この記事は2024年7月9日に登った「金峰山」の内容です。^^
 
関東山地の中心部でもある「奥秩父山塊」の中で、山のボリューム・風格共に王者とも言うべき山が「金峰山」!
 
山頂部にある高さ15mと言われる「五丈岩」が目印!
 
標高2599mは広大な奥秩父山塊の中で二番目、わずかに「北奥仙丈ヶ岳」に及ばないが、その存在感や山から楽しめる眺めは素晴らしく…
(「賽ノ河原」付近から「廻り目平」方面を撮影)
 
自分も大好きで既に3度ほど登っている山。^^
(2023年8月撮影、山頂から東側)
 
(2023年8月撮影、「大日岩」の上)
 
今までは「みずがき山荘」からのコースしか登った事が無くて…
そのルート上の目まぐるしく変化する景色も素晴らしいのですが!^^
 
「大弛峠」から登るのは今回は初めて!
 
序盤から素敵な風景を楽しむ事が出来て、
 
特に富士山方面の眺めが素晴らしい!!( *´艸`)
 
コースタイムは短めで、初心者でも登りやすいルートでもあるのに、満足度高めの登山を楽しめる…
 
お手軽絶景コースに、今回は山焼肉を追加して楽しんでみました!(笑)
 

この山行の様子をYouTubeにアップしました!( ̄▽ ̄)

 

 

天気予報は曇り。もしかすると一雨来るかもしれない「梅雨末期」の不安定な空に一抹の不安をいだきつつ…

やってきました「大弛峠」!

トイレもあって、駐車場はそれなりに広いけど、週末などは朝早い時間でも早々に満車になってしまうという噂…(;'∀')

近くには宿泊もできる「大弛小屋」があり、標高が2365mの日本で一番標高が高い車道峠という話です~

遠くに見える山の景色も、ここで既に良い感じ!^^

 

登山ルートの大部分は樹林帯だけど…

奥秩父山塊の雰囲気を存分に楽しめる、緑が美しい針葉樹林(シラビソやコメツガなのかな?)なども個人的に大好き!^^

 

登山道の右側は長野県の川上村。

木々の合間からはそっち方面に荒々しい岩稜の風景が見えて、まるで中国の水墨画の世界観!

 

所々で眺望が開けて、見える周囲の風景も素晴らしい!

真ん中の三つの峰は、左から埼玉県最高峰の「三宝山」・日本百名山「甲武信ヶ岳」・「木賊山」!

 

一つ目の山、標高2579m「朝日岳」に到着!

 

ここから見る富士山の風景も良いけど…

 

少し進んで見えた、目的地「金峰山」付近の風景にめっちゃテンション上がる!

特徴のある山が少ない奥秩父山塊の中で、ポコッと見える「五丈岩」のワンポイントが目立つ。^^

 

朝日岳を通過して大きく下って登り返す道のりに、少しだけ「しんどいな~」という気分になったけど(笑)

所々に咲いていた「シャクナゲ」や…

 

こちらは「コケモモ」かな?

花もチラホラ見えて心が華やいだ~( *´艸`)

 

森林限界を突破して、「賽ノ河」原辺りからは岩の要塞「瑞牆山」も見えた!

 

無事に登頂したけど、

そのタイミングで周囲がガスってしまい、あっという間に真っ白の世界に…^^;

 

夏の高山ではよくある事なので、諦めて戻ろうと思ったら…

一気にガスが抜ける、迫力ある風景を楽しむ事が出来た!Σ(゚Д゚)

金峰山の色んな表情が見えて、なんだか得した気分!

 

お昼休憩は「賽の河原」付近へ戻ってからとった。

 

山頂ほどではないけどそれなりに風が吹き…

ちょっと過酷な環境ではあったけど、楽しくて美味しい山焼肉タイム!(*´▽`*)

値下げ品の安物の肉でも美味いのです!(笑)

 

時間に余裕があれば、登山口の大弛峠から東側へと登り返して、近くにある「国師ヶ岳」にも登ろうと話していたけど、下山中に小雨が降り出したので、この日は大人しくお昼過ぎに下山。

東京に戻ってから酒盛りをして、一日を締めくくりましたとさ!

