・本郷くん(元気で前向きなライダー)
(前回の続き…な)
本郷「えっ。海城くんの2月1日の志願者538名が4年前の2020年(539名)並なので、実質倍率も2020年並の2.8倍くらいになると思っていましたが、違うのでしょうか。」
司会「そうとも限りませんよ…。」
海城「・・・」
本郷「どうしてですか。志願者が減れば、その分、倍率が低くなるはずですが」
司会「ある程度は低くなると思いますが、2020年と同等の2.8倍までになるとは限らないということです。」
駒東「あっ、そうか。」
司会「そうですとも❗️」
駒東「・・・」
(心の声→まだ何も言ってないけどな。)
早稲田「うん。合格者数ですね。」
司会「正解ッ❗️」
本郷「えっ。」
司会「倍率2.8倍は、受験者数、合格者数ともに2020年並とした場合の数値ですよ。
すなわち、どちら一方が崩れた場合には成立しません。」
駒東「そういえば、海城くんは志願者…受験者ともに右肩上がりなのに、2月1日の合格者数が毎年減っているんだね。横這いならともかく。」
早稲田「確かに。一見すると、受験者数の増加だけに目が行っちゃうけど、合格者数も少し減ってたのですね。」
海城「絞ってたわけではないですが、結果的に3年連続で減ってしまっています…。」
司会「海城くんは、2020年の合格者数167名から3年間で7人減らしています。毎年2~3人減のため、仮に今年2人減で、合格者数が158名(前年160名-2名減)となった場合 、受験者数が2020年並としたとき、次の倍率になります。」
【あくまでも仮定ですよ
】
本郷「実質倍率3.0倍か~。なるなる~。」
司会
「
海城くんの実質倍率予想3.0はあくまでも仮定になりますので、ご注意ください。ただ、合格者数が2020年並の167名までいかない場合にはあり得ない話ではないですね。」
早稲田「そういえば、海城くんは1日の定員もですが、1日入試の定員に対する合格者数が、ボクと比べたら少ないかなと思います。それが別に悪いって訳じゃないんですが。」
駒東「というと。」
早稲田「まず、定員に関しては、こちらをご覧ください。」
駒東「おお。ちなみに、うちや開成くんは2月1日入試だけだから100%というわけな。」
早稲田「そうです。あ、偏差値は以前のものなので、気にしないでくださいね。」
海城「うちは1日入試、3日入試、帰国子女入試をバランスよくやっています。」
司会
「海城くんには、他の難関校ではなかなかない帰国子女入試もありますね。」
駒東「うちは帰国子女入試やってないなー。」
早稲田「うちは帰国入試を去年くらいまで超少人数でやってましたが、今年から廃止しました。」
司会
「そうですか。ところで、早稲田くん、先ほどおっしゃっていた
定員に対する合格者数について説明をしてください。」
早稲田「ハイ。2月1日入試についてですが、うちは定員に対してだいたい3割増しの合格者を出してます。最近3年間は260名前後の合格者なので、合格者数260名/定員200名=130%になります。」 司会
「ほう。では、海城くんはどうでしょうか。」
海城「うちは、過去3年間では2月1日入試の定員145名に対して、だいたい163名の合格者です。約1割増ですね。」 司会
「まとめると、こういうことですね。」
【2月1日入試の定員に対する合格者数】
海城くん=約1割増 ※3年間の平均合格者数163名/定員145名=112%
早稲田くん=約3割増 ※最近3年間平均合格者数260名/定員200名=130%
本郷「・・・」
駒東「こうして、数値化して分析すると分かりやすいな。しかし、海城くん第一志望の多い1日入試ではあまり合格者出さないんだね。」
海城「うん。まあ。最近人気が出たのも影響してるかも。」
司会
「海城くんの定員に対する合格者が少ないのは、
①人気が出て(早稲田くんと比較して)合格者の歩留まり(合格者がそのまま入学)がよいためかもしれません。
あるいは、
②1日合格者数を減らし、3日合格者数を増やしたい(1日入試の偏差値を上げたい。また、3日の開成くん落ちを多く確保したい。)という大人の事情があるのかもしれませんが、それを聞くのは、野暮ってものですよ。」
海城「スミマセン。ボクにも分かりません。いずれにせよ、今年は去年の3.4倍のような高倍率にはならないはずです。」
司会
「受験者が志願者同様に2020年並に落ち着くとした場合、
去年のように3.4倍にしたら合格者数が定員割れしてしまいますよ。」
(仮に2020年並の受験者数472名とした場合)
受験者472名÷3.4倍=合格者数138名<定員145名
早稲田「(笑)」
海城「そうですね。受験者のみなさんには、頑張って欲しいです。」
司会
「同感です。」
(最後に参考) 以前の記事ですが…
では、応援しています
(正門前デス)