Keyaki -18ページ目

今年の抱負。

今さらながら今年の抱負。

本当は年始に書こうと思ったけど、Visa取得の手間に翻弄され続けBlogを書く余裕もなかった。Visaもあとは待つだけとなった今、やっぱり書いておこう。


今年はズバリ「下積みの年」。
一つの土地に定置して技術や経験を積み重ねる最初の年。
これから2016年までの3年間は大事な下積み時代、今年はそのスタートの年。


まずは技術を徹底的に磨く。
音楽家に限らず、何かのプロであるなら「想い」はあって当然、その中に確かな研ぎ澄まされた技術と独自の芯のある世界観があってこその一流。

重ねる、重ねる、ひたすら重ねる。
何度も何度も磨いて一歩づつ上に登る。



今年のやる事。

・各楽器の演奏技術のUP
・人前での演奏機会を増やす
・楽典の知識を身につける
・Rec,Mixing,Masteringの技術と知識の向上
・作曲を数多く
・体作り
・フランス語会話の向上

これが今年一年間のすること。


そして、

今年はあえて自分を“人に判断(評価)される立場”に置く。
コンペティション、バトル、各ジャンルで開かれたありとあらゆるものに挑んで、そして自分ができる最大限のパフォーマンスをして、それを人に判断してもらう。評価してもらう。
賛否両論の意見を蓄えて分析し、更なる成長へのヒントとする。



下積みの年。土台作りの年。


幸い、ここブリュッセルではまだ友達もいなく、言葉もまだまだ未熟なので、日本のように社交的に飲み歩くということもない。


これまでの4年間の旅生活はハプニング続きで、夢をもって希望に溢れた冒険活劇。
信じられないくらい素敵な事も、考えられないくらい最悪な事もあってとてもドラマチックだった。
移動生活のメリットもデメリットも沢山知った。

そして思ったこと。

「絶対あの山に登りたい。絶対山頂に着きたい。」

ここからは、確実に目的地に到着するために必要なことをします。 

しばらくは一点定住。
それが今は大事です。

Blog内容はこれまでに比べて地味な内容になるかもしれませんが、楽しんで見てくださる方、引き続き応援よろしくお願いします。



ブリュッセル、確かにビール旨いです。




写真は家の窓から見るうちのブロックの中庭。





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アルバム「floating rapture 2.0」がbandcampでも購入可能になりました。
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ちなみに売り上げ上位は、
1,Japan
2,Uk
3,France

なぜか6位にエストニア。

https://keyaki.bandcamp.com/

ありがとうございます。




welcomeじゃない。


そう、実はベルギー、移民や移住はできればあまり入れたくない。

もちろん才能ある逸材やベルギーの利益になるような人材は別だが、誰でもウエルカムで住まわせるわけではない。

地元ブリュッセル育ちのベルギー人が言うには、実際もうあまり外国人は移住させたくないのがベルギー人達の本音らしい。




というのも、

今から約20年程前、ベルギー政府は自国の景気上昇のために南ヨーロッパおよび東ヨーロッパから大量に労働者を集めて移住させる政策をとったらしい。
対象者はマインニングや工事などのいわゆるブルーワーカー達で、安い賃金で仕事を与える代わりに移住して市民権とアパートを与えるというもの。
移住にかかる費用を負担する制度もあったらしく、当時仕事のない東欧や南欧の労働者にとってはかなり好条件にみえたようだ。

政府の計画通り労働者達はベルギーに移住して経済を支え(一部の富裕層の為にね)、一時は景気もよくなったようで政策は成功したかのようだったらしいが、弊害(ベルギー国にとっての)も出てきたらしい。

それは移住してきた労働者の家族・親族・友人達が彼らをたよって大量に押し寄せてきたこと。

これによって移住地域の人口は急激に増え、担当地域のコミューンでは連日連夜の移住手続きラッシュ。断っても断っても次から次ぎへ家族と名乗るものが押し寄せ、予期せぬ事態に自治体は大慌て。次第に断られても無許可で勝手に滞在するものもでてきて、あれよあれよと言う間に気づけば不法労働者たちが増加。

不法労働者が増え始めると、それに伴い犯罪やブラックマーケットも増え始め、ついには治安が悪くなる始末。宗教や人種の問題もでてきて大わらわ。そこまで予測していなかった政府は成す術なし。いままで来た外国人労働者に帰ってくれともいえず、やむなくとった手段が「もう新たに外国人移住させない」という判断。

