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アラフォーのゲイが、台湾BLドラマにハマった!
ぜひ見てもらいたいドラマをご紹介します。面白そう!と思ってもらえたら、ぜひいいね!していただけると励みになります。また、コメントで感想を共有したいのでよろしければぜひ。

前回は「看見愛(カンジエンアイ)~See Your Love」確執編とでもいうテーマで記事をアップしました。

 

余談ですが、台湾BLドラマはとにかく確執が多いニヤリ

メインCPは最初は仲が悪い。過去のトラウマなんてしょっちゅう。おまけに親には相手への愛を理解してもらえない。

「看見愛」もこの全てに当てはまるという典型的な「面白いBL」のストーリーラインを踏襲しています。

そんなところを少しでも解きほぐしたつもりです。ご興味がおありの方はぜひご覧ください。

 

Vol.2 は作品中のCPたちがどのように接近していったか、その「紆余曲折編」をテーマにまとめました。

全編ネタバレエリア注意ですので、まだ見ていない方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見どころ⑤メインCPの紆余曲折

二人の出会いについてはVol.1にまとめています。

簡単に言えば、「耳が聞こえない」ことを利用しようと思ったヤン・ズーシアン(楊子翔)でした。恐らく折を見て逃げ出すためにジアン・シャオポン(姜紹朋)を雇ったのでしょう。その計画は成功しますが、耳が聞こえないせいで危なく事故に気づいてもらえないところでした。

シャオポンは自分を探してくれた…その思いに報いよう、と思った矢先、今度はシャオポンがズーシアンの当初の意図に気づき、退職届を出して離れていこうとします。

一度は失ったシャオポンからの信頼。ズーシアンはこれまで彼が尽くしてくれたことを思い出し、シャオポンの自宅に行きます。

門前払いを食らいますが、母親がその様子を見て、2人がケンカしたと察知。100元を渡し、

「塩を買ってきて」

外出し、心から謝るズーシアン。

「お前を利用してごめん。どんな理由も言い訳にならない。悪かった。俺の謝罪を受け入れて、介護を続けてほしい。」

おぉ…塩かよ…アセアセと思った人もいるのでは?今作は「あの作品」とは違って、二人がより接近する方向に行きました。よかった。

 

そしてここで、ズーシアンは自分が弱い、クズだとつぶやきます。しかしそんな彼をポジティブな表現で認めてあげるシャオポン。

ズーシアンの初めて覚えた手話が「翔ぶ」「自由」「夢が叶う」でした。二人がまた一歩近づきました。

介護を再開し、シャオポンは口の動きを見慣れた人であれば読唇術が使えると言います。このあたりから、ズーシアンとのコミュニケーションが増えます。

 

シューホーがズーシアン家にやってきます。シャオポンとシューホーが手話で仲良く話しているのを見て、ズーシアンは嫉妬。手話講座を見始め、その翌日からズーシアンとシャオポンは手話の練習をします。ズーシアンは比較的手話を覚えるのが早い様子です。

ここで例の「手話も一種の言語だろ?君たちの言語だ」発言が。

自分がシャオポンを無意識のうちに「普通ではない」と認識していることが露見します。

この日、二人は偶然ながらキスをしてしまいますラブ ここからはもうお互いの存在が気になって仕方ありません。

二人で士林夜市でデートをしたり、停電時に告白したり、もう二人の間は引き離せなくなりつつあります。特にズーシアンの思いは非常に強く、「お前が好きだ」と告白します。一方のシャオポンは少し引いた状況です。

ある日、ズーシアンの家に、ジョン・ユーノン(鄭雨農) / ジェシカが尋ねてきます。彼女はズーシアンの婚約者(と父親から決められています)。「結婚して一緒に家族の束縛から逃れよう」という彼女に、別れを告げるズーシアンでした。

「婚約さえ破棄すれば望みは叶えてやる」「俺の好きな人は、目標に向かって困難に打ち勝つ努力をしてる。周りの人に無理だと言われても、バカにされても決して諦めなかった。全力で面接に挑み、真摯に夢と向き合ってる。自暴自棄になってる自分が恥ずかしく思えた。その人に比べたら、俺たちの悩みはぜいたくなものだ。問題を解決する方法が安直すぎる。」

これにジェシカは反発。老人ホームで働いていたシャオポンのところに行き、ズーシアンの婚約者だと告げます。これにシャオポンがまた激怒。家までついてきたズーシアンを無視します。

ところがこの夜にシャオポンの母親が虫垂炎で病院に運ばれます

母親が倒れ、ズーシアンが助けを求める声がシャオポンには聞こえません。ズーシアンが救急車を呼んでくれたことで母親は助かります。

病院で、二人が最接近するやり取りが行われます。

 

 

 

