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アラフォーのゲイが、台湾BLドラマにハマった!
ぜひ見てもらいたいドラマをご紹介します。面白そう!と思ってもらえたら、ぜひいいね!していただけると励みになります。また、コメントで感想を共有したいのでよろしければぜひ。

大変ご無沙汰しています。台湾BLレビューを投稿している40代ゲイのkeyです。

今回は「看見愛(カンジエンアイ)~See Your Love」です。

「奇蹟」「正負之間~PLUS & MINUS」「Be Loved in House 約・定~I Do」の制作陣が再集合してつくった話だそうです。(なるほど、だから「あの人」と「あの人」が出てきたのですねぇ…照れこれはVol.2に回しますが。)

この作品、本当に評価が高くて、個人的にずっと見てみたかったのですが、このたびFODで見放題になったので、お盆期間に見てみました。

総合スコア 18/30

泣ける   ★ ★ 

ストーリー ★ ★ ★

リピート性 ★ ★ ★

キャラ   ★ ★ ★ ★

セクシーさ ★ ★

おススメ  ★ ★ ★ ★
タイトルで結論が分かるってのが、惜しいと言えば惜しい。「あなたの愛を見る」ですから。
まして、メインCPの片方が耳が聞こえない…と来れば、「なるほど。手話で愛を叫ぶんですねラブ」と確信できます。
その点は見る前から分かるオチなので、ストーリー性から★を少し減らしました。
それでも、BLドラマ初心者でも十分楽しめると思い、おススメは★4つとなりました。

 

メインキャストと第1話のあらすじ

 

    

ヤン・ズーシアン(楊子翔)

…ライデン・リン(林宇)

ジアン・シャオポン(姜紹朋)

…ジン・ユン(金雲)

チョン・フォンジエ(成豊桀) / ジョナサン

…リン・ジアヨウ(林家佑)

ワン・シンジア(王信家)

…エドウィン・リン(林詠傑)

 

メインCP①ヤン・ズーシアン(楊子翔)

富豪の3代目。ホンフォングループの後継者。ただし仕事をせず、周囲にはボンクラと思われている。

公式インスタの内容とGoogle翻訳のコラボレーション。

「台湾の名家の末裔で、アメリカで育ち、西洋の価値観に染まった彼は、一人息子に家業を継ぐ責任があるとは考えていない。」

 

最初はとっつきにくい印象だったんですよね。徐々に笑顔が増えていくともうかわいくなってきましたね。

 

メインCP②ジアン・シャオポン(姜紹朋)

事故で耳が聞こえなくなってしまった。就職しようにも断られてしまうが、その悲しさを周囲には見せないように気丈にふるまっている。

「幼少期に薬の誤投与で聴力を失った」「一度は話そうとしたが、奇妙なイントネーションで嘲笑され、それ以来話すことを拒否している」「心の奥底では、自分の障害が他人の重荷になると思い、恋愛には一切興味がない

 

台湾のオーディション番組「原子少年」出身です。とある記事によれば、初ドラマで主演、おまけに手話を一から覚えたとのことでした。

 

基本的に今作では「ほぼ」声を出さず、手話で演じています。(少なくとも1回声を出したシーンがあったはず。)

それなのに、泣けてくるシーンがあるというのは本当に不思議ですね。彼の笑顔にもメロメロになってしまいました。

 

チョン・フォンジエ(成豊桀) ジョナサン (林家佑)

ズーシアンの秘書を務める、極めて有能な人物。プライベートでは言い寄ってくる相手が絶えないプレイボーイ。

「夜になると、ネクタイと眼鏡をはずし、一夜限りの関係を持つ不良少年に変身する」

眼鏡をはずした姿が本当にイケメンで…ラブ

 

ワン・シンジア(王信家)

第3話に初めて登場します。一途な存在です。

 

 

ヤン・ズーシアンと秘書のチョン・フォンジエ/ジョナサンは、空港から車で移動中にチンピラに襲われます

逃げる途中、介護職への就職を断られ、失意の中歩いていたシャオポンとぶつかります。

2人で追っ手を撃退しますが、ズーシアンは脚に攻撃を喰らい、ケガしてしまいます

シャオポンの助けを受け、なんとか逃げ出す2人。追っ手を巻いた後、ズーシアンはフォンジエと合流し、その場を離れます。

 

自宅に戻ったシャオポン。両親も面接に不合格だったことは気づいていますが、落ちたとは言えません。

ズーシアンはホンチョン(宏成)建設のソン・シューホー(宋舒禾)と会います。

襲われ、ケガしたズーシアンを心配し、隠れ家を用意してくれたシューホー。

フォンジエは「地元の人に襲われた」「あなたたちを潰そうとする敵が矛先を転じたのかも」と伝えます。

 

