中小企業の賃上げの現実 | 大阪の社長 kentのブログ

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関西で介護事業と不動産オーナー業をしている社長の
日常感じた事や出来事を綴っています。

今朝の日経に、中小企業は業績の改善が伴わないのに人手を確保するための「防衛的な賃上げ」が目立ってきていると書かれていました。

 

そりゃそうでしょう!

 

中小企業ってそんなに簡単に業績を改善できないですし、取引先の大手企業の要望を断る事もできず、値上げ交渉もままならないのが現状です。

 

かと言って賃上げをしなければ従業員さんが転職されるので、仕方なしに賃上げをしている会社が殆どではないでしょうか?

 

本来は「業績がupしたのでその頑張りに応えるために賃上げをする」のでしょうが、マスコミも挙って賃上げ、物価高を毎日報道しているので賃上げしないと言う選択を取れないのではないでしょうか?

 

まぁ嫌々ながらも賃上げをしている事は、多分長期的に見れば良い事だと思いますし、デフレ脱却の為にも賃上げ、物価高はこれからも続いて行くと思います。

 

原材料高、人手不足、資源高、働き方改革 等々

 

中小企業を取り巻く環境って決して良くないですよね?

 

輸出されている大企業では為替の影響で莫大な利益が出ており、過去最高益の更新も多くの企業で達成されています。

 

それに比べ中小企業では為替差益などもないですし、円安の影響で利益が減少する要因の方が大きいですよね。

 

でも、それでも歯を食いしばってでも賃上げしなければデフレに舞い戻ってしまいますので、ここはしっかりと対応して行かねばなりません。

 

特に我々の様な内需型の事業を行っている中小企業が頑張らねばって思っています。

 

また、賃上げの対応ができない会社は、残念ながら人を採用する事もできず、一層の業績悪化は避けられないと思います。

 

高収益企業がさらに多くの付加価値を提供し、得た利益の一部を従業員に還元する事によって良い循環が起きると思います。

 

淘汰される企業は気の毒ですが、それが日本の経済にとっては必要な事だと思っています。

 

働く従業員に取っても物価高に対応する為に賃上げは喜ばしい事だと思いますし、この流れを継続して行かねばなりませんよね。

 

ウチの会社も歯を食いしばってでも賃上げは続けて行こうと思います。

 

デフレ脱却、利上げ、インフレ

 

そう言う時代が来ることを期待して頑張って行きます!