JAPEX2021作品「大東亜戦争に関連する返戻郵便」から(16) | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

11月5日からの全国切手展(JAPEX2021)出展作品「大東亜戦争に関連する返戻郵便」のプレビューです。

 

最終リーフである16ページ目をご覧に入れます。14-16ページは、本コレクションの締めくくりである「『終戦』に伴う返戻」を提示しています。

 

画像は昭和20(1941)年9月1日差立て、群馬 沼田局から朝鮮宛ての葉書です。

 

戦後間もない朝鮮あて使用例ですが、「受取人前居地不明・・」の書き込みがあり、ハングル表記もみられることから、朝鮮まで運ばれた上での返戻扱いであることが分かります。

 

以上、簡単ですが、出品作品をご紹介してきました。現物はぜひ会場でご覧いただければと存じます。