というわけでこの10年間というもの、移住担当地域における家族IDの発行は慎重に慎重を重ね、何重にもCheck工程を増やして、なるべくネガティブに対応するという姿勢を続けているというわけ。

だからあんなにも家族ID取得が大変なわけです。


※一番北の大きなVille de Bruxellesが自分がすむ地域。



2014年現在、総人口約1200万人程度しかいないこの国の4人に一人がイスラム教信者。
イスラム系の学校や施設も増え、それに伴い地域によっては社会システムも変わってきているという。

ただでさえオランダ語圏系とフランス語圏系の民族の対立があり、国内で言語統一すらされていないのに、そこにイスラム系までが入り、さらに他の外国人達までが入ってくるとなるともう、じゃあベルギーって何?ベルギー人って何?って話になるわな。

もちろんいまでも政治や企業の主要ポジションは昔からのベルギー人が握っているけど、それもいつまでやらって不安もあるんだろうね。

陸続きの国だと島国にはないこういった問題もあるようで、国を維持していくってのも大変だ。
もう国なんて概念やめちゃえばいいのに。一部の既得権益者のためにしかメリットないんだし。



あ、昨日やっと警察の内見があり、これでID取得にまた一歩前進。
次は3ヵ月後のコミューンからの招聘を待つというフェーズになりました。



写真は、コミューンに行く日の早朝5時の家の前の通り。




そしてこちらは夕方の近所の通り。すっかり春の気候です。







長い!長すぎるぞ手続きが!!!

長い!長すぎるぞ手続きが!!!

まさかこんなに長くかかるとは思いませんでしたよ実際!
まったく、日本の感覚で構えているとえらい目にあう。

なんの話ってVisa取得の話です。ええ、ベルギーのブリュッセルです!

ベルギーに到着してから丸一年が過ぎているのにまだVisaで出ない!
(正確にいえば申請中なのでon the wayではあるけど、実質Visa無し状態。)
ちゅうぶらりんの元気のない金玉みたいな気分だわ。


久々のBlog更新だからいいNewsをお届けしたかったけど、、、
とりあえず、このBlogの読者で、今後もし海外移住を考えていて、それがもしブリュッセルで、しかもcommunes of the Brusselsだった場合にの人のためにここに経験をシェアしときます。



さて、どういうことになっているかを説明すると、

現在のブリュッセルでの自分の立場は、相方がブリュッセル市内の店に勤めているので「パートナーが現地で仕事をしているその家族」という状態。
つまり日本企業の海外支社駐在員の奥さん達と同じ立場。

この立場の人がブリュッセルに居住するには、「市民ID」というものを取得する必要がある。基本は「コミューン」とよばれる施設(日本で言う市役所)に出向き、手続きをすませるだけなんだけど、この取得にいたるまでのハードルが非常に高い。


その手順、

■パートナー(妻or旦那)が「市民ID」を持っている事が前提
■申請は本人が現地のコミューンで直接行う。
■コミューンに提出する必要書類を準備する
■コミューンの窓口にて申請手続きの予約を取りに行く
■予約日に専用窓口で第一書類提出しに行く
■現地警察の内見を受ける
■再度コミューンを訪れて第二書類提出しに行く
■最後にコミューンにIDカードを取りに行く

という流れ。
一見すると「なんだ大したことないじゃん」と思われるかもしれないが、シェンゲン滞在ルール(特にVisa無しの場合はEU圏内は180日期間中90日までは滞在できるが、それ以上滞在してはいけない。単純にいうと3ヶ月はVisa無しで居ていいけどそれすぎたら3ヶ月以上はEUから出なさいよって事)が重なってくるし、それぞれ制限があって実にややこしい。

