深夜2:30にようやく帰宅できました![]()
うわ~~~~~~~~~~~~~
つ、疲れた~~~~~~~~~~
今日はかなり長い間、パソコンに向かっていたので
腰がもうバキバキでになってまして。
耐えられず、帰宅後、速攻でバーに向かい
軽くカラダをほぐしたところです。
は~。
いいタイミングでバーを買えて本当によかった![]()
ストレス溜まるわ、カラダ硬くなるわで、
危ないところでした![]()
で、そしたら同じく深夜に仕事していた人から
「なんで今送ってくれちゃったかな~」というタイミングで
私が送ったものに対してお返事がありまして…
しぶしぶPCを立ち上げたと、そういうわけです。
立ち上げるとブログを書きたくなるじゃないか![]()
もう睡眠不足は覚悟のうえで
(でも明日はちょっと遅くても大丈夫なの)
書きかけだった「ロミジュリ」レポートを仕上げてみます![]()
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すでにお伝え済みではありますが、
土曜日には大好きなロミジュリを観てまいりました。
K-BALLET COMPANY
「ロミオとジュリエット」
芸術監督・演出・振付:熊川哲也
ロミオ:遅沢佑介
ジュリエット:SHOKO
マキューシオ:西野隼人
ティボルト:清水健太
ロザライン:淺川紫織
以前も書きましたが→過去記事こちら
私はロミジュリが大好きで
マクミラン版とかノイマイヤー版とか、とにかく
「ロミオとジュリエット」と名のつくバレエは
なにがなんでも観まくっています![]()
過去、何回観たかは覚えていません…。
ちなみに、もう10年くらい前になりますが、
新国立でやっぱりロミジュリを観にいったら、
当日たまたま、どなたかがケガをされて、
その代役が…
特別ゲスト:熊川哲也
と書いてあって仰天したことがあります。
マキューシオ役でした。
そのときの熊川さんが素晴らしくて、
「マキューシオ、絶対に死なないでくれ」と願ったほど![]()
このときのすばらしい舞台体験のおかげで、
さらにロミジュリ好きに拍車がかかったのですが、
のちに熊川さんの自伝『メイド・イン・ロンドン』を読んだときに、
実はこのときの代役出演が、彼の転機(気持ちの意味で)となった…
と書かれていて、さらにさらにロミジュリという作品がもつ
精神的な面に心惹かれるようになりました。
多くのダンサーが「踊ってみたい」と切望し、
踊ったあとは「成長するきっかけになった」と語る、
バレエ『ロミオとジュリエット』![]()
今回、その作品を熊川哲也さんが振付・演出するとあって、
絶対に見逃せないわ、と思っていたのでした。
キャストは非常に悩みましたが、
あえて熊川さんではない方がロミオ役を踊るものを選びました。
(あとSHOKOさんも観たかったので)
たぶん熊川版で、熊川さんが踊るのを観たら
「絶対にいい」のは当たり前。
今回、あれほどまでのマキューシオを踊られた方が、
どういう振付で、どういう演出で持ってくるかに
かなり興味があったので、
ご本人が踊られるのではないものを拝見したかったのでした。
拝見して、しばらく、じーーーーっと考えていたのですが、
今回の熊川版は、とくに演出面において
とてもすばらしい効果を発揮していると感じました
いくつか、まとめてみま~す。
■キャラクター設定の深堀り
今回、登場人物のキャラクターを深めるため、
随所にマクミラン版からの変更点が加えられていました。
とくに、主人公である、
ロミオとジュリエットの人物像がよりくっきりと際立ち、
具体的には、その幼さ、あどけなさ、無縫さが
わかりやすく目立つ工夫がされていたと思います。
<ロミオについて>
通常のロミジュリ(マクミラン版)では、
1幕で両家が対立し、大公にいさめられるシーンで
その対立は、両家の男性の小競り合いがきっかけとなります。
今回の熊川版では、
ロミオをめぐる女同士の争いなのが
非常に面白かったです。
最初、ロミオはロザラインにちょっかいを出し、
ロザラインもまんざらではない様子。
それを見た、モンタギュー家側の女性が
「私たちのロミオに何するのよ!」とばかりに食って掛かり、
女同士が小競り合いを引き起こします。
最終的には、男性もそれに加わり、
ティボルトとロミオの争いがあってから
大公にいさめられる…といういつもの流れになりますが、
小競り合いの発端を「女性同士」としたことで…
ロミオ=無邪気で子どもっぽく、