見どころ⑤'ありのままの自分を受け入れること

病院で、ズーシアンが「医者が、大丈夫だ、と。お前は悪くない。お前と一緒にいる」と伝えますが、シャオポンはズーシアンに帰れ、と告げます。

ここでズーシアンは口調を強めて言います。

「お前は耳が聞こえず、話せないから、救急車を呼べない。俺がいなければ対処できなかった。現実を受け入れてると思ってた。本当は?違った。聞こえるフリ、強いフリ、気にしてないフリをしてた。ジアン・シャオポン!聞こえないからできないこともある。」

たまらずズーシアンを殴るシャオポン。涙が止まらなくなります。

「助けてやったから感謝しろと?」

「どう感謝すればいい?頭を下げる?ひざまづく?君の気持ちを受け入れる?自分は他人の助けがないと生きていけない不憫なろう者だと認めろと?望んでこうなったと思うか?もし病気にならず、解熱剤を注射してなかったら僕も君と同じ健常者だった。職探しに困ることもなく、母さんが倒れたことにも気づけたはずだ。」

「どうして僕なんだ?僕の努力と我慢がまだ足りないのか?どうすれば僕はまた聞こえるようになる?」

その後、母親の病室で、スマホの音声認識機能で自分の意図を伝えるズーシアン。

「怒らせたことは謝らない。本音を言うと、うれしかった。お前にも弱い部分があるとわかって、安心したんだ。

俺は弱いから。力になれることは少ない。唯一の長所は穏やかな性格で、我慢強いところだ。家族の問題もこれまで耐え続けてるだろ?『ろう者は聞くこと以外何でもできる』お前は頑張って実践を…いや、頑張りすぎてるんだ。必死で強くなろうとしてる。

でもな、時には落ち込んで、人を頼ってもいい。他の人の前では強がっても、俺には弱い姿を見せろ。

自分が弱いと感じたら、俺を思い出せ。お前より下がいる。」

これまでシャオポンは、母親の無理強いもあり、「普通」な存在になるためにあらゆる努力をしてきました

耳が聞こえる私には、唇の動きだけで相手の話を理解するための読唇術がどれだけ大変なことか、想像もつきません。手話で相手とコミュニケーションを取ろうとしたこともないので、その難しさもわかりません。それをシャオポンは全て笑顔でこなし、自分は(聞くこと以外)何でもできると示してきたのでした。

 

しかし、その無理に気づいたズーシアン。自分は弱いから、こんな弱い人間がいると思って勇気を出せ、強がらなくてもいいんだ、と渾身で伝えたズーシアンの言葉が、シャオポンを変えていきました。

 

これまで私が見てきた台湾BLドラマで、「自分は弱い」と本心から伝えたキャラクターはいたかなぁ?自分の弱さで相手を救おうとするズーシアンがとても愛おしくて、彼らの行く末をずっと見ていたいと思いました。

退院して自宅に帰ってきた母親から、ズーシアンとの関係を尋ねられ、「彼のことが好きなんだ」とシャオポンも自分の気持ちを表します

 

ズーシアンはシューホーに対して、「耳が聞こえず、話せないところも愛してる。耳が聞こえて欲しいと望んだり、要求したりしない。」と宣言します。ありのままのシャオポンを愛することを誓うズーシアンでした。

 

「愛してるという言葉は聞かなくてもいい。お前が俺にしてくれることを見れば、どれだけ愛してくれてるか分かるから。」

 

「僕もだ。耳は聞こえないけど、見ればわかる。僕を愛してくれてありがとう。」

 

 

 

見どころ⑥サブCPの紆余曲折

ズーシアンに就く有能な秘書、チョン・フォンジエ(成豊桀) / ジョナサン。プライベートで訪れたシーシャバーでは、男女ともに寄ってくる人が絶えません。

一方「暴犬のドン」(東哥)は、ファン・ウェンチン(方文慶)に「ズーシアンを探し出して始末し、2社のプロジェクトを妨げろ」と司令を出します。ところがそれを盗み聞きしていたワン・シンジア(王信家)。グループの下部メンバーにも入っていない彼は、ズーシアン襲撃を実行して力を証明するといって息まきます。

ある夜。シーシャバー「The Colors」で、シンジアが眼鏡を外したフォンジエを見つけ、ズーシアンと勘違い。ショットを2杯飲んで、フォンジエに近づきます。「ヤン・ズーシアンは俺のものだ」その流れでキスまで。

「俺に惚れた?」「そうだ、お前が気に入った。俺が殺す」

バーを出て、そのまま一晩を過ごすことにラブラブ

 

前回忘れていったナイフを取り返しに来るシンジアですが、フォンジエの方が一枚上手。簡単に殴り返してしまう。殺し屋として未熟なシンジアに襲い方のアドバイスもします。

「でもベッド上のテクニックより100倍マシだ」

これには頭突きをして逃げていくシンジアでした。

シンジアに対しては終始攻めというか、オラオラ系のフォンジエです。

からかい半分ですが、徐々にその魅力に取りつかれていきます。

その後もシンジアはフォンジエを襲います。前回と同じホテルに行き、シンジアを縛り付けた上で誰の指示か聞き出そうとするフォンジエ。一瞬の隙をついて反撃し、今度は逆にフォンジエを縛るシンジア。ナイフを奪い返し、彼を刺そうとするも…震えてしまい、できません。財布と時計を奪って帰っていくシンジアでした。