( *´艸`)

 

コースはこんな感じ!

Start & Goal:大弛峠 ①:朝日岳 ②:鉄山 ③:金峰山

 

総距離:8km 標準コースタイム:4時間4分
累積標高差:565m コース定数:15

 

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この記事は2024年6月25日に登った「丹沢 大山」の内容です!^^
 
神奈川県の屋根と呼ばれる「丹沢エリア」の中でも、2021年の登頂者数13万人と、桁外れの人気を誇る山が日本三百名山に選ばれている「大山(おおやま)」!
(2022年12月「二ノ塔」付近から撮影)
 
東西約40㎞、南北約20㎞にわたって広がる「丹沢山地」、
 
その東部に位置し、美しいピラミッド型が多くの人に愛され、古くから信仰を集める霊山でもある。
 
過去に一度登っているが、その時は「大山三峰」というエリアから縦走したので、表側の登山道をちゃんと登るのは今回が初めて!
 
江戸の時代から大人気の「大山」は、眺めても登っても素晴らしい山だった!^^
 
この山行の様子をYouTubeにアップしました!( ̄▽ ̄)
 
朝早くに小田急線で「伊勢原駅」へと向かい、そこからバスにて現地「大山ケーブルバス停」へアクセス。
まずは「門前町」的な雰囲気を楽しみながら「こま参道」を歩き山へと向かう。
 
 
ケーブルカーも整備されていて、山の中腹までは乗り物で登る事もできる大山。
しかしせっかくなので自分は歩いて登るのです!('◇')ゞ
 
登りに用いたのは「女坂コース」。
その名と裏腹に急坂続きで険しい道のりだったけど、道中には「弘法大師」が住職を務めたという言い伝えもある「大山寺(おおやまでら)」もあり、
 
石仏や地蔵、仏像など、
数多くの信仰のモニュメントを楽しむ事もできた~
 
途中で「男坂コース」と合流して、「阿夫利神社・下社」へと向かう…
大山の中腹に建てられた荘厳な神社。
めっちゃ立派で見応えもあり、すぐ近くまでケーブルカーで登る事ができるので、観光客も大勢訪れてました~^^
 
さあ!山頂へ向けて登りましょう!
 
大きな木々も点在し、深い緑にも霊山の雰囲気が漂う「大山」の表参道…
 
二十丁目にあたる「富士見台」付近でも周囲はモヤモヤ曇り空…
 
と思っていたら、雲の合間から富士山が登場して一気にテンション上がる!(*´▽`*)
 
所々で眺望が開けて、周囲の景色も楽しみながら標高を上げ…
 
山頂目前の「銅鳥居」からは、「お中道」方面へと寄り道!
 
高原感が心地良い「お中道」の途中には、丹沢の核心部を眺められる展望地もあり!
 
何度も歩いている丹沢山地を、東から眺める景色に大興奮!!
 
そして無事に標高1252mの「大山」に登頂!(*‘∀‘)
雲多めだったけど、悪くない気分だった!^^
 
山頂からは来た道とは違う方面へ…
あちこちにベンチなどが整備されているのも大山の素敵ポイント!
 
一気に南東方面へと樹林帯を下っていき…
 
到着した「見晴台」も楽しみにしていたポイントの一つ!
 
