深夜2:30にようやく帰宅できましたひよざえもん びっくり



うわ~~~~~~~~~~~~~

つ、疲れた~~~~~~~~~~うさ。



今日はかなり長い間、パソコンに向かっていたので

腰がもうバキバキでになってまして。

耐えられず、帰宅後、速攻でバーに向かい

軽くカラダをほぐしたところです。



は~。

いいタイミングでバーを買えて本当によかったポワント

ストレス溜まるわ、カラダ硬くなるわで、

危ないところでしたひよざえもん がーん



で、そしたら同じく深夜に仕事していた人から

「なんで今送ってくれちゃったかな~」というタイミングで

私が送ったものに対してお返事がありまして…



しぶしぶPCを立ち上げたと、そういうわけです。



立ち上げるとブログを書きたくなるじゃないか!!



もう睡眠不足は覚悟のうえで

(でも明日はちょっと遅くても大丈夫なの)

書きかけだった「ロミジュリ」レポートを仕上げてみますキラキラ



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すでにお伝え済みではありますが、

土曜日には大好きなロミジュリを観てまいりました。


K-BALLET COMPANY

「ロミオとジュリエット」


芸術監督・演出・振付:熊川哲也


ロミオ:遅沢佑介

ジュリエット:SHOKO

マキューシオ:西野隼人

ティボルト:清水健太

ロザライン:淺川紫織



きいのバレエとゴハン帳-20091112031436.jpg



以前も書きましたが→過去記事こちら

私はロミジュリが大好きで

マクミラン版とかノイマイヤー版とか、とにかく

「ロミオとジュリエット」と名のつくバレエは

なにがなんでも観まくっていますau



過去、何回観たかは覚えていません…。



ちなみに、もう10年くらい前になりますが、

新国立でやっぱりロミジュリを観にいったら、

当日たまたま、どなたかがケガをされて、

その代役が…



特別ゲスト:熊川哲也



と書いてあって仰天したことがあります。

マキューシオ役でした。



そのときの熊川さんが素晴らしくて、

「マキューシオ、絶対に死なないでくれ」と願ったほどひよざえもん がーん



このときのすばらしい舞台体験のおかげで、

さらにロミジュリ好きに拍車がかかったのですが、

のちに熊川さんの自伝『メイド・イン・ロンドン』を読んだときに、

実はこのときの代役出演が、彼の転機(気持ちの意味で)となった…

と書かれていて、さらにさらにロミジュリという作品がもつ

精神的な面に心惹かれるようになりました。



多くのダンサーが「踊ってみたい」と切望し、

踊ったあとは「成長するきっかけになった」と語る、

バレエ『ロミオとジュリエット』sei



今回、その作品を熊川哲也さんが振付・演出するとあって、

絶対に見逃せないわ、と思っていたのでした。



キャストは非常に悩みましたが、

あえて熊川さんではない方がロミオ役を踊るものを選びました。

(あとSHOKOさんも観たかったので)



