昨日は知り合いの会社の社長交代の式典があり参加させていただきました。
会場はリーガロイヤルホテル3階の光臨の間で、多分大阪でも一番大きな会場となります。
そこで400名超の人が集まり式典に参加されていました。
いや~実に立派な式典でした。
ウチの会社もつい先日創立25周年の式典をスイスホテルで行ったばかりなので、その差を強く感じさせていただきましたし、色んな事を勉強させていただきました。
社長を交代された会社は建設業の会社で、社長とは盛和塾で長年ご一緒しており、今までも色々とお世話になった方です。
不動産業をしていた時期から色んな提案をいただいたり、勉強会に参加させて頂いたりしていたのですが、介護事業に進出してからはこの会社で老人ホームの建設をすべてお願いしていました。
ただ、3棟目の建設時に工事の完成が大幅に遅れ、その対応にも不満を強く持ったのでそれ以降は工事のお願いはしなくなりましたし、会社としてのお付き合いもなくなりました。
でも、今回は社長交代の式典に招待され、今までお世話になったのは事実なので参加させていただく事としました。
オープニングから和太鼓、日本最古の花街である京都の嶋原から葵太夫が来られたり、色んな催しもあり楽しい時間を過ごす事ができました。
でも、社長を息子さんに交代される時の気持ちってどんな感じなんでしょうね?
直接ご本人にお聞きすると建設会社の社長は交代するけれど、ホールディングスを含めたその他の会社の社長は続けるのであまり変わりないと仰られていました。
生涯現役を続けられるみたいですね。
嬉しいのか?
寂しいのか?
息子への期待でワクワクしているのか?
それとも不安でいっぱいなのか?
少しはホッとされているのか?
僕にもあと数年後には同じ様に社長交代の日が訪れると思いますが、自分はその時にどの様な感情が生まれてくるのか???
ちょっと想像もできないですね。
これからの建設業って正直、かなり難しいかじ取りが求められると思います。
資源高、人手不足、働き方改革、人口減少、高齢化、円安、物価高 等々
今の日本で問題になっているあらゆる問題が直接建設業者には降りかかっているように思いますし、その対策もかなり厳しいと思います。
2、3年前に見積り・請負契約した工事が最近になって着工しても、正直かなり金額が変わっていると思います。
酷ければ3割以上価格が上がってしまっているのではないでしょうか?
でも、既に契約済みなので請負時の金額で工事を進めると赤字になる現場も出てくると思います。
金額の修正に応じてくれる施主ばかりでもないと思うので、建設業って今はとても厳しい経営状況が続いていると言われています。
その最中の社長交代
大変だと思います。
ただ、幸いな事にこの会社には余剰資金がかなりあり、盤石な財務内容を誇っておられるので建設業に囚われる事なく事業を拡げて行ける環境にあります。
今後数年間は売上が0円でも社員を食べさせて行く事ができると言われていますし、やはり強固な財務体質ってとても大切ですよね。
特に不況時や変化の多い時期には、何と言っても資金的な余裕があるか?って事は極めて大切になりますね。
自己資本比率も80%を超えておられ、色んな事業にも手を拡げられています。
若い優秀な社員さんも多くおられ、きっとこの会社はこれからも成長されるのだと思います。
ウチも負けずにしっかりとしたビジョンを掲げ、強固な財務基盤を築き、何があっても耐えうる会社にして行きたいと思いました。
その為にはまだまだやるべき事が山積しています。
しっかりと頑張って参ります!