JIMIN >
・・マジで？
チーフの言葉に
みんな言葉が出せなかったけど
「じゃあ・・一緒にいれるんだ」
テヒョンが、
やっとつぶやくと
何かの合図のように、
一瞬にして
歓喜に包まれた。
12月、俺達の2回目の
『長期休暇』が決まった。
まさか、年末年始を
休める日がくるとか
「その分、コンサートは
集中して成功させるんだぞ」
それは、もちろんだけど・・
前回の休みの時は
・・彼女はいなかった。
・・ジウと・・一緒に
ヒョン達って、
前はどーしてたんだろ
!?
そーだ、
「ヒョン」
「ん？」
「後で、聞きたい事があるんだけど」
～・～・～・～
「どうした？」
会議室を出て、急いで
ナムジュニヒョンの作業室へ移動した。
この後もスケジュールがある。
長い時間はとれない。
「あ、あのさ」
「うん」
「その、前、休暇の時、ユジョンさんと
行ったホテルってどこ？」
ユジョンさんとの事がわかって、
その時、旅行に行った事は聞いていた。
ちゃんと彼氏、彼女で行けたって。
「ホテル？あぁ～・・ホテル・・は、
まあ予定とは違ったんだけど・・
ただ、そっちは今は無理だと思う」
「無理って？」
「俺が泊まった時は、たまたま、
俺の事を知らない人で。
っていうか、本当は、
違うホテルの予定だったんだ。
あっ、そっちは、ホビが使ったから、
あいつに聞いた方がわかるぞ」
ホビヒョン？
「キャンセルするよりはいいかと思って、
あいつに行ってもらったんだ。
ソヒョンさんと」
「そう、・・なんだ。そこって、
今からでも予約ってとれるかな？」
「ジウさんと行くのか？」
「逆に誰と行くの？」
「・・ま、そうだな。んー、
大丈夫じゃないか？今からだったら」
「わかった、すぐ調べる。
名前、教えて・・・何？」
ヒョンが・・楽しそう
「いや、可愛いなと思って」
「可愛いって」
「可愛い弟とこんな話、
する時がくるなんてな」
「次は、真面目に音楽の話でもしよう」
「そうだな、よし、じゃあ、行くか」
「うん、・・・じゃなくて、
ホテルの名前」
「あ、そうだった」
・・・ジウと旅行
喜んでくれるかな
ユジョン(2020年)
https://ameblo.jp/kennag/entry-12781374785.html
～
※ヨンオクさんver.
https://ameblo.jp/kennag/entry-12783518014.html
