金庫蓮沼支店があります。旧蓮沼村の中心地はこの辺りだったのでしょう。

↑山武市山武市基幹バス

(矢印はその系統が進む方向を示しています。)

 

今さらですが、この辺りは2006年に周辺の町と合併して山武市になるまで、蓮沼村という独立した自治体でした。蓮沼循環線の循環部はちょうど旧蓮沼村のエリアと重なっています。蓮沼村民のために開設された路線だったのでしょうね。蓮沼村は蓮沼循環線の循環部より一回り大きい程度の小さな村でした。

 

↓(上写真から約100m)殿下海岸バス停。蓮沼循環線の蓮沼海浜公園最寄りバス停ですが、利用者はいたのかなあ。周辺には衣料品店、飲食店、ペンションがあります。

注記がないバス停は山武市コミュニティバスでもバス停名をそのまま継承しています。位置も変わっていないと思われます。

 

↓(上写真から約200m)路肩が異常に広くなっている所にお肉屋さんがある他に周辺に数軒のお店があります。そしてこちらにも商店街チックな装飾の街灯。

 

↓上写真右に中殿下バス停があります。

中殿下バス停は山武市コミュニティバスには設置されていません。

蓮沼循環線廃止後の最寄りバス停、距離→山武市コミュニティバス、空港シャトルバス蓮沼海浜公園第一駐車場前バス停、約100m

 

↓上写真奥のカーブを曲がると急に道路沿いの建物がなくなります。上写真奥にまっすぐ伸びる狭い道路(とりあえず旧道とします)があるので、こちらは付け替えられた新しい道路のようです。

 

↓(中殿下バス停から約350m)上写真中央奥に東殿下バス停があります。周囲は人家が少なめ・・・

 

↓と思ったらバス停脇に伸びる道(上写真右)の先には住宅が密集していました。先ほど分かれた旧道沿いに住宅が密集しています。

山武市コミュニティバスは東殿下バス停を出ると右折して蓮沼海浜公園に向かいます。

 

↓(東殿下バス停から約400m)写真奥のカーブを曲がった少し先に川下バス停があります。正面には周囲の景色に似つかわしくない巨大な建物が現れました。

蓮沼循環線廃止後の最寄りバス停、距離→横芝光町コミュニティバス南川岸バス停、約500m

 

↓(上写真から約100m)山武市から横芝光町に戻ります。右手前から斜めに合流する道路は先ほど分かれた旧道です。

 

↓(上写真から約150m)上写真奥のS字カーブの途中に南川岸バス停があります。巨大建物のすぐ脇です。

巨大建物はマンションっぽい見た目ですがホテルです。

蓮沼循環線廃止後の最寄りバス停、距離→横芝光町コミュニティバス南川岸バス停、約200m。

 

⑮⑯↓ホテル脇を抜けて小川を渡った先にある交差点を県道78号線に左折、進路を北西に変えます。ここを曲がれば横芝駅まで一本道です。

 

ここから先は横芝光町コミュニティバスが通っているため蓮沼循環線廃止後もバス停は残ります。

 

↓海に並行する道路沿いに集落が形成されているため、海を背に進むとすぐに人家はなくなります。

 

↓(上写真から約400m)屋形南バス停。右が蓮沼循環線で左がコミュニティバスのポールです。コミュニティバスも同名です。

 

↓上写真右奥には天然ガス供給施設(?)があります。

千葉県を中心とする南関東一帯の地中には大量の天然ガスが埋蔵しており、特に九十九里浜沿岸地域が最大の供給地区となっています。

 

↓(屋形南バス停から約500m)循環部の始点であり終点である上堺交差点が見えてきました。

奥が横芝駅方向。横芝駅から来た丘回りは交差点を右折して写真左へ。蓮沼地区を循環して写真手前から奥へ、横芝駅へ戻っていきます。浜回りはその逆ですが、最後の2本は交差点付近にある上堺四つ角バス停止まりでした。

 

↓ちょうど丘回りのバスが来ました。交差点を右折します。

 

㉒㉓↓一面の田園風景を横目に去っていきます。乗客の姿は見当たりません。でも明日廃止になる路線、不便を被る人が少ないということです。地域住民の移動手段は自動車になり、利便性は向上しました。バス会社が経営努力を怠ったわけではありません。時代の変化でローカルバスが役目を終えただけの話。

 

 

おわり