テコンドーで大活躍した過去を持つシャオポン。師匠の父と練習後に面接の経緯を話します。就職について、もう少し自分の力で頑張ってみると伝るシャオポン。

 

車いす生活になり、カネの力で面倒を見てもらおうとするズーシアンですが、フォンジエには断られます。

別の人を探し、家に来たのがシャオポンでした。

 

 

 

 

見どころ①耳が聞こえないことによる苦労

私自身は見ていないものの、世間で大きな評判を呼んだフジテレビの2022年ドラマ「silent」。

 

この作品では、目黒蓮さん演じる佐倉想(さくらそう)が「若年発症型両側性感音難聴」になるというストーリーライン。
あらすじを確認したところ、高校時代は聞こえていたのに、8年後に再会したところ、徐々に聞こえなくなってしまう状況だったようです。

 

当然、最初にこのストーリーを思い出しました。しかし、今作のシャオポンは状況が違います。

これについては多少ネタバレになりますが、シャオポンが病気になった時、解熱剤を注射で投薬されたのですが、どうやらその薬によって彼は聴力を失ってしまったようです。

 

生まれた時から音が聞こえないわけではないようですが、(インスタによれば周囲から嘲笑されるという)精神的なトラウマも相まって、彼は口から言葉を発することが二度とできなくなってしまいました

そのため、彼は他人とのコミュニケーション手段は手話とスマホ・タブレットの文字、および慣れた相手に関しては読唇術を使います。

 

聞こえていたはずの声が聞こえなくなってしまう…という不安ではなく、「聞こえない世界」で必死に生きるシャオポン。

この状況は想像した以上に大変で、思ってもみなかったトラブルに巻き込まれます。(ネタバレエリアにまとめました)

普通なら「彼はこのトラブルをどうやって乗り越えるのか?」と考えるのですが、「彼の聴力は回復しない」と何度も出てきます。聞こえない世界に対する私自身の認識のなさ・無理解を痛切に意識してしまう作品でした。

 

 

見どころ②誰がズーシアンを襲ったのか?

ズーシアンがアメリカから台湾に来たのは、極秘のプロジェクトだったようです。それでも、彼は襲われました。

では襲ったのは誰なのか。

襲った組については比較的早い段階で明らかになります。「暴犬のドン(東)」の一味です。その構成メンバーのうちの一人が、ワン・シンジアでした。
では、「暴犬のドン」にズーシアン襲撃を依頼したのは誰なのか?
ストーリー前半の見どころの一つです。

 

 

見どころ③メインCPの接近は?

台湾BLドラマによくある展開の1つですが、「最初は最悪の出会い」パターンです。

当初シャオポンはズーシアンを「暴力団の抗争に巻き込まれたチンピラ」と感じていたところがあります。

また、関わると面倒くさいことが多々起こり、ズーシアンから直々に介護を頼まれたときも「ズーシアンに不満」として即決で断ろうとします

これだけ印象最悪のスタートなのに、いったいどうやって二人は仲良くなっていくのか。ネタバレエリアで少し考察します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これよりネタバレエリアです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見どころ①'③'聞こえないからこそ接近したズーシアン

ズーシアンは、シャオポンが耳が聞こえないことで秘密が漏れないからちょうどいいと思い、彼を雇おうとしました。

実際には嫌々始めた仕事でしたが、彼は専門的に学んだスキルを活用しつつ、ズーシアンの好みに合わせた料理を作ろうと奮闘します。

しかし、そんな気持ちを分からないズーシアンは、シャオポンが聞こえないのをいいことに、隙をついて家を抜け出す計画を。それ自体は成功しますが、今度は車に引かれかけ、坂道を転落してケガしてしまいます。

近くまでシャオポンが探しに来たものの、助けを求めても聞こえない。「耳が聞こえない」から接近したのに、そのせいで助けてもらえない

これまでずっと、俺に近づいてくる人には目的があった。みんな同じだ。言いたいことを言ったら去る。俺の気持ちなんて考えない。誰も気にかけてくれず、歩み寄ってくれない。その理由は、俺だから。

この世に1人だけでいいから、俺のことを気にかけ、愛してくれる人がいてほしい

もしいるなら…その人を信じて、受けた恩を返したい

その時、スマホの明かりをもとに、シャオポンがズーシアンを見つけてくれました。

この一件がズーシアンをシャオポンに近づけた要因となりました。

一方で、それがシャオポンにとっては不快。退職届を出すに至りました。

 