詳細はこうだ。


■パートナーが「市民ID」を持っている事が前提

パートナーの市民ID取得には、その前にワークパーミット(労働許可証)を取得する必要がある。このワークパーミット取得は雇用主・会社の仕事。
だいたい申請してから約3ヶ月から長くて6ヶ月で取得できる(大手企業勤務だともっと早いらしい)。
そしてワークパーミットが下りてから初めて市民IDを申請。この市民IDをGetすることで初めて合法的に居住許可がおりるということ。言い方変えると労働の為の長期滞在Visaを取得し市民権を得た、という事。
市民IDは申請してから下りるまで最低3ヶ月かかるので、全部含めると最長9ヶ月。
ちなみにうちの相方は綺麗に9ヶ月かかった。家族の市民ID申請はこのあと始めてできる。
パートナーの市民IDが出ないと家族として市民IDの申請すらもできないので、
このルールを知らないで(普通しらないけど)パートナーと一緒にブリュッセルに来てしまった人はシェンゲン出入国ルールにのっとり、3ヶ月経ったらEUから出ないといけなくなる。そして、またもどってきても次の3ヶ月以内にまだパートナーの市民IDが出ていない場合はまた出国しないといけなく、なんども行ったり来たりを繰りかかえすハメになる。
ちなみに知り合いはこれにはまり、日本~ブリュッセルを1年間の間に3往復もしてて、それだけで疲れ果てていた。自分の場合はLondonに避難したりアイルランドいったりで対応した。


■コミューンに提出する必要書類を準備する

・健康診断受診証明書(現地の病院で受けたものがBest)
日本の日赤で受けたものをフランス語翻訳してアポスティーユ添付したものでも可という話もあるけど、コミューンによって、もっというとその日の担当者によっては受け付けないと言われることもあるので(日本じゃありえないけど、人によって言うことが変わる)現地で受けることをと強くお勧めする。受けてから証明書できるまで1週間前後。

・婚姻証明書
戸籍謄本を日本の本籍地で取得し、それをフランス語翻訳してアポスティーユつける。
日本で取る。その日に取れる。早い。日本早い。

・無犯罪証明書 
本籍のある県警に出向いて無犯罪証明を取得する。都内在住なら警視庁。(最大2週間 かかる場合もある)
海外居住の目的と言えば英語でだしてくれるしアポステもつけてくれる。
便利、さすが日本人の仕事。日本人の仕事クオリティ最高。
これは10日から2週間程度かかる。

・保険加入証明書
まずパートナーが現地で保険に入り、家族もそれに加入する。
加入した証明書が必要。保険会社はたくさんあるので現地のShopに行って申し込めばいいだけ。ただ申し込み時に住所証明書が必要。これは保険会社のほうで取り方を教えてくれる。証明書には保険会社担当員のサイン必要。その日にできる。

・パートナーの現地での雇用契約書と給料明細
これは雇用会社に言えばくれる。雇用主か責任者のサイン必要。
どれくらいかかるかはその会社による。ちなみにうちの場合はその日にもらえた。

・賃貸契約書
入居するときに大家とかわす契約書のコピー。大家のサインが必要。
これはパートナーが現地住宅入居時にもらうもの。

・パートナーのIDのコピー
これは基本的にまずパートナーが市民IDもってないと申請できないので、それを証明するためのもの。


■コミューンの窓口にて申請手続きの予約を取りに行く

いざ全ての条件と書類がそろうと、やっと市民IDを申請するフェーズに入れる。
申請は本人がコミューンに直接出向いて専門窓口にて担当官に書類を提出し、不備がないかCheckを受けることで始まる。
しかし窓口に書類を提出だすだけなのに予約が必要。
ところがヒドいのは予約の方法。
予約をとるだけのために本人が直接コミューンの受付に行き、開いている日を確認してもらって予約をとる。
電話やインターネットでの予約はできない。直接窓口へ行く。
朝8時半にOpenするコミューンの窓口はその時間には既に大体100人前後が並んでいる。殺伐とした雰囲気、やれ順番をぬかしたとか割り込んだとかで時々怒鳴りあいの喧嘩が起こる。並んでいる人はみな苛立っている。もしOpen時の8時半にいったとすると100人の列の最後尾に並ぶことになり、自分の番がくるまで約2時間半くらい待つはめになる。冗談ぬきで毎日その状態。
なので列の先頭につけようと思うなら早朝5時には行って玄関でならぶ。
ちなみに自分の場合は5時20分始発で行き、5時半に現場に行ってたけど、それでもいつも10番目くらいだった。早い人は5時前にきてるらしい。
5時半に行って並んで8時半まで待って窓口があいて自分の順番がきたら予約を取って帰る。予約を取るのは開いている日の確認だけなので30秒くらい。アホか。