何が起こるかは考えずに軽い気持ちで行動してしまう、
ちょっと女好きの面もある普通の男の子
というキャラクターが、とても明確になったように思いました。
1幕でここを深堀りすることにより、
のちのち、ジュリエットと恋した彼が急速に成長を遂げる
その成長ぶりがとても明快になりますよね。
とくに見せ場となる「バルコニーシーン」
「別れの朝のシーン」「自害するシーン」において、
大きな成長がくっきりと見えるので、
1幕でロミオの人物像を明確にしたことが大事だったんだなぁと
感じたのでした。
<ジュリエットについて>
マクミラン版では、
最初の登場時、ジュリエットには乳母だけが味方です。
今回の熊川版では、
乳母以外の「おつきの女性(侍女)」が1幕から5人ほど登場し、
ジュリエットのまわりに存在していて、
ジュリエットも彼女たちをとても頼りにしているようでした。
(打ち明け話なんかしたりします)
マクミラン版でも、おつきの女性は出てきますが、
結婚式直前、ジュリエットが死んだ振りをしている場面で、
その死を発見する役割で、登場するだけです。
乳母=母親代わり
侍女=親友代わり
と、すこし役柄に与えられた役割は異なるのですが、
乳母だけではなく、侍女も登場させたことで
「ジュリエットは母親代わりの乳母だけでは足りず、
打ち明け話をする親友の存在も必要としている」ことになります。
つまり、できるだけ多くの保護者を求めている。
それほどに、まだ子ども。
ジュリエット=まだ心優しい味方の支えを必要とし、
恋愛の妄想をお友達(侍女たち)と話してドキドキする、
恋に恋する、夢見がちな幼い女の子
だということが、
侍女の存在が増えることで、はるかに伝わりやすく感じます。
この侍女の存在は、
ジュリエットが服毒するシーンでも効果を発揮したように思います。
ロレンス神父からもらった毒薬を持って
ジュリエットは部屋に入ってきますが、
このとき、父・母・乳母とともに侍女たちも全員を部屋から追い出します。
ジュリエットが「生き返るとはいえ服毒するほどの覚悟」を決めるのに
どうしても、ひとりで決断したいと思ったからなのですが、
このときに乳母&侍女と、かなりの大人数を追い出すことで
彼女の決意の硬さが、これまで以上に強固なものに感じられました。
だからこそ、そのあとに続くソロ(服毒シーン)は
かなり緊迫したものに感じられたのでは…と思います。
■開幕直前の音の変更
ロミジュリの音楽のなかで、
かなり印象的(そもそも、音が大きい)のが
1幕で、大公が両家を仲裁するシーンの曲。
じわじわと音が高まっていって、
大きなドラのような音が最後に鳴ります。
大公は両家それぞれのほうに歩み寄り、
「いい加減にしなさい!」というようなことをマイムで伝えますが、
そのときに、このドラのような音が鳴ります。
これが今回、幕が開く前の導入部で用いられました
ちょうど舞台上には薄い幕が下りていて、
2本の剣が交差した絵が描かれていました。
この音が高まり、ドラが鳴るタイミングで照明が切り替わり、
モンタギューとキャピュレット両家の争いを象徴するように
幕は赤く染まります。
このことにより、これから巻き起こる悲劇への期待と不安を、
より強く、観客に期待と恐れを抱かせることができる…
そう思って、あえて曲順を変更したのではと思います。
私はこの曲が子どものころ、ものすごく怖くて
妙な不安感にさいなまれたりしていました
子どもの感覚って素直なので、
この音には不安を呼び覚ます部分があるんだと思います。
(プロコフィエフって本当にすごい才能ですよね)
それを効果的に用いた、すばらしい演出だと感じました。
ぜひほかの舞台でも、このバージョンにしてほしいくらい。
■舞台装置について
2幕のキャピュレット家の舞踏会のシーンで、
かなり豪華な舞台装置が使われています。
実は私はこの装置を観たときに、最初
「あれ? キャピュレット家って、こんな俗っぽい家だっけ?」
と、ふと思ってしまったのです。
シャンデリアもぶら下がって、豪華絢爛な装置なのですが、
なんだかちょっと照明は薄暗くて、スモークまでたかれていて…
そこに赤紫を基調としたドレスの婦人が大勢出てくるため、
言い方は悪いのですが、ちょっと「娼館」のような印象さえありました。
これを帰宅してから、彼に話してみたところ
「うん、でもあの原作って別に、王様の家って設定でもないよね?
ベローナの街を仕切ってる大富豪で、つまりは商人でしょ?
