2024年に入ってから、6シリーズの台湾BLドラマを見たアラフォーゲイのkeyです。

その中でも、間違いなくトップに選ぶ作品が「HIStory3 那一天~あの日」です。

 

(今回のスクリーンショットは全てこちらからいただきました。)

 

既に見終わっている方もいらっしゃると思います。これまでいろいろな方の感想を拝見し、自分の心を見つめなおしてきました。

私もいろいろな方と感想を語りたいと強く思ったのがこのブログ開設の理由です。

 

ということで避けては通れない那一天。現在2周目を見ているところです。

心穏やかに感想を述べていきます。お付き合いいただければ幸いです。

 

那一天の個人的パート分け

俺の人生を変えたといっても過言ではない那一天。一気に語るのではなく、4パートに分けて考察していきます。

第1パート 1話~2話(すれ違い)

第2パート 3話~5話(接近)

第3パート 6話~9話(幸せへの道)

第4パート 10話(6年後)

(2024/3/11追記 第2パートを5話までにしました。)

こんなにくっきりと分かれていないんですけどね…。「3話途中まで」とかいった区切りも考えましたが、見直すとき用に話で区切った方が分かりやすいかと思って。

 

今回は第1パート(1話~2話)について深堀りします。

 

※まだ今作を見たことがない方もいらっしゃるかもしれません。既に視聴済みの方なら、何となく納得していただけると思うのですが、一気に見ていくとダメージが大きい方もいらっしゃると思いますので、少しずつ見ていくのが幸せな気持ちになれます

 

メインキャスト

 

 

    

シャン・ハオティン(項豪廷)

  …ソン・ウェイン(宋偉恩)

ユー・シーグウ(于希顧)

  …ホアン・ジュンジー(黃雋智)

ルー・ジーガン(盧志剛)

  …チャン・ユーユェン(張瀚元)

   (=トーマス・チャン)

ソン・ボーシャン(孫博翔)

  …リウ・ウェイチャン(劉韋辰)

   (=ウィルソン・リウ)

※台湾ではイングリッシュネームを設定している方も多いようですね。日本人にとってはその方が呼びやすいです。

 

 

①シャン・ハオティン(項豪廷)

人仁高級中学(レンレン高校)3年生。陽キャグループのリーダー格存在。友情に非常に篤いが、しかし素行も悪く、先生たちからも目をつけられている。妹思いの面もあり、妹のために成績上位を取ったこともある。

 

②ユー・シーグウ(于希顧)

人仁高級中学(レンレン高校)3年生。成績は常にトップ(満点を取った!?)。両親を亡くし、おばに引き取られたものの自立して生活しており、経済的に非常に苦しい。食事は水と肉まん(セリフではそう言われていましたが、皮だけしか食べていなさそう)だけ。勉強して奨学金を得て、国立大学に行きたい。

 

ルー・ジーガン(盧志剛)

豆乳ショップ「少小白」の店長。ユー・シーグウは彼の店でアルバイトをしており、事情が分かっていて何かと支えてくれている。ボーシャンがバイトしているスポーツジムの常連客。

※「少小白」は実在するお店です。台湾ドラマでは、結構実際のお店をそのまま使って撮影し、スペシャルサンクスとしてEDテロップ出ています。

 

ソン・ボーシャン(孫博翔)

シャン・ハオティンの陽キャグループの一員。直情型。バイト先のスポーツジムでルー・ジーガンを初めて見たのは400日以上前。好きだという思いをこらえきれずに暴走してしまう。「少小白」でルー・ジーガンがユー・シーグウと仲良さそうにしている姿を見て、第1パートではユー・シーグウを敵対視している

(ちなみに、後に「About Youth」でイエ・グアン(葉広)に期待を寄せる現生徒会長として出演しています。)

 

以上がメインキャストです。

 

サブキャスト

サブ①シャン・ハオティングループ

ガオ・チュン

 

 

ユー・シーグウに対していい感情を抱いていない。

(ちなみに、後にハオ・シー(石承鎬)の名前で、「正負之間 Plus & Minus」のフー・リーゴン(傳理躬)を演じます。)

シャ・ン

 

 

双子の兄。けんかっ早い印象。シャン・ハオティンにユー・シーグウを攻撃するようけしかけている。右ほほのホクロが特徴。(本名も役名も同じです。)

シャ・ダー

 

 

