山餐サウンズを終えたあとの24日のCat's Hall、
わたしの体調不良により急遽ベロニカ男性陣、3人のみでのステージとなりました。
福島遠征のあと、喉がかゆいなーと思ってて、ああそういえば福島行ってた時は鼻うがいやビタミンC飲むのサボっちゃったなと。
そこから朝晩と鼻うがいを増やしてビタミンCもこまめに飲んでたんですが、前日になったらいよいよ声が出なくなってしまいました。
龍角散飲みまくったり毎食豚足食べたり(ゼラチンが喉に良い)気休めのハチミツ流し込んだり枕元にネギ置いて匂い吸い込みながら寝たりとしたけど……
出ないもんは出ない!!
そう、それらは全て喉の不調を治すには有効ですが、喉が痛いとか腫れてるわけではなく、気管支炎を起こしていたのです。
ダルいとか熱とか鼻水とかの不調はないので余計に腹立たしかったです。
ライブ当日の朝も早くに発声練習をするもやっぱりカスッカスで高いキーが出ず、
「ナンデェェェェ」とカスカスで叫びながら床をのたうちまわってました。
しかし連絡は早い方が良いと思い朝10時頃にメンバーに連絡。
すると、「レコーディングで録ったボーカルの声だけ同期して3人で演奏する」ということになりました。
ライブ配信もリアルタイムで見てましたが、本当に準備時間もない中で大変だったろうな…と。
MCがやっぱりたどたどしくて、組み立ての若手バンドマンみたい。けどその分、いつもライブの進行は自分に安心して任せてもらえてたんだなと感じました。
自分の声が流れているライブを見るのはちょっと追悼ライブみたいでしたが。
あとヒグチさんだけ1曲ごとにずっとニヤニヤしてた。
この日対バンだった、than、明暮、BLOWIN SMOKE、ぜひまた一緒によろしくお願いします!
体調不良でライブ出れなかったのは本当に7〜8年ぶりのこと。
あまりにショックで当日はずっと呆然としてました。
そしてこのタイミングで二日後には千葉ANGAのライブ。
みんな多分この日も、歌を同期させたステージをやるつもりだったんじゃないかな。
しかし、そうはさせない。
「インストや朗読を入れて昔のダークなベロニカのセトリでいこうよ!」
トッパーベロニカ。
セットリスト
1.Inst.
2.光の中のガラス
ジャジーでオリエンタルでとっても素敵。
アコーディオンの音色大好きなのでとっても好みのバンドサウンドでした。
3番手はお久しぶりの「パキラ」
コロナ以降会ってなかった!久々に会えたのも嬉しかったけど、当時も大好きだった「アカネ」や「タクシードライバー」などなどゴールデンベストって感じのセトリで大興奮でした。
4番手は「エル・サント」
とてもフォーキーでロック!
二人のハモリも素晴らしくて、街の酒場がよく似合う2ピースでした。
そしてトリは「オトループ」
登場から出演陣の名前を入れたラップで一気にアガりました。
演奏もみんなキレキレで早い時間から来ていたファンの方々も大盛り上がりでした。
終わったあと。
パキラのゆうこりん、相変わらず面白くて最高だったな。
この日、自分が100%の出来だったかなんて、もちろん違うと思うけど、
そんなのは体調が良かろうが悪かろうがいつだってそう。
だから何度もライブはやりたくなるんだ。
「ちゃんと声が出て歌えなきゃダメだ」
「下手に思われたくない」
「いつも通りのものを見せないとお客さんに申し訳ない」
そんな気持ちがずっと何かをせきとめていたのだけど、
「今の自分にできることでステージを成り立たせたい」
そんな思いが急にそれまでの自分を壊してくれたような気がして、目の前がパッと明るくなりました。
昨日SNSでも少し呟いたけど、昔、高円寺のフリーライブ中に声が全く出なくなって、
来てくれたベロニ子さんたちがみんなで歌ってくれた事がありました。
嬉しいやら情けないやらで泣いてしまって。
そのあと、当時ちょいちょい観に来てた元音楽関係者っていうおじさんにこっぴどく説教されてまた泣いて。
あの時の怒りや悔しさや恐怖にずっとわたしは縛られていた気がする。
どんなことを言われたかは細かく覚えてないけど「そんなのはプロじゃないね」という一言だけはずっと覚えている。
その人の言った"プロ"とは何か。
一定のクオリティを保った人の期待に応えるパフォーマンス、そんなとこじゃないのか。
そうだとしたら実に浅はかだ。
そんなもんじゃないと思う、いろんな形に変えられる、変化させられる頭の柔らかさが舞台人だ。様々な舞台の上で様々なアクシデントに対応できてこそじゃないのか。
お客さんと一体になって歌うショーだっていい。
それが今一番良いと判断したのなら。
そもそもプロになりたいだなんてわたしは一言も言ってないし音楽やってる人は全員メジャーに憧れていると思われたのも癪だった。
昨日のANGAのライブを終えた時、ざまぁみろと舌を出してる気持ちだったよ。あの日のことに対して。
ボーカルがいなくてもなんとかライブに出ようとしてくれたり、急遽「朗読をするからインストをここで弾いてくれ」と言ってすぐ「OK」と言ってくれるような仲間がわたしにはいるんだもの。
個々の能力のバランスはとっても悪いかもしれないけど。
けどどんな場所でもどんな状況でも、そこをステージに変えるのがうちのバンドの強みだよ。
まだ声の調子は戻ってないけどね、昨日はとても清々しかった。
それではまたね。
ライブスケジュール
2024年6月7日(金)
新宿Merry-Go-Round
「ギョエンオルタナティブ」
◼️OPEN/START 18:45/19:15
■TICKET 3000円1Drink付き
◼️ タイムテーブル
19:15〜 砂上の楼閣
20:00〜 VERONICA VERONICO
20:45〜 Kill The Gossip
21:30〜than
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2024年6月12日(水)
越谷EASY GOINGS
O-taneil pre. Don't Freak Out! Vol.72
◼️OPEN/START 17:15/17:45
■TICKET 前売り2400円 当日2900円(+1Drink)
◼️ タイムテーブル
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2024年6月29日(土)
新宿3丁目UNDERGROUND Azzitto1224
バンダナ企画「縁」Vol.124
◼️OPEN/START 18:30/19:00
■TICKET 2500円+1Drink
◼️ タイムテーブル
19:00〜 アラタ外ヒロ
19:50〜 VERONICA VERONICO
20:40〜 Fire-Pass
食べ物持ち込みOK
喫煙席のため未成年禁止
VERONICA VERONICO youtube チャンネル
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