中学受験は「お受験」ではありません…というお話をしましたが、こんな話もありました。
受験が終わった2月の中旬~下旬にかけて、妻があるママ友さんと会う度に
「でんくんの受験、大変だったわねえ。ほら、中学受験って、親の受験と言われるでしょ」と言われました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220712/02/kentama18-2022/45/0f/j/o1080097315145553292.jpg?caw=800)
モヤモヤしますねえ。
中学受験は・・・
親の受験ではありませんよ
そら、多少教えたり、スケジュール管理をしたりすることはありますが、勉強自体は子供がやるしかないのです。
中学受験とは、(親のサポートがありつつも…)
子供同士が競いあう部活動のようなものかもしれません。
※「中学受験部」とでも呼べそうな
だから、親がいくら頑張って気合いを入れても、子供が勉強をしなければ、または、仮に勉強しても問題が解けなければそれまで…という世界です。
シビアといえばシビアですが、非常に平等だという見方ができます。
このあたりが高校受験とは違いますよね。
「2月の勝者」を読むまで知らなかったのですが、高校受験では「内申点」というものが少なからず左右されるそうです。
そんなことは露知らずの私は、高校入試に限らず、すべての受験は「筆記試験一発勝負」だと思っていました。
◯十年前に首都圏の某公立高校を受験した際、筆記試験の水準はクリアしてはずなのに落ちた理由がわかったような気がしました。
一方で、中学受験では、内申書の提出は基本的にないところが大多数です。
但し、国立中学校では「調査書」という内申書のようなものが必要となることは、よく知
られていることだと思います。
なお、調査書ではありませんが・・・、
海城中学校の入試では、
小学校の成績通知表のコピーが必要です。
海城中学校の難易度、出題傾向以外の2つの注意点として、次の点があげられます。
①成績通知表を合否判定の参考としていること
②科目による「足切り」があること
※1科目でも極端に悪い点数があれば、(総合点がよくても)不合格。こわっ
また、海城中学校は、ホームページで次のような受験生向けのメッセージを送っています。
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成熟した日本社会ではシステムや制度の複雑化に伴い様々な問題が山積しています。 そうした中
~(中略)したがって、単純な知識の暗記やパターン化された解法のテクニックを詰め込むだけでは本校の入試には対処しきれません。
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いや、スゴいですね❗️
受験生への熱いメッセージであり、挑戦状ですよ。自信の表れとも言えそうですが、なかなかのものです。
御三家でもここまで書かないかなと思います。
🌑成績通知表の提出
→人物や性格をよく見たい(成績というよりも行動観察や出席日数かも)
🌑科目による足切り
→バランスの良い子が欲しい(極端な苦手科目のある子はいらない)
…という思惑があるように思えます
しかし、良いか悪いかは別にして、
多くの中学受験の入試の局面では、内申書や成績通知表は、全く関係ありません。出す必要もありません。
筆記試験だけの一発勝負だから落ちても悔いはない❗️
・・・はずなんです。
あ、「受験校選択での悔い」は別物です
これは、またの機会に書きます。