「高尾山」と聞くと、まっさきに連想されるのは
ミシュラン三ツ星の観光地、東京都八王子市の高尾山だと思う。
しかし同名の山は日本各地にあり、
今回訪れたのはその中で山梨県甲州市にある、
標高1106mの「甲州高尾山」!( ̄▽ ̄)

高い木々が少なく、360度の大パノラマを楽しみながら歩ける、
天空の稜線歩きが魅力のこの山!

その眺望の良さが、山火事によって豊かな森林が焼失した結果と聞くと、
素直に喜んでよいのか難しい気分になるが…(;‘∀‘)
植林された木々が大きくなるまで、
この先数年の間は富士山や南アルプスまで一望できる
絶景ハイキングを楽しむ事が出来そうだ!
この日は雲が多くて、残念ながら富士山は見えなかった。

それでもこの幾重にも重なる山並みは圧巻ですよ~(´▽`)
スタートは大滝不動尊!
すぐ近くにはかなりの落差の滝があり、
その滝を眺めながらどんどん標高を上げていき…

甲府盆地一望の展望台を経由して~

稜線に出ると、素晴らしい山並みが出迎えてくれる!

めちゃめちゃ気持ちの良い稜線歩き!(´▽`)ノ

この日の参加者はドラマーの皓くんと、
近くのスタジオ店長の高橋さんと自分の3人。
テンション上がる山行を楽しんだ!
目的の甲州高尾山よりも標高が高い
富士見台からの眺めも素晴らしい!

Start:高尾山口駅 ①:ロープウェイ清滝駅
②:琵琶滝 ③:高尾山
④:ロープウェイ高尾山駅 ⑤:金毘羅台園地
⑥:高尾山道石標 Goal:高尾駅
総距離:8.6km 標準コースタイム:3時間23分
累積標高差 登り:726m 下り:746m
コース定数:16
それではこの日の出来事を時系列で~!(´▽`)ノ
まだ薄暗い早朝6:23、まずは一人行動で高尾山口駅に到着!
ケーブルカー清滝駅の左にある道を進み、6号路へ。
分岐から少し進み琵琶滝に寄ってから、
少し戻って山頂方面を目指す!

沢沿いを歩く6号路登山道。
苔むした巨木を眺めながら、
マイナスイオンをたっぷり補給!
しばらくは緩やかな登りが続く。

硯岩?
こんなの前から有ったかな?(°°;)
このコースのお楽しみが、
小川に沿って並ぶ飛び石を進むエリア…
だったはずなんだけど、

小川の水量が激減。。(;゚д゚)
昨年の台風19号で
高尾山の登山道も甚大な被害を受けたらしい。
その関係で水の流れも
変わってしまったのだろうか…(´`:)
その後、山頂目前で一気に標高を上げる、
階段地獄が待っている。

意外と長い階段を越えて少し進み、
標高599m「高尾山」の山頂に約1時間で登頂!

今日は富士山がきれいだ~!(´▽`)ノ

富士山の手前左手には、
山梨百名山の大室山!
高尾山や小仏城山から見るこの山の姿は、
勇壮でカッコいい。(o´∀`)b
丹沢山系の山並みも素晴らしいな~

そっち方面の眺めを動画で!
そして東京都心方面の眺めも圧巻。。

高尾山って夜景も凄そうだね~(^^;)
写真や動画を撮って、景色を楽しんでから
下山開始!
下山は1号路を降りてみた。
途中の十一丁目茶屋横からの都内の眺め!

高尾山の中で大好きな景色の一つ。(^^)
ケーブルカーの駅付近の
展望台からの眺めも素敵!
これは動画で~
そして下山道から少し逸れた所にある、
金比羅台園地という場所からの眺めも良かった。

遠くに筑波山も見えるけどわかるかな?
金毘羅台からは高尾山口駅ではなく、
高尾駅方面へと下山!

この道を歩くのは初めてだったけど、
探検心をくすぐる、自然たっぷり獣道風の登山道は
なかなか楽しかった!(´▽`)

登山道から脱出して住宅街を抜け、
高尾山道石標から左折!
国道20号を15分程歩き無事に高尾駅に到着。
思っていたより時間が早すぎたので、
高尾駅にあったカフェ的な所でしばし寛ぎ、
その後電車へ乗り込み、皓くん、高橋さんと合流!
ここからが、この日の本番です!(笑)
(*‘∀‘)ノ
時間は午前11時過ぎ、
中央本線の勝沼ぶどう郷駅に到着!

駅のホームから既に眺めが良い!(*´▽`)
甲府盆地の向こうに広がる南アルプス…
甲斐大和駅を過ぎトンネルを抜けた先、
広がるこの景色には毎回テンションが上がる!
駅からスタート地点の「大滝不動尊」まではタクシーで移動!
歩くと標準タイム1時間半以上の道のり…
楽できる所は便利な乗り物を利用しましょう!^^;

立派な門に出迎えられ、
その先には長い階段が待っているのだが…

階段の上にある神社のその向こうには、
一気にテンションが上がるかなりの落差の滝があった!(; ゚Д゚)

あとで調べたら落差は約140mらしい…
この写真ではイマイチ凄さが伝わらないかも?(;´Д`)
神社の右手に橋があり、
それを渡ると、いきなり激坂から登山道が始まる!