 

ある夜、シンジアとチンが直接対決。逃げ出すシンジアは、たまたまシャオポンとズーシアンのタクシーを捕まえ、無理やり乗り込みます

ズーシアン家でシャオポンから手当てをしてもらっているときにフォンジエが帰宅します。ここで、壮大な勘違いの伏線が回収されます。

フォンジエはシンジアを裏社会から引き戻そうとします。単純すぎて殺しはできない、と。

これは半分はズーシアンを守るため(殺させない)でもあるでしょうが、半分はシンジアを守るためなのではないかと思っています。シンジアは本当に純粋で、恩を忘れない人物。そんな彼に惚れ、彼をまっとうに生きさせようとした…というのは深読みしすぎでしょうか?

 

 

 

 

見どころ⑦他作品からの出張組

今作は「奇蹟」「正負之間~PLUS & MINUS」「Be Loved in House 約・定~I Do」の制作陣が再集合してつくった話です。

そこで、そういった他作品からの「出張組」が何人か出演しています。

 

ヤン・ズーチョン(楊子誠)

メインCPのヤン・ズーシアンの従兄であり、ズーシアンの立場を狙うためには裏の世界とつながることもいとわない人物。

「奇蹟」チェン・イー(陳毅)を演じたナット・チェン(陳柏文)が、今作でも裏社会とつながりのある役で登場しました。

もっと笑顔を見たいんですけどねチュー

 

小V

シーシャバー「The Color」のバーテンダー。当初は彼もジョナサンに気があるのでは?と思いましたが、一線は画しています。

「正負之間」ではサブCPのジエン・インゾー(簡英澤)を演じたマット・リー(李見騰)。

相方の加藤勇気を見て、自分もバーテンダーをやってみたいと思ったのでしょうか笑

ちなみにマット・リーは「奇蹟」でもバーの店員を演じています。(第4話・10話)

 

ホワン(Mr. Huang)

開発地を落札したお祝いのパーティー会場で、ズーシアンに祝福を述べにやってくる。

見た瞬間に、「おぉびっくり」と声が出てしまいました笑 私が台湾BL沼にハマる最大の要因のうちの一人は彼なのです。

「HIStory3 那一天~あの日」「奇蹟」「Life 線上の僕ら」に出演したホアン・ジュンジー(黃雋智)。「那一天」はドラマ初出演でメインCPのユー・シーグウ(于希顧)を熱演しました。

 

ドン(東哥)

ズーチョンに依頼され、ズーシアンを狙う組のトップ。

電話を切って文句言うぐらいしか出てきませんでしたが、彼が一番「出張族」ともいえる存在でした。

演じた林帥甫。これまでの台湾BL作品の出演歴は、「HIStory 4 隣のきみに恋して~Close to You」「正負之間~PLUS & MINUS」「HIStory5 未来のきみと出逢って~Love in the Future」「奇蹟」とそうそうたるもの。「正負之間」では劇中作品の「土博士」だったですかね?どこかで見た顔だと思ったら、相当見た顔でした笑

 

ジョン・ユーノン(鄭雨農) / ジェシカ

ズーシアンの婚約者役を演じたアイ・ユーファン(艾雨帆)。彼女は歌手としても活動しているようですが、ドンと同じくらい「出張族」でもあります。

「奇蹟」「正負之間~PLUS & MINUS」「Be Loved in House 約・定~I Do」すべてに出演し、劇中歌も歌っているようです。

 

ところで、メインキャストも他作品に出ていました。こちらはサポート役とでもいうべき、いわば「端役」でしたが。

ヤン・ズーシアン(楊子翔)

出演作を調べていた時に見つけました。

演じたライデン・リン(林宇)は(恐らく今作の直前だと思いますが)「僕らも知らない僕ら-UNKNOWN-」に出演しています。

メインCPウェイ・チエン(魏謙)の同僚役で、ゲーム開発の時に横に座っていました。

 

チョン・フォンジエ(成豊桀) / ジョナサン

同じく出演作リストから。

リン・ジアヨウ(林家佑)は「Be Loved in House 約・定~I Do」に出演していました。

「精誠スタジオ」で働くサブCPのウー・スーチー(午思齊)が最初にワークショップの講師をした時の参加者役(第6話・8話)でした。

 

魅力的な演者さんがたくさん終結した今作。

ストーリーも、よくありがちな内容かなぁ…と思っていましたが、いい意味でこちらの想像を裏切ってくれるような展開もあり、とても楽しめる作品だったと思います。人気が高いのも納得な作品でした。