たぶん熊川版で、熊川さんが踊るのを観たら

「絶対にいい」のは当たり前。

今回、あれほどまでのマキューシオを踊られた方が、

どういう振付で、どういう演出で持ってくるかに

かなり興味があったので、

ご本人が踊られるのではないものを拝見したかったのでした。


拝見して、しばらく、じーーーーっと考えていたのですが、

今回の熊川版は、とくに演出面において

とてもすばらしい効果を発揮していると感じましたキイロイトリ ハート



いくつか、まとめてみま~す。



■キャラクター設定の深堀り



今回、登場人物のキャラクターを深めるため、

随所にマクミラン版からの変更点が加えられていました。


とくに、主人公である、

ロミオとジュリエットの人物像がよりくっきりと際立ち、

具体的には、その幼さ、あどけなさ、無縫さが

わかりやすく目立つ工夫がされていたと思います。


<ロミオについて>


通常のロミジュリ(マクミラン版)では、

1幕で両家が対立し、大公にいさめられるシーンで

その対立は、両家の男性の小競り合いがきっかけとなります。



今回の熊川版では、

ロミオをめぐる女同士の争いなのが

非常に面白かったです。


最初、ロミオはロザラインにちょっかいを出し、

ロザラインもまんざらではない様子。

それを見た、モンタギュー家側の女性が

「私たちのロミオに何するのよ!」とばかりに食って掛かり、

女同士が小競り合いを引き起こします。


最終的には、男性もそれに加わり、

ティボルトとロミオの争いがあってから

大公にいさめられる…といういつもの流れになりますが、

小競り合いの発端を「女性同士」としたことで…


ロミオ=無邪気で子どもっぽく、

何が起こるかは考えずに軽い気持ちで行動してしまう、

ちょっと女好きの面もある普通の男の子


というキャラクターが、とても明確になったように思いました。



1幕でここを深堀りすることにより、

のちのち、ジュリエットと恋した彼が急速に成長を遂げる

その成長ぶりがとても明快になりますよね。



とくに見せ場となる「バルコニーシーン」

「別れの朝のシーン」「自害するシーン」において、

大きな成長がくっきりと見えるので、

1幕でロミオの人物像を明確にしたことが大事だったんだなぁと

感じたのでした。



<ジュリエットについて>


マクミラン版では、

最初の登場時、ジュリエットには乳母だけが味方です。


今回の熊川版では、

乳母以外の「おつきの女性(侍女)」が1幕から5人ほど登場し、

ジュリエットのまわりに存在していて、

ジュリエットも彼女たちをとても頼りにしているようでした。

(打ち明け話なんかしたりします)



マクミラン版でも、おつきの女性は出てきますが、

結婚式直前、ジュリエットが死んだ振りをしている場面で、

その死を発見する役割で、登場するだけです。



乳母=母親代わり

侍女=親友代わり

と、すこし役柄に与えられた役割は異なるのですが、

乳母だけではなく、侍女も登場させたことで

「ジュリエットは母親代わりの乳母だけでは足りず、

打ち明け話をする親友の存在も必要としている」ことになります。



つまり、できるだけ多くの保護者を求めている。

それほどに、まだ子ども。



ジュリエット=まだ心優しい味方の支えを必要とし、

恋愛の妄想をお友達(侍女たち)と話してドキドキする、

恋に恋する、夢見がちな幼い女の子



だということが、

侍女の存在が増えることで、はるかに伝わりやすく感じます。


この侍女の存在は、

ジュリエットが服毒するシーンでも効果を発揮したように思います。



ロレンス神父からもらった毒薬を持って

ジュリエットは部屋に入ってきますが、

このとき、父・母・乳母とともに侍女たちも全員を部屋から追い出します。



ジュリエットが「生き返るとはいえ服毒するほどの覚悟」を決めるのに

どうしても、ひとりで決断したいと思ったからなのですが、

このときに乳母&侍女と、かなりの大人数を追い出すことで

彼女の決意の硬さが、これまで以上に強固なものに感じられました



だからこそ、そのあとに続くソロ(服毒シーン)は

かなり緊迫したものに感じられたのでは…と思います。



■開幕直前の音の変更



ロミジュリの音楽のなかで、

かなり印象的(そもそも、音が大きい)のが

1幕で、大公が両家を仲裁するシーンの曲。



じわじわと音が高まっていって、

大きなドラのような音が最後に鳴ります。



大公は両家それぞれのほうに歩み寄り、

「いい加減にしなさい!」というようなことをマイムで伝えますが、

そのときに、このドラのような音が鳴ります。



これが今回、幕が開く前の導入部で用いられましたびっくり



ちょうど舞台上には薄い幕が下りていて、

2本の剣が交差した絵が描かれていました。



この音が高まり、ドラが鳴るタイミングで照明が切り替わり、

モンタギューとキャピュレット両家の争いを象徴するように

幕は赤く染まります。



このことにより、これから巻き起こる悲劇への期待と不安を、

より強く、観客に期待と恐れを抱かせることができる…

そう思って、あえて曲順を変更したのではと思います。



私はこの曲が子どものころ、ものすごく怖くて

妙な不安感にさいなまれたりしていましたガクブル



子どもの感覚って素直なので、

この音には不安を呼び覚ます部分があるんだと思います。

(プロコフィエフって本当にすごい才能ですよね)



それを効果的に用いた、すばらしい演出だと感じました。

ぜひほかの舞台でも、このバージョンにしてほしいくらい。




■舞台装置について



2幕のキャピュレット家の舞踏会のシーンで、

かなり豪華な舞台装置が使われています。



実は私はこの装置を観たときに、最初

「あれ? キャピュレット家って、こんな俗っぽい家だっけ?」

と、ふと思ってしまったのです。



シャンデリアもぶら下がって、豪華絢爛な装置なのですが、

なんだかちょっと照明は薄暗くて、スモークまでたかれていて…


そこに赤紫を基調としたドレスの婦人が大勢出てくるため、

言い方は悪いのですが、ちょっと「娼館」のような印象さえありました。



これを帰宅してから、彼に話してみたところ



「うん、でもあの原作って別に、王様の家って設定でもないよね?

ベローナの街を仕切ってる大富豪で、つまりは商人でしょ?