険しい激坂はそう長くはなく、

少し進むと、その先は比較的緩やかに標高を上げていく道となる。
所々木々の合間に滝見スポットがあり、
そのたびに写真を撮っていると、中々先に進めない(笑)

多くのお堂が点在し、
かつての修験場としての姿を色濃く残す景観が続く。

それにしても滝、すげ~な。(゜゜;)

不動滝とか男滝と呼ばれているらしい。
登山道は一旦林道と合流するのだが、
その分岐点を右手に進むと展望台がある。

甲府盆地一望の素晴らしい眺めが広がる~!( ̄▽ ̄)

少しモヤっとしてきて
南アルプスは薄っすらとしか見えなくなったけど、
それでもこの展望台からの眺めは凄かった!

手前の分岐に戻り、

富士見台方面へと向かう!
すると林道に雪が現れた。

そんな時のために、今回はチェーンアイゼンを持参!(*‘∀‘)b

軽アイゼンほど刃が長くないので、
石の多い道や岩場でも比較的歩きやすく、
それでいて雪道ではしっかりと滑りを防いでくれる!
数日前に買ったばかりだけど、
これは便利なアイテムだ~( ̄▽ ̄)
林道を少し進むと、右手に山道が現れ、
その山道を登っていくとやがて稜線の分岐
「富士見台分岐」にたどり着く!

絶景ハイキングの始まりだ~!(´▽`)ノ

こんなに気持ちの良い登山道、
テンション上がらない訳がない!

後ろには棚横手山!

この山も気になるな~
いつか行ってみよう!(^^)
稜線上で標高を上げていき、
この日の最高到達点「富士見台」に到着!

中央左側の稜線は
二週間前歩いた「笹子雁ヶ腹摺山」から「お坊山」にかけて、
真ん中奥の稜線は「三ッ垰山」と思われる。

富士山は雲の中で見る事が出来なかったけど、
それでもこの山並みは感動に値する!

動画でどうぞ!
絶景の稜線歩きを堪能…
振り返ってパシャリ!

動画も撮るさ~
稜線を進み、甲州高尾山を目指す!

それっぽいピークを発見!(*‘∀‘)

しかし、このピークは目的地ではなく、
甲州高尾山はまだ先だった…
こっちがその目的地「甲州高尾山」なのだが、

少し手前にあった、この名もなきピークの方が
余程見晴らしも良くて、山頂っぽかった…^^;

名もなきピークから見晴らしの良い稜線を進み、

人の住む世界と、山との境界を眺めたりしつつ、

無事にこの日の目的地「甲州高尾山」に登頂!(´▽`)

登頂と言っても、ここよりも標高の高い
「富士見台」を経由しているのですが…(笑)
この山頂からの眺望は、そこまで良くもなく…^^;

なので、そんなに遠くもない次の目的地「剣ヶ峰」まで移動して、
休憩をとる事にした。
無事に到着した剣ヶ峰も、そこまで眺望は開けていなかった。(笑)

とりあえず、お昼ご飯タイム!( ̄▽ ̄)

山で食べるカップ麺は、なぜかとても美味い。。(*´∀`)
そして山頂ウクレレおじさんが登場!!(*‘∀‘)

この日も、皓くんの全力の歌声が
山中に響き渡りましたとさ!(笑)
休憩していたら少し風が出てきて体が冷えてきた…
下界に待っている温泉を目指して下山開始!(´▽`)ノ

思っていたより急な傾斜の登山道を降りていく。
稜線には木々が増えてくるが
それなりに周りの景色は良い!

標高を下げながらも時々現れるピークの登り返しは
徐々に体力を奪っていく。^^;
周囲の景色が、移動距離と共に変化していくのは楽しい!

甲州高尾山山頂からコースタイムにして1時間、
長く続く稜線歩きの終着点「柏尾山」は
山名表示もなく、目印はこの鉄塔!

ここから一気に山を下る道のりは
傾斜がかなり急だった。(;´∀`)

つづら折りになっているけど、
土の斜面という事もあって滑りやすいので
注意して駆け降り、
たどり着いた害獣避けのゲートにはメッセージ…

甲州弁のゆるい労いの言葉!
なんだかほっこりする~(´▽`)
歩いてきた稜線を振り返ってみた。

中には入らなかったけど、
本堂は国宝に指定されているらしいよ。(゜゜;)
駅方面へ向かう道中、
せっかくなので
見晴らしの良いブドウ畑の中にある道を歩いてみた。

のどかな畑の風景の向こうに広がる街並み、
そのむこうには勇壮な山並み…
いつまでも残ってほしいと思う眺めだった。
「天空の湯」がある「ぶどうの丘」が見えてきた!^^

高台にあるので、最後にけっこうな坂を登る事になる。^^;
大善寺から約50分、
楽しみにしていた天空の湯に到着!(´▽`)

ぶどうの丘から眺めたこの日歩いた山々の姿は、
紅く彩られて美しかった。

天空の湯は湯量豊富なアルカリ単純泉!
入浴料は大人760円(タオル別料金)。
露天風呂からは甲府盆地、南アルプスが一望でき、
丁度夕暮れ時に入った自分は
夕焼けに浮かぶ南アルプスの山並み、
そして日が暮れて夜景へと変わる甲府盆地の絶景を、
湯船に入ったり出たりしながら飽きる事無く眺めていた。
入浴後、ぶどうの丘敷地内にある「ほうとう」のお店
「思蓮(おもれ)」さんで食事とお疲れ一杯!

ボリューム満点!
一人一つずつ頼まなくて良かったと思う、^^;
そんな大満足の一品でしたよ~
勝沼ぶどう郷駅までは徒歩20分弱。
日も暮れて真っ暗になった道をヘッドライトの灯りで進む…
住宅街の中の道は少し複雑だったけど、
スマホの地図を頼りに歩き、迷うことなく着くことが出来た。
勝沼ぶどう郷、
なんだかとても良い所だった~
(´▽`)