双子の弟。ユー・シーグウのクラスメイト。どちらかと言えばユー・シーグウの肩を持つ。途中シーグウとシャオティンの間で伝言を頼まれまくっていた。

 

サブ②リー・シーユウグループ

リー・シーユウ

 

 

シャン・ハオティンの彼女。仲良くしてくれない腹いせに、成績優秀なユー・シーグウに接近。その現場をシャ・ンに見られて…。

 

 

リウ・メイファン(劉美芳・画像左)はユー・シーグウ推し。スマホで撮影してはイケメンぶりをシーユウやチャン・ティンアン(張庭安・奥の男)に熱弁。そこからリー・シーユウがユー・シーグウに接近してしまったのです。

 

第1パートはこのあたりの人間関係がいくつかもつれ合ったパートです。

 

シャン・ハオティンの表情が暗い

OP曲バックの映像ではものすごく表情豊かなシャン・ハオティン(項豪廷)。しかし第1パート(1~2話)はかなり表情が抑えめです。

 

彼女もいて、友達グループと毎日つるんで。陽キャの化身みたいなハオティンですが、彼女のリー・シーユウがどうやらユー・シーグウ(于希顧)に接近していると分かってからは本当に冷たい表情。不良少年といった雰囲気満点です。彼女であるシーユウですら、「ハオティンは怖い」と言っていました。

教室の机を奪い、取りに来ないといけない状況にユー・シーグウを追い込みます。

教室では「悪い奴に目をつけられたな…」とクラスメイトが陰口をたたくほど。

 

許せないシャン・ハオティンは、ちょっとした仕返しをすることに。そこから物語は大きく動き出します。

 

転機は突然やってくる

ぼーっとして何も手につかないハオティン。

妹(シャン・ヨンチン)いわく、「やりすぎて後悔している時期」だとか。

シーグウに謝りに行ったとき、前を見ずに歩くシーグウが引かれそうになる瞬間がありました。

 

「なぜか気になる存在」だったシーグウが、ハオティンの中で特別な存在になりつつあった第1パートでした。

(ただしまだハオティンの表情は暗めな時が多いです)

 

感想①サブCPは展開が早い

台湾BLドラマあるあるの展開ですが、サブCPはメインCPに比べて展開が早いです。

今作も、ルー・ジーガン(盧志剛)ソン・ボーシャン(孫博翔)の展開は早め。

 

なにしろソン・ボーシャンが猪突猛進型なので。2話目で早くも!?となります。

 

そんなこんなで、早い段階でボーシャンが男性を好きになったのを知ったことが、ハオティンにとっても大きな転換点となるのでした。

 

 

感想②男が男を好きになること…

ハオティンは、いわゆるゲイではありません。これは後にハオティンが自分で言っています。

最初ボーシャンからジーガンへの思いを打ち明けられた時、少し戸惑う様子がありました。同性婚が合法化された台湾でも、やはりそこは日本と同じなのでしょう。

 

しかしその思いを知ったことが、自分がユー・シーグウに惹かれ始めた時に大きな支えとなったのは間違いありません。

 

ここら辺は台湾BLドラマの核となる部分です。自分の思いを相手に伝えること、そしてそれを親や友人に伝えることが、日本同様とてつもなく大変な覚悟がいることが感じられる瞬間です。

 

(余談ですが、私自身カミングアウトしていません。気づいている人もいるかもしれませんが、今後一生言うつもりはありません

だからこそ、その思いを涙ながらに伝えるシーンが出てくると、私も涙が止まらなくなります。)

 

 

感想③シーグウの家狭そう

時々映るんです。台北101を中心とした台湾の街並みのシーン。きれいですよね。

 

俺自身台湾にコロナ禍前は年1回ほど行っていました。可能なら今年の年末ごろまた行きたいと思っています。

 

さて、じっくり見ていると、少なくともユー・シーグウの家は発見できました。

 

ここですw 入口の電光掲示板みたいなのも見えています。地図で見ると、西門エリアが近いと言えば近い、遠いと言えば果てしなく遠い、アパートなどが立ち並ぶ住宅街の中にあるようです。住宅が密集している感じが伝わってきて、苦労しているんだろうなぁというのが分かりました。

 

聖地巡礼、いつかしたいなぁと思いながら、ストリートビューだけでも気持ちは台湾へ飛んで行っていました。

 

 

俺自身は既に第2パートの視聴に入っています。ハオティンの豊かな表情を楽しめるようになる段階ですね。

それでは次回の記事でまたお会いしましょう。