ドクターきよしのブログ -11ページ目

自分の口の中を良く見て知ることの意味は?

前々回、患者さんは自分の資料で無ければ関心を持たない
という話を書きましたが、患者さんが自分の口腔内の状態を

1)14枚の口腔内のカラー写真

2)18枚のX線写真

3)診断用咬合器に付けた模型
等で見て、詳しく知り

さらに病気の原因が、自分の口腔内細菌で
その動いている状態を実際に顕微鏡で見て、
予防の相手(敵)が何かを知る

この見て知るということが、患者さんの予防
と治療に対する意識(モチベーション)を揚げてくれます。

治療が始まれば、5倍に拡大した治療状況を顕微鏡下
治療の実況生中継で、病気の実体と治療内容を見て知る事が
出来ます。
家で歯ブラシをしているときも、LEDライト照明の付いた
3倍の拡大鏡ミラーで、どの歯にどのように
ブラシの先を当ているかを見て知る。これも歯ブラシの
実況生中継
なのです。

自分の口腔内をよく見て知ることが、はじめて患者さんの
予防に対する自己責任を啓発することが出来るのです。

歯科医師や歯科衛生士におんぶにダッコの予防と治療では
むし歯や歯周病という生活習慣病は、
改善されないことを判ってくれるのです。

患者さんと我々歯科医師が患者さんの口腔内をよく見て知る
結果、我々歯科医師も疾病中心主義の治療から、
患者中心主義の治療に変えざるを得ないのです


疾病中心主義の治療とは、歯の治療だけに専念して、
その患者さんとの関わりを他に持たないのです。
それに対して、患者中心主義とは患者さんの
口腔内の病気に全人的に関わって行く姿勢です。
歯だけが歩いて歯科医院来ているのでは無く、
口腔内の病気を1人の人間の1つの病態として見て
治療していく治療方針です。

あなたは口臭がきになりませんか?

家族や、親しい友人に、自分では気が付かない、
あなたの口臭を指摘されたことがありますか?

歯や口の悩みのある人の中でも口臭に悩んでいる人は
とても多くいます。口臭は人間関係に影響するとても
デリケートな問題です。

口臭-1

口臭の発生原因は、口の中にいる嫌気性菌(酸素の嫌いな細菌)が剥離した細胞や細菌のタンパク質を分解して
臭いガスを作ることを知って、正しく予防対策を行えば、口臭の事で悩むこともありません。


原因


今では、半導体ガスセンサーを用いて、簡単に
あなたの口臭を計ることが出来ます。

測定器

口臭の原因は、1)ムシ歯、2)歯周病、3)適合の悪い詰め物、
4)清掃不良、5)舌の上の汚れ(舌苔)などが主で、
特に最近では舌の清掃も口臭予防に大切だと見直されています。

 財団法人 8020推進財団の資料より

4大不潔域とは?

虫歯になりやすい、清掃の難しい歯の部位を
3大不潔域といいます。
1)歯のかみ合う面の細かい溝 (咬合面)緑の矢印
2)歯と歯肉の境の部分 (歯頸部)青の矢印
3)歯と歯の間 (隣接面)赤の矢印

❸不潔域

虫歯の予防には、この3カ所の清掃が大切と
教わってきました。

しかし治療を受けた歯には新たな不潔域が増えます。
それは、歯に詰めたり、被せたりした、修復物と
歯の境目が新たな不潔域になるのです。

不良

第4の不潔域 金属の詰め物と歯の境目

どのように精密に作った詰め物や被せものも、
歯に接着する際に、唾液に溶けてしまうセメント
を利用する限り必ず問題になるのは、
その境目が第4の不潔域になるのです。

ですから安易に歯を削って詰めたり、被せたりすると
第4の不潔域が増えてしまうので、歯に着かない金属で
詰め物をしないで 今では、歯に接着する材料で詰め物をします。

接着する材料

境目が不潔域になりにくい接着性の材料