毒親 ③
大学生になって、周りの友達に恵まれたこともあり、前に比べてスカートを履くことに抵抗がなくなり、男の子とも普通に話せるようになりました。けれど、母の影響がなくなったとは言い切れません。洋服売り場ではついつい、「母のために」地味なものを買おうとしてしまいますし、男の子と遊ぶ時は周りの目を気にしてしまいます。
「今彼氏を作ったら、大学の勉強をしなくなるから後でね」と言いながら「早く結婚した方がいい」と言う母ですから、これからも私を苦しめたり、洗脳したりすることは間違いないでしょう。
このままではいけない!と思って、ケビンさんのブログを見つけてから、脱洗脳をしようとしています。たとえば、ショッピングで欲しいと思ったかわいい服を買うのに抵抗を感じたら、少し間をおいて原因などを考えたり。けれど、全くと言ってよいほど効果がありません。それどころか、母からの洗脳はますます強くなっているような気がします。
母親にも話をしたりしてきました。虐待が嫌だったこと、母親の養育が異常だったこと。けれど、母は「覚えていない」と言います。嘘をついているのか覚えていないのか、分かりませんが、話し合いをしてよかったのは、洋服を買う時に前に比べて楽にお金をもらえるようになったことくらいです(苦笑)。不幸な人間と「分かりあおう」としてはいけないのかもしれません。
ケビンさんのブログを見て、少しでも多くの人が毒のある母親の存在に気づくことができたら、と願わずにはいられません。結婚できない男女が増えていると聞きますが、親が原因でそうなった、という人はかなり多いだろうな、と私は推測しています。
つづく
毒親②
前回からつづく
母は、しょっちゅう矛盾した要求を私にしてきました。たとえば、「友達と遊ぶな、勉強しろ」と毎日言うのに、ある日突然「お前には友達が誰もいないのか!どうして放課後遊ばない!」とキレたりするのです。
また、母は私がお洒落することを嫌っていました。兄3人には、綺麗なブランド物のTシャツなどを買い与えるのに、私に対しては「本物の人間は服には拘らない」「小さいころから洋服にお金をかけるのは勿体ない」と言って安物しか買ってくれませんでした。洋服にアイロンをかけることも、髪にリンスやトリートメントをすることも禁止していたのに、授業参観などの帰りには「あんたの服は●●ちゃんに比べて汚いし、どうして髪もそんなにボサボサなの!?」とよく怒られました。
これ以外にも母の驚愕のエピソードはあるのですが、長くなるのでこの辺にしておきます。
このような感じでしたので、中高時代は最悪でした。友達との遊び方を知らないし、洋服売り場に行っても、何を買ったら良いのか分からないのです。良いものを買えば母に罵倒されるので、流行遅れのダサいものしか買えず、クラスでは浮いていました。女らしい恰好をするのにものすごく抵抗感があり、ジーンズばかりはいて生活していました。また、母は異性関係にものすごく厳しく、男子と仲良くするなんてもっての外でした。教室で男子と話しているだけで誰かに後ろ指を指されるような感覚を持ちながら、毎日を過ごしていました。お洒落に興味を持つことも許されず、異性のクラスメートと話すことも抵抗感を感じる…明らかに母による洗脳のせいだと思いましたが、当時の私はおかしいと思いながらも、母が悪いとはこれっぽっ知も思っていませんでした。
大学生になって、このままではヤバい、と思いました。周りと比べて、私は明らかにおかしい、と自覚するようになったのです。ケビンさんのブログはそれに気づく一番の助けになりました(ありがとうございます!)。
若さは価値である、これはまさにその通りだと思います。母は、バリバリのキャリアウーマンで婚期を逃した所謂「結婚負け組」でしたから、若い私が妬ましかったのだと思います。過度の精神的・肉体的虐待、兄3人と私との扱いの違い、お洒落や女らしくすることへの過剰反応、異性関係に厳しい…これらのことからもそれは明らかです。意図があったのかなかったのか知りませんが、私の中に「不幸になるための考え方」を仕込んだ母に対しては、猛烈な怒りを感じます。
つづく
毒親①
女子大生=>会社員さんから、次のようなメッセージをちょうだいしましたので、本人の了解を経て、原文のまま、順次分割してご紹介いたします。
ケビンさん、こんにちは!いつもブログ、楽しく読ませていただいています。女子大学生の女子大生=>会社員と申します。私がケビンさんのブログを見つけたのは約2年前のことです。
当時、私は色々な問題を抱えており、その原因は母親にあるのではないか、と悩んでいたのです。世間の「常識」からしたら、明らかに我儘で傲慢で生意気な考え方でしたが、私は自分が間違っているとは思えませんでした。インターネットや書籍でその答えを探していたある日、たまたまケビンさんのブログを見つけたのです。あまりに正確な内容に驚き、衝撃を受けました。
私の母は、厳格な人間でした。幼少時代から私の仕事は勉強と家事でした。テストで100点以外を取ろうものなら2、3時間怒鳴られながら体中を叩かれるのは当たり前。また、「15分以内に、洗濯と家中の部屋の掃除と窓ふきをして、布団を取りこんで庭の草むしりをして」など、大人でも無理な要求を押し付けられ、できなければ「できの悪い子」罵倒され、殴られるのは日常茶飯事でした。
一方、私の3人の兄は信じられないほど母に大事にされていました。テストで70点でも「ミスしちゃったのね、仕方ない」と言われ、私が休日に家の家事をしているにも関わらず、野球クラブでのびのびとプレーしたり、友達と遊んだりしていました。
明らかにえこひいきと虐待だと思うのですが、母は事あるごとに私に「私はあなたのことが可愛いから、厳しくしている」「女の子だから将来困らないように、心を鬼にしてあなたを育てている」「お兄ちゃんよりあなたの方がしっかりしているから、私もその能力を伸ばすために教育している」と私に言っていました。当時の私も「勉強と家事ができるのは(勉強は地域で1番でした)お母さんのおかげ」と母の行動に全く疑問を持たずに生活していました。
つづく

