ドクターきよしのブログ -9ページ目

ムラサキ草が咲きました。

ムラサキ草は,昔の武蔵野には自然に見られた
野草だそうです。
平安時代から万葉集にも出てくる花です。
ムラサキ草の根から、きれいな紫色の色素を採って
着物の染めに使ったといいます。
紫色は当時、高貴な人しか使えない特別な色だった
そうです。

私の母校都立小石川高校の校章と襟章はこの花を
デザインしました。

ムラサキ草

右は都立小石川高校の襟章です。

花は8ミリ位の白い小さな花です。
高校の同窓会からこの4年位、毎年花の種を送って
もらい、栽培していますがなかなか発芽、開花
しませんが今年はやっと開花しました。
毎朝楽しみに小さな白い花に挨拶しています。

今年播いた種もやっと発芽しましたので,来年は
もっとたくさんの花が見られると思い、楽しみに
しています。

発芽

今年発芽したムラサキ草

朝は時間が無くてフロスなんかやれない!

歯ブラシだけでは50%しか汚れは取れないという
事実から、いくらお母さんに子供のムシ歯予防に
フロス使用の必要性を説明してもなかなか判って
もらえません。
朝は,時間が無くてとてもフロスなんかやっていられ
ないとお母さんは言います。
でも、お母さんと子供に、子供の口から採ったばかりの
プーラーク(細菌)がうじょうじょと動いている動画
を顕微鏡で見せて、こんな細菌とご飯を一緒に
食べたいですか?と聞くと全員ノーと言います。
また口には誰でも,大便の10倍の細菌がいる
事も判っています。口にはお尻の10倍の細菌が
住み着いている事を説明して、
子供に朝うんちをした後に、おしりを半分しか
ふかないで平気かい?
と聞きます。
勿論全員、気持ちが悪くてイヤだといいます。

位相差

子どものフロスが習慣化されないわけは,我々の
説明不足からくるお母さんの無理解にあると思います。

私は何を残しただろう?

東北大津波の被災者支援の歌が、よくテレビでも放映
されますが、その中でこんな災害の後でも季節が来れば
花はまた咲くが、私は何を残しただろう
と言う歌詞がとても心に残ります。
去年は、私の近くの同級生が急死しました。また今年の2月には
同じく同級生が急に仕事を辞めてしまいました。
自分も歯科医師として開業して43年目になりますが、
私は一体何を残したのだろうかと考えました。
私の治療した歯は、年を重ねると、患者さんとともに老化して、
壊れてしまうこともあります。最後は火葬場で骨と一緒に
自分の治した歯の残骸を見て、むなしくなります。
私が残す物は治療した歯だけではなく、むし歯と歯周病、
歯の破折という病気と老化現象の

予防の正しい知識と技術を患者さんに教え、
患者さんの自己責任を啓発する事だと思います。

歯医者任せではむし歯や、歯周病、歯根の破折という
生活習慣病は治らないのです


先の東北地方の大震災の後、
大津波で約2万人を超える被災者が亡くなりました。
こんな中でも、大津波の被害を被らなかった村が
岩手県に2つありました。
1つは、姉𠮷地区で、大津波記念碑に記載されていた
「これより下に家を建てるな」の忠告にしたがって、
海抜60メートルより高い土地に村ごと移住したため,
40メートルの津波も被災しないで済みました。

石碑



もう1つは普代村 和村幸得村長の英断で、多くの
村民の反対を押し切って、1984年に作った
高さ15.5㍍、205㍍の防潮堤のお陰で3000名
の村民は津波から命を助かったのです。このように

災害の予防は直ぐには結果が出ない先行投資
が必要なことが判ります



堤防

写真の右奥が住宅街で、堤防で津波の被害を受けないで済みました。



アメリカのタクシー運転手の話:移民の多いタクシー
運転手は最低6ヶ月に1回はメンテナンスを受けている
といっていました。
それは予防は治療より安くできる事を知っているからです。

歯の病気の予防もこのように結果が直ぐには見えない
先行投資が必要なのです。