商人ってことは、一代で家を築き上げたのかもしれないし、

成金っていう可能性だってあるよ。

だから『ちょっとケバケバしい』っていうのは、正しい解釈なんじゃない?」



と言われまして、

ものすごく納得ひよざえもん びっくり



しかも、この装置が非常にケバいと

ジュリエットの清純さがさらに引き立つんです。



「こんな家じゃねぇ…誰も味方がいなくてかわいそうに…」

と、とても感情移入しやすいように思います。



■衣装について



舞台装置の話にも通じるのですが、

今回かなり衣装の色合いが際立っていました。


ロミオとジュリエットは、

白やピンクを基調とした、清純さを訴えかける衣装。

可憐で愛らしく、どこまでもピュアです。



キャピュレット家(ジュリエットの家)は、

赤や紫を基調とした、かなり強めの色合いで

好戦的な印象がある衣装。

(全員、とても気が強そうに見えます)



一方のモンタギュー家(こちらがロミオの家)は、

ブルーを基調にして、物静かで冷ややかな印象

雰囲気だけですが、どっちかというと

キャピュレットのほうが争いを仕掛けていて、

モンタギューは「やれやれ」とか言いながら相手にしているかのようです。



でも面白いのですが、

マキューシオは黄色×オレンジの衣装なんですよ!



マキューシオって、ちょっと道化の役割もあって、

モンタギュー家の側ながら、

どこか両家の争いを面白がっているような

客観的で中立の立場でもあります。

(なのに死んでしまいますが…)



その彼の衣装を、どちらの家の色ともかぶらない、

黄色系の色合いで作ったのは、とても面白いなぁと思います。



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ここまで、演出面ばかり触れてきましたが、

振付ももちろん面白かったですよ~sei



熊川さんは、ロイヤルで何度もこれを踊った経験がおありなので、

マクミランの名残も非常に強いのではないか…と思っていましたが

かなり全面的に振付も変更していました。



ただ、どうしても思ってしまったのですが、

この振付は「熊川哲也さんが踊ること」を前提にしてる気がします。



今回、遅沢さんはかなり素敵だったと思うのですが、

それでも観ているうちに「熊川哲也でこれが観たい」とは

やっぱり思ってしまいました。



決めのポーズ、性格の描写、リフト…

どれもこれも「熊川哲也のロミオ」っぽく感じられることが多くて、

それはたぶんロミオというキャラクターが熊川さんに合ってるせいもありますが、

どうしても、熊川さんっぽい。



たぶん、あの振りを熊川さん本人が踊ると、

私が観た遅沢さんよりも、もうすこし実直さは薄れて

初期設定である「軽い気持ちで行動しちゃう男の子」というキャラが

生きてくるのではないかしら、と思います。



今回、意図的に熊川さんではないものを拝見しましたが、

それでもこう思えてしまったので…

どっちも観ておけばよかったな、というのが無念です。



そして、ダンサーについて。



上でもいろいろ書きましたが、

遅沢さんは、かなり実直なキャラクターを作っていらして、

とくにジュリエットと恋してからのロミオ像は

とても誠実で、真面目そのもの。



さきほども書きましたが、とても良い踊りだな~って思えて

なんかこう、素直に好感が持てるロミオでした。

とっても普通の男の子っぽさがありますが、

そこに物静かな大人っぽさも加わっているので、

後半がとくに良かったように思います。



カラダつきもスバラシイ方ですねはーと

長く、安定感のある脚がとても素敵でした。



SHOKOさんは、キャラクターの心理描写がすばらしいなと感じました。

すさまじい集中力があるダンサーって素敵です。



メリハリのある演技のおかげで、

ジュリエットの成長ぶりがとてもハッキリ伝わってきて、

親しみのもてるジュリエットだと感じました。



なんだか観ているうちに

「あ、こういう友達って昔いたなぁ」と思うんですね。



恋愛にすっごくあこがれていて、大騒ぎしていたんだけど、

あるとき、本気で恋愛したら、自分の意外な一面に気付いてしまって

一気に大人びてしまう…。



その性格の描写がとても明快で、

SHOKOさんの踊りはすがすがしいなと感じました。



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頑張ってまとめましたが、

ちょっと散漫な文章になってしまってゴメンナサイ。

ロミジュリへの思い入れと、

演出がよかった点だけは伝わってるといいのですが…。



もう1回どうしても観たいなぁと思います。

DVD化の予定があるそうなので、絶対に買わねば!と軽く決意顔



ちなみに、3月にニーナ来日がありますが

その演目も何のためらいもなく「ロミジュリ」ですし、

来年に来日があるロイヤルも当然「ロミジュリ」を観ますにゃ



ああ…気付けばもう朝4時になろうとしています。

もはや眠気はありませんが、寝てみます~~~~。



何度か校正かけましたが

書きなぐった内容みたいな気がするのが心残り…しょんぼり



おやすみなさい。



あと2日で訪れる、終末を楽しみにテレ


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