商人ってことは、一代で家を築き上げたのかもしれないし、
成金っていう可能性だってあるよ。
だから『ちょっとケバケバしい』っていうのは、正しい解釈なんじゃない?」
と言われまして、
ものすごく納得![]()
しかも、この装置が非常にケバいと
ジュリエットの清純さがさらに引き立つんです。
「こんな家じゃねぇ…誰も味方がいなくてかわいそうに…」
と、とても感情移入しやすいように思います。
■衣装について
舞台装置の話にも通じるのですが、
今回かなり衣装の色合いが際立っていました。
ロミオとジュリエットは、
白やピンクを基調とした、清純さを訴えかける衣装。
可憐で愛らしく、どこまでもピュアです。
キャピュレット家(ジュリエットの家)は、
赤や紫を基調とした、かなり強めの色合いで
好戦的な印象がある衣装。
(全員、とても気が強そうに見えます)
一方のモンタギュー家(こちらがロミオの家)は、
ブルーを基調にして、物静かで冷ややかな印象。
雰囲気だけですが、どっちかというと
キャピュレットのほうが争いを仕掛けていて、
モンタギューは「やれやれ」とか言いながら相手にしているかのようです。
でも面白いのですが、
マキューシオは黄色×オレンジの衣装なんですよ!
マキューシオって、ちょっと道化の役割もあって、
モンタギュー家の側ながら、
どこか両家の争いを面白がっているような
客観的で中立の立場でもあります。
(なのに死んでしまいますが…)
その彼の衣装を、どちらの家の色ともかぶらない、
黄色系の色合いで作ったのは、とても面白いなぁと思います。
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ここまで、演出面ばかり触れてきましたが、
振付ももちろん面白かったですよ~![]()
熊川さんは、ロイヤルで何度もこれを踊った経験がおありなので、
マクミランの名残も非常に強いのではないか…と思っていましたが
かなり全面的に振付も変更していました。
ただ、どうしても思ってしまったのですが、
この振付は「熊川哲也さんが踊ること」を前提にしてる気がします。
今回、遅沢さんはかなり素敵だったと思うのですが、
それでも観ているうちに「熊川哲也でこれが観たい」とは
やっぱり思ってしまいました。
決めのポーズ、性格の描写、リフト…
どれもこれも「熊川哲也のロミオ」っぽく感じられることが多くて、
それはたぶんロミオというキャラクターが熊川さんに合ってるせいもありますが、
どうしても、熊川さんっぽい。
たぶん、あの振りを熊川さん本人が踊ると、
私が観た遅沢さんよりも、もうすこし実直さは薄れて
初期設定である「軽い気持ちで行動しちゃう男の子」というキャラが
生きてくるのではないかしら、と思います。
今回、意図的に熊川さんではないものを拝見しましたが、
それでもこう思えてしまったので…
どっちも観ておけばよかったな、というのが無念です。
そして、ダンサーについて。
上でもいろいろ書きましたが、
遅沢さんは、かなり実直なキャラクターを作っていらして、
とくにジュリエットと恋してからのロミオ像は
とても誠実で、真面目そのもの。
さきほども書きましたが、とても良い踊りだな~って思えて
なんかこう、素直に好感が持てるロミオでした。
とっても普通の男の子っぽさがありますが、
そこに物静かな大人っぽさも加わっているので、
後半がとくに良かったように思います。
カラダつきもスバラシイ方ですね![]()
長く、安定感のある脚がとても素敵でした。
SHOKOさんは、キャラクターの心理描写がすばらしいなと感じました。
すさまじい集中力があるダンサーって素敵です。
メリハリのある演技のおかげで、
ジュリエットの成長ぶりがとてもハッキリ伝わってきて、
親しみのもてるジュリエットだと感じました。
なんだか観ているうちに
「あ、こういう友達って昔いたなぁ」と思うんですね。
恋愛にすっごくあこがれていて、大騒ぎしていたんだけど、
あるとき、本気で恋愛したら、自分の意外な一面に気付いてしまって
一気に大人びてしまう…。
その性格の描写がとても明快で、
SHOKOさんの踊りはすがすがしいなと感じました。
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頑張ってまとめましたが、
ちょっと散漫な文章になってしまってゴメンナサイ。
ロミジュリへの思い入れと、
演出がよかった点だけは伝わってるといいのですが…。
もう1回どうしても観たいなぁと思います。
DVD化の予定があるそうなので、絶対に買わねば!と軽く決意![]()
ちなみに、3月にニーナ来日がありますが
その演目も何のためらいもなく「ロミジュリ」ですし、
来年に来日があるロイヤルも当然「ロミジュリ」を観ます![]()
ああ…気付けばもう朝4時になろうとしています。
もはや眠気はありませんが、寝てみます~~~~。
何度か校正かけましたが
書きなぐった内容みたいな気がするのが心残り…![]()
おやすみなさい。
あと2日で訪れる、終末を楽しみに![]()




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