聞こえないから発生してしまったシャオポンのトラブルについて、いくつかまとめます。

①手話を勉強したズーシアンが「手話も一種の言語だろ?君たちの言語だ」と発言します。

→つまり「俺たちとは違う」と発言したわけで…。彼を傷つけました。

 

②6年前、シューホーが暴漢に襲われます。助けを求めても来てくれなかったシャオポンに「なぜ聞こえないのよ」と発言。

→そんなこと言われたってねぇ…えーん

 

③母親が虫垂炎で倒れた際、ズーシアンが呼んでも気づかず、おおごとになるところでした。

→ここはメインCPが接近するポイントになります。Vol.2で詳細を。

 

特に①は私もやってしまいそうだ…と思いました。つい「健常者」「障がい者」なんてレッテルにとらわれ、「自分と違う」「普通ではない」なんて言ったり態度に表したりしそう。自分の無理解について、あるいは相手の立場を考えないことを戒めるような作品だったと思います。

 

 

見どころ②'従兄ズーチョンとの確執

ヤン・ズーチョン(楊子誠)

「ヤン家の家業を継ぐことを強く望んでいる」

「生まれながらに全てを手に入れる運命にある従弟のズーシアンに嫉妬し、彼の地位を奪おうとしている

 

ストーリーで示された「海での確執」について。

小さいころ、ズーシアンはズーチョンを海に落とした?ようなのですが、これは恐らくボートをひっくり返したような状況かと思います。二人ともが海に投げ出され、周囲がズーシアンだけを助け、ズーチョンは危うく死にかけた出来事があったようです。ズーシアンが重視されていることを認識し、いつの日か自分が彼を突き落とそう(=立場を奪おう)と考えたのでした。

 

それが、ズーシアンを「暴犬のドン」に襲わせた理由でした。

 

 

見どころ④家族に対する遠慮・ひけめ

ズーシアンとシャオポンは、家族に対する態度が似ています。

それは、家族に遠慮・ひけめを感じているところです。

 

ズーシアンは一族から成功を期待されており、自分が家業を継ぐことを期待されていると分かっています。

でも、自分は自由になりたい。しかし父親を失望させたくないと思い、言い出す勇気が持てませんでした。

家業を継ぎたくない理由は第6話で詳しく述べていました。

「母さんは早くに亡くなり、それ以来1時間ごとにスケジュールが決まっていた。5時に起きて、6時に朝食をとり、7時に学校へ行く。8時に試験を受け、子供時代は睡眠時間以外は勉強とテストばかりで、父さんに進捗と成績の報告を。父さんは仕事しながら俺の話を聞いていた。お前は大事なことのように話を聞いてくれる。自由になりたい俺は駒のように、父親の言いなりになってる、感情さえも、抑えるしかなかった。」

そんな父親の干渉から逃げる方法が「クローゼットに隠れること」でした。

中にいれば、好きなことをできる。唯一の俺の世界なんだ。

俺の小さな船に乗り、行きたいところに行ける。父さんに干渉されない。

しかし、困難から逃げずに努力し続けるシャオポンの姿を見て、彼に見合う存在になるため、仕事にも家族にも向き合う決心をしたのでした。

ジョナサン曰く、「思い人がいると、人は変わる」です。

 

 

一方のシャオポンも、家族に自分の気持ちを隠して過ごしてきました。常に笑顔を絶やさなかったのも、家族に「普通」の人だと思わせるためでした。ズーシアンのおかげで、シャオポンの気持ちが理解できた母親が、こう伝えます。

私のせいで耳が不自由になった。それであなたには厳しくしたの。手話や読唇術を覚えさせて発話訓練のため留学させようとしたこともある。要求してばかりで、その理由を伝えてなかった。あれこれ学ばせることで、将来あなたが少しでも楽に生活ができて、困らないようにしたかったの。

あなたに聞こえるフリをさせて安心したかったわけじゃない。

 

両親が自分を「普通」の人にしたいのだと思い、何でもできる人だと思わせるために努力を重ねてきたシャオポン。その結果、感情を押し殺した生活をしてきました。

だからこそ、倒れる直前、ズーシアンに対して怒りを露わにしたシャオポンの姿を見て、母親はうれしく思ったし、その感情を引き出してくれたズーシアンを素直に受け入れることができたのだと思います。

 

 

面白い展開で、サブCPも存在して要素がてんこ盛り。

Vol.1は確執編ということで、このあたりにしてみます。どうしてこうなったのだろう?と思われる方のサポートになればうれしいです。

Vol.2はメインCP・サブCPの紆余曲折について触れてみたいと思います。こっちの方が読んでいて楽しいでしょうけれども笑