ちなみにコミューンはこのシステム改善する気はないらしい。

このインターネットの時代に、このスマホの時代に。。。なんというサービスクオリティ。。。


■予約日に専用窓口で第一回目の書類提出しに行く

窓口で予約がとれたら、その予約日の指定時間にコミューンに行く。
予約なので早朝から列に並ぶ必要はない。
専用窓口に行き、担当官に必要書類を提出し、不備がないかチェックを受ける。
10ユーロの手数料とID用写真を提出。
無事に担当官が全ての書類を受け取ると、ここで初めてID申請手続きが開始されたというステータスになる。
この時「申請証明書」をもらう。これは「現在この人は市民IDを申請している最中です」というもの。これがもらえると市民IDが許可され発効されるのをまつ間はシェンゲンルールの滞在許可期間がきれても合法的にこの国にいる事ができる。

(ちなみに自分は今ココ)


■現地警察の内見を受ける

地元の警察が住居を訪問し、実際にその申請者がそこに住んでいるのか目視で確認するというもの。書類提出から約2週間程度でくるらしい。
ちなみに自分は先週申請がStartしたので今週か来週に警察がくるんだと思う。
それで警察がきてから約3ヵ月後にコミューンから招聘の手紙がくる。
なぜ3ヶ月もかかるのかは全く不明。意味不明。


■再度コミューンを訪れて第二書類提出しに行く

招聘の手紙に書いてある期日にコミューンに行き、無犯罪証明書などの必要書類を提出する。この日はただ書類を提出するだけ。


■最後にコミューンにIDカードを取りに行く

最後の書類を提出してから約2週間後にIDカードの現物を受け取りにいく。
これでやっと市民ID取得完了ということになる。

なげー。なげーよ。。。



自分の場合はこれから警察の内見があるので、実際の取得にはもう3ヶ月はかかるということ。でもひとまずon the wayだし、合法的に在住することができる段階まできたので一安心。
この一年間はこの合法的に居住するということに時間と労力をついやした。
そのおかげで音楽的な活動も制限されたのでかなり忍耐の1年だった。
シェンゲンルールとID取得の狭間で入れるかどうかわからないLondonに避難したり、再度ベルギーにもどっても会い方の市民IDが出ていなかったのでまたEUからでなきゃいけなかったりで、時間と金もかかった。

移住するのに準備だけで1年以上もかかるとは思わなかったので実際感じた大変さは結構大きかった。
ほかの国の場合はどうなんだろう。もっと大変なところもあるんだろうか。
ベルギーのブリュッセルの場合は簡単ではないという感想です。


体験からお勧めできる申請の手順としては、

①まず一番初めに勤務するパートナーが雇用主や会社から現地のワークパーミットをもらうこと。このワークパーミット取得は会社の仕事。

②勤務者がワークパーミットもらってから現地入り。現地で市民IDを申請する。申請から3ヵ月後に市民IDをGet。
勤務者が市民IDを取得するまでは家族は日本で待機して必要書類を準備しておく。

(我々の場合はこれからワーパミ申請しますっていう状態で二人で現地に行ったので、シェンゲン滞在ルールの兼ね合いで何度も出入国しなきゃいけなくなった。でもオーナーが2週間で出るっていうからいったんだけどね。オーナーがベルギーの事情をよく知らないで話をすすめたのが原因)

③勤務者の市民IDが降りてからはじめて家族が準備した全ての書類をもって現地入り。
それから現地で必要書類そろえはじめる。(健康診断、保険加入など)

④提出する全ての書類がそろったら、申請手続きの予約を取るために早朝の殺伐大行列大会に参加する。

という流れ。

これは自分の体験の場合なので、あくまで一例です。
ほかにももっとスマートな方法があるとは思いますが、体験のシェアということで誰かの参考になれば幸いです。

あとはコミューンでの担当官の理不尽と感じるやり取りや、列に並んでいるときの矛盾や、なにこれ?は?人類か?と思うような想いもここには書ききれないほど沢山ありますが、不条理に腹を立てても何も状況が変わるわけでもないので鼻でもほじってのんびりビールのんで朗らかに状況を見守るのがいいと思います。。



自分の場合はまだ手元にIDがきたわけではないので実際の取得までは気が抜けませんが、引き続き耐え忍ぶ所存。あとは気の持ちよう。





2014年3月現在の情報でした。





ムール貝食ってビールのも。