ベンチやテーブルなどが沢山設置されていて、
解放感抜群で絶好の休憩ポイント!
ちょうどここに着くタイミングで空も晴れて、最高の気分で周囲の景色を楽しむ事が出来た。
 
緑の美しい丹沢の森を歩き、涼を感じる美しい「二重滝」にも寄った。
 
周遊コースを楽しんで「阿夫利神社・下社」へと戻ると、登りの時よりも麓が良く見えて素晴らしい眺めだった。(*´▽`*)
平成27年にフランスで発売された「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にて、阿夫利神社からの眺めは2つ星を獲得しているらしい!
麓の街や、相模湾には江の島や伊豆大島など…
条件が良ければ驚くほど絶景だと思うので、秋か冬など空気の澄んだ時期にでも、再び訪れてみたいな~^^
 
阿夫利神社のすぐ近くには「さくらや」さんという茶屋があり…
 
ここには酒飲みがつい頼んでしまう、美味そうな品々が沢山!( *´艸`)
今回の真の目的は、ここで飲む事であったと言っても過言ではない!?(笑)
ビールの後に頂いた「阿夫利の四季にごり」もとても美味しくて!
最後の「男坂」はほろ酔いで駆け下りる事になりましたとさ~( ;´艸`)
 
商店街の茶屋にも吸い込まれそうになったけど、このあと温泉に入りたかったので、なんとかガマン…
 
お土産は色々買いました。(笑)
 
バスで伊勢原駅へと戻り、その後電車で一駅移動して「鶴巻温泉駅」へ…
駅近くにある日帰り入浴施設「弘法の里湯」さんの温泉で、一日の疲れを癒して帰路につきましたとさ~
 
泉質:弱アルカリ性 カルシウム・ナトリウム-塩化物泉
無色透明だけど口に入ると塩味がして、露天風呂と内湯で源泉は違う様子!(゜゜;)
(内湯の方が温泉成分が強めなのかな??)
 
帰りの電車から眺めた「大山」もカッコ良かったな~
( ̄▽ ̄)
 
今回のコースはこんな感じ!
Start & Goal:大山ケーブルバス停 ①:大山ケーブル乗り場 ②:阿夫利神社・下社 ③:富士見台 ④:銅鳥居 ⑤:大山頂上 ⑥:見晴台 ⑦:二重滝
 
総距離:9km 標準コースタイム:6時間8分
累積標高差:1075m コース定数:24
 
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この記事は2024年6月11日に登った【光岳】の山行です。^^
 
日本の2500m峰で最南端の「光岳」は、南アルプス南部にある標高2591.5mの山。
 
日本百名山に選ばれているものの、そうそうたる顔ぶれが並ぶ「南アルプスエリア」の中では少々影が薄いというか、比較的注目される事の少ない山かもしれない。
 
しかし2023年の6月、日本百名山95座目として訪れた際に、楽園を感じさせる美しい稜線の風景に心を奪われ…
(2023年6月撮影)
 
とても気に入ったので、いつかまた登りたいと思っていた!
 
木道が続く「センジヶ原」は天上界感たっぷり。
 
360度眺望の開けた「イザルヶ岳」からは、前回はガスってしまい楽しむ事の出来なかった「南アルプス南部」の迫力の山並みが凄い!
 
この山のシンボルとも言うべき「光石」!
遠くから眺めた時に、この白い石灰の巨大な岩稜が太陽光を反射して輝く事が「光岳」の名の由来だという。
 
前回同様、長野県飯田市にある「芝沢ゲート」から入山して、長く険しい道のりを越えて登頂。
標準コースタイム16時間オーバーは、やっぱりキツいし体にもこたえる…^^;
 
しかしその苦労を乗り越える、価値のある体験が「光岳」には待ってました~!(*´▽`*)
(水場のある「静高平」)
 
この日の山行の様子をYouTubeにアップしてます!( ̄▽ ̄)

 

 

 

長丁場ゆえに、朝の行動開始は3時半を予定していたけど…

都内を出発する時間を何やら自分少し勘違いしていて、仮眠をとりながら進んで現地に到着したのは4時半過ぎ。^^;

(※都内から芝沢ゲートまでは、車で約5時間ほどかかります)

明るくなって、付近の景色を楽しめるのは悪くないけど、少々急ぎ足で進まないといけない展開に…

まあ何とかなるでしょう。(笑)

 

ちなみに飯田市内から山道を延々と走る「芝沢ゲート」までの道のり…

これは帰りに撮影した写真だけど、通過する「下栗の里」付近は天空の限界集落で、ウネウネ続く細い山道からは素晴らしい景色を楽しめる!( *´艸`)

