私は子供の強みとか才能を知って伸ばしたいとよく考えていました。
私の娘は絵を描くのが得意でした。絵画コンクールで何度も入賞したり美術の教科書の出版社から娘の絵を掲載させてほしいとオファーを受けた事もありました。
しかし、娘は描くのがそれほど好きではありませんでした。
中学生になってからは運動部に入部。それまで娘が運動は苦手だと思っていた私は驚きました。
でも、娘は憧れの部活の先輩もでき毎日部活動に励んでいました。
部活が大好きで毎日が楽しそうでした。部活が休みの日も自主練をしたりして少しずつ体力がついていきました。そして念願のレギュラー選手になりました。
「憧れる」気持ちが生むエネルギーは強いと思います。
熱い気持ちがあるから続けられて成長できると思うのです。
脳には可塑性があることが科学的に証明されています。
もともと能力が弱い脳の部分でも、その脳を使う事で鍛えられ発達していく事が知られています。
得意じゃなくても「好き」や「憧れる」気持ちがあるなら挑戦してみるべきだと思います。
「憧れる」気持ちは、自分の可能性を映し出していると言います。
「憧れの人」を通して自分の中の可能性をみているのです。
「得意」と「好き」「憧れる」のどっちを優先すべきか、いろんな意見があるでしょう。
「得意」というのは他人からの評価があっての事ですが「好き」「憧れる」自分の主観ですね。
運動は苦手だけど「スポーツ選手に憧れる」という人がいるとして
その人がスポーツ選手になるのは難しいかもしれません。
でもスポーツ選手にはなれなくても関連した事はできるかもせれません。
スポーツ選手をサポートしたり、スポーツが苦手な人にスポーツを教える仕事など・・・
視点を変えて「好きなこと」「憧れること」も「得意なこと」両方かけ合わせたらやりがいのある仕事ができそうです。
創造力があれば、自分で新しい仕事を作り出していくことだってできると思います。