自由に描くのが苦手なんです | 川崎区川崎大師の絵画教室・なないろ似顔絵教室

川崎区川崎大師の絵画教室・なないろ似顔絵教室

川崎区川崎大師の絵画教室。アドラー心理学の勇気づけと臨床美術を取り入れ、自分の絵が好きになるる自己肯定感の高い子供を育てます。色彩で心を解放して描くなないろ似顔絵教室を大人向けに開催。

もうだいぶ前の話ですが

絵画教室の体験にいらっしゃって

全く描かない女の子がいました。

 

こんな風にしてもすてきだね

などと講師がなんども話をふっても

反応がなく

 

隣で見ていたお母さんが

しびれをきかせて


「先生の言うとおりしなさい!」

と声をあげる。

 

 

描き始める事が出来ないのには

必ず理由があります。

 

描く事で辛い思いをした経験が

あるのかもしれません。

 

本当に何をどう描けばいいのか

分からなくて困っているのかも

しれません。

 

後者であれば描きたいものが

みつかれば割とすぐに描けます。

 

しかし前者である場合

声をかけられるほど

殻に閉じこもってしまいます。

 

 

描く楽しさというのは

自分の内側にあるもので

沸き上がってくるものです。


本当は自由に描きたいという

気持ちがあるのです。


描きたいものがあって

自由に描ける環境があれば

喜んで描くはずなのです。

 

その子はとても可愛い

ヘアアクセサリーをつけていました。

 

パステルカラーのユニコーンが

とても印象的だったので

 

「これを描いてみない?」と

提案するとうなずいてくれました。

 

描き始めてくれてほっとしたら

なかなかこだわりがあって

完ぺき主義な面がみえました。

 

ちょっとでもはみ出すと

最初からやり直したくなるのです。

 

大人からすると

無駄に時間をすごしているように

見えるかもしれません。

 

でも本人にとっては大切な事です。

 

そのこだわりは見方を変えれば長所

素晴らしいことなのです。


納得がいくまでやらせてあげたいと

私は思っています。


私は講師として接していますので

冷静でいられます。


しかし、親の立場となると

つい子供にきつくあたってしまう。


この気持ち、とても良くわかります。


子供に親の気持ちを伝える時は

一度深呼吸などして冷静になってから

伝えるといいと思います。


問題は伝え方です。

 

私は◯◯だと思う。

Iメッセージをで伝えるのです。


その方が受け入れてもらいやすく

なります。



否定的な言葉は拒否反応がでて

頭に入りません。


自分の子を尊重して関わること

大切だなと思います。


安心、安全、ポジティブな場だと

子供は創造性を発揮できます。