X100
フォトキナが始まった。
ドイツ、ケルンで行われる二年に一度の写真をはじめとする映像関連見本市。
意外な事に、私の鈍い心を躍らせるプロダクトはFujifilmより。
FinePix X100。他のラインとの区別の為にも、変更を強くお進めする名前は一先ず外観へ。心なしに弧を描くグリっプ以外はM3世代のレンジファインダーカメラそのもの。ヘキサーRFやベッサと比べてもあきらかに時代を感じる外見に、少し秋月を思う。
基本的にはデザインはその時代の必要性の上で成り立つものだと思うので、ただレトロなだけではなく、フィアット500(三台目)の様にクラシックを生かしつつ、を要望。
素人デザイン論はさておき、話をファインダーへ。余りひねりのみられない外見を裏腹に、とても魅力的。
ハイブリッドビューファインダーシステムと名付けられた今回の目玉は、液晶パネルの設置により光学ファインダー内に諸々の撮影情報を表示可に。さらにこの液晶パネルにセンサー出力の画像を表示する事により144万画素のデジタルビューワインダーに早変わり。想像ではレンジファインダー式のPanasonic G1の様なファインダーではなかろうかと。。。
光学ファインダー使用時にフォーカスする際、シームレスで二重像の重ね合わせ部分が液晶パネルにセンサー出力の画像にかわり任意の倍率に拡大する事ができたら、もっと素敵。近い未来にお願いします。
ここまでファインダーを覗いて見たいと思ったカメラは今までない。しかし買いますか、の問いには、今ひとつのご様子。
もう一声ブラシアップしたデザインでレンズは交換式、欲を言えば新らしいフォービンセンサーなら、かたーい私の財布の紐もダラダラになる事でしょう。
追記
ちなみに私は外見とFujifilmという事で勝手にレンジファインダー式思い込んでいますが、違った場合はこの話はなかった事でお願いします。