 

前回は一人で挑んだ光岳登山。

今回は山仲間の高橋さんにも声をかけて、二人で挑んだ。

車も出してもらって、本当に助かりました!^^

 

芝沢ゲートを出発して歩く事15分ほど…

林道が大きく崩落し、崖みたいな所を高巻いて迂回する箇所がある。

昨年2023年5月の大雨と台風2号の影響で、この付近には大きな被害が出た…

まだその爪痕の残る川沿いの道。復旧の完了する日を心待ちにしております。

 

1時間以上林道を歩き…

 

標高880m「易老渡(いろうど)」から、本格的な登山の始まり!

 

ストイックな樹林帯を延々と登る時間が長いけど、

南アルプスの森は緑が深くてとても美しい!

苔むす深い森でたっぷり森林浴を楽しみながら、焦らず着実に標高を上げる…

 

時々木々の合間から、近くにそびえる3000mオーバーの巨大な山「聖岳」が見えてテンション上がる!!

(*´▽`*)

 

初めて見る「ギンリョウソウ」という植物!

別名「幽霊茸」と呼ばれる、この植物は神秘的な姿!

 

他にも「イワカガミ」の群落などもあり、

自然豊かな森を楽しみながら登った。

 

標高と共に目的地「光岳」付近も木々の合間から見えるようになった~

青空バックでめっちゃ気持ちよさそうな稜線!^^

 

標高2354m「易老岳(いろうだけ)」に到着し、いよいよ南アルプスの主稜線に上がる!!

 

楽園のような景色の広がる稜線がとにかく美しい…

 

足元にも沢山のお花が咲き…

↑サンリンソウ

 

↓ミツバオウレン

 

↓キバナノコマノツメ

 

「三吉ガレ」と呼ばれる崩壊地からの眺めも雄大!

 

小川のせせらぎが心地良い「静高平」の水場を過ぎ、「センジヶ原」から進路を左へと変えて、まずは標高2540m「イザルヶ岳」に登頂。

 

青空のもとで見るイザルヶ岳からの本気の眺めを存分に楽しんでから山頂方面へ…

 

絶景の中に佇む「光小屋」は、いつか宿泊してみたい憧れの山小屋!

 

山頂付近には桜も咲いていた!

 

標高2591.5m「光岳」の山頂は木々に覆われて眺望が乏しいと思っていたけど、

上河内岳や茶臼岳が見えた!!( *´艸`)

 

そして山頂のすぐ近くには「南アルプス深南部」の山々をのぞむ展望台も!

 

時間が押し気味だったので、急いで荷物をデポして少し下った「光石(てかりいし)」にも足を運んだ。

深い谷の奥に見える「南アルプス深南部」は、非常に山深くて、エキスパートのみが訪れるとにかく静かな山域だと聞く。

いつか自分もチャレンジする日が来るのだろうか…(;'∀')

 

帰り道も天候は安定していて、最後まで素晴らしい景色を楽しみながら長丁場を乗り切った…

 

 

明るいうちに無事に山から脱出して、飯田市内まで戻ってホッと一安心!

「ほっ湯アップル」という温泉施設に寄って、過酷な一日の疲れを癒してから、仮眠をとりつつの長距離運転を経て都内へと戻った。

駒ヶ根サービスエリアで食べた「ミニソースかつ丼&マイタケ天蕎麦」のセット。

激しく消耗した体にエネルギーが染み渡る気がしましたとさ~

(*´▽`*)

 

コースはこんな感じ!

Start & Goal:芝沢ゲート ①:易老渡(いろうど) ②:面平 ③:易老岳(いろうだけ) ④:三吉ガレ ⑤:三吉平 ⑥:静高平 ⑦:イザルヶ岳 ⑧:光小屋 ⑨:光岳 ⑩:光石

 

総距離:25.9km 標準コースタイム:16時間14分
累積標高差:2983m
コース定数:65

 
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