ドクターきよしのブログ -25ページ目

こんな神経の治療が歯をダメにしている

歯には血液が流れていて神経もあります。一般に
神経と呼ばれています。だから歯を折ったりすると、
血が流れ、ムシ歯になると痛むのです。
これは歯の象牙質には20~30%のタンパク質
があり、血液からの栄養と神経が必要だからです。

$ドクターきよしのブログ-歯髄

ムシ歯などでこの神経をとってしまうと、以下の
不具合が生じます。

)治療がとても難しく、再感染しやすい。

上の絵を診てもわかるように歯の神経は3次元的に
非常に複雑に走っているので治療が難しいのです。
さらに根の先は細くて硬い、曲がっている等の
治療のやりにくい条件が揃っています。

$ドクターきよしのブログ-endo

)歯に栄養が来なくなり、生木が枯れ木になると
曲げると直ぐ折れてしまうように、
歯も割れやすくなります。


$ドクターきよしのブログ-歯根破折
夜中に歯ぎしりや食いしばりで歯根を割ってしまうこと
があります。スプリントを入れて予防できます。

3)ムシ歯になっても痛みを感じないので気がつかない
内に重度な虫歯になってしまう。

4)歯の色が黒っぽく変色してしまう。

ムシ歯などでやむを得ずに神経をとる治療は
すべての歯の治療の中でも最高に難しいとされ
専門医制度のあるアメリカではいろいろある専門医
の中でも最高の地位を与えられています。
一方日本では他国に比較して、余りに安価な治療費
のため、又しっかりした監査制度がないために、
実態はかなりひどいのが現状です。

歯の神経をとる治療はどのようにされたら良いのか?
下の2つの写真で説明します。

初めの写真の左の絵は歯の神経が感染して死んで
しまった絵です。神経のあった穴が黒くなって
います。
右の絵は神経のあった穴の感染象牙質の除去
が終わってきれいになった神経の穴です。


$ドクターきよしのブログ-治療まえ

次の絵は左が神経のあった穴が根の先までピンクの薬で
3次元的にピッタリと封鎖された状態で、右が根の先に
ピンクの薬が充分に届いていないため、少し隙間が
残っていて黒くなり、根の先におできが出来た状態です


$ドクターきよしのブログ-良不良

根の先に感染物質がある状態で長い間放置しておくと、
根の先の骨が溶けて不良肉芽(良性腫瘍)になって
しまいます。

でもラバーダムという感染予防をしっかり行った
神経の治療で、ほとんどのおできが治ります

患者さんの思い込み

このかわいいお人形を見てください。ロバに乗った
娘さんを男の子が前から引っ張り、天使が一生懸命
後押しをしています。
でもロバはいやがって前に進まないよう
踏ん張っています。

$ドクターきよしのブログ-人形
この人形を見るといつも私達の患者さんの歯ブラシ
に対する思い込みのことを感じます。
ほとんどの患者さんは子どもの時から毎日歯を
磨いています。
でも自分なりの歯ブラシに対する思い込みがあって、
なかなか専門家の話についてきてくれない人もいます。
ロバが患者さんの思い込み、 
乗っている娘さんが患者さん
前からロバを引っ張っているのが歯医者
後からロバを押しているのが歯科衛生士
と思えます。
新しいお口の清掃法を、自分の生活習慣の中に
取り入れるのはとても大変なことなのです。
それは患者さんは一人一人みな違った生活環境と、
価値観を持っているからです。
そんな患者さんに
ワンパターの指導は通用しない
のです。
この人形を見る度にそのことを思います。

一束の電動歯ブラシの効果はすごい!

先にお話ししたように、現在私は6種類の口腔清掃器具
を使用して、毎食後約8~10分かけて口腔清掃しています。

1)先にお話ししたウルトラフロスというデンタルフロス
  で、歯間部の清掃をします。約2分
$ドクターきよしのブログ-うると



2)大小種類の太さの歯間ブラシを使って、歯間部を
  清掃します。 約1分 
$ドクターきよしのブログ-歯間ブラシ


3)ブラウンオーラルB2000を、i-phonのソフト
 「5分歯みがき」の指示通りに5分かけて清掃します。
$ドクターきよしのブログ-ブラウン

$ドクターきよしのブログ-5分

4)GC社のprinia soft に1束のブラシを付けて約1分
 主に旧歯部歯間部と前歯の内側を鏡を見ながら清掃します。
 歯の大きさに比べて、1束の歯ブラシの大きさが丁度
 合っていて、歯間部にキレイに歯ブラシの毛先が入る
 のが判ります。
$ドクターきよしのブログ-1束
5)舌クリーナー 
 プレミアムプラスという尖端の凸凹で舌の汚れを取ります。
 ブラシの毛より、効果的に舌の汚れが取れます。口臭の
 原因になっている舌背部のプラークを取ることができます。
$ドクターきよしのブログ-舌


6)最後になってしまいましたが、必ず口腔内を見るため
 の拡大鏡が必要です。3倍~5倍のものが良いでしょう。
$ドクターきよしのブログ-鏡