早々と梅雨入り宣言がありました!
ようやく梅雨入りらしい雨が降り始めました。
いやいやこれからが本番などと云われたら、うっとうしい気分になってしまいそうです。
梅雨入りと同時に普段よりは家事に従事する機会が増えましたし、いままでになく家の中の雑事が多くなったような気がします。
屋外や屋内の補修といった作業がぐんと増えました。
ということで今日は朝から障子の張り替え作業をしました。
障子の張り替えはしばらくやっていませんでしたので、これを機会に古い障子紙を全部張り替えることにしました。
今回は弼を使わずに、専用の両面テープで張り替え作業をやってみました。
古い障子紙はまず湿らせて剥がします。
これに対応した活性剤入りの専用液体が量販店にありました。
これを使うと障子紙がべろりと簡単に除去出来ます。
乾いたところで、今度は障子紙を貼るための両面テープを骨組みに縦横それぞれ張り渡していきます。
これも4ミリ幅ぐらいの専用の両面テープが市販されていました。
弼よりも簡単できれいに仕上がるのではないかと思い、今回初めてこの両面テープを使ってみました。
この作業は1枚目はいくらか手間取りましたが、2枚目からは作業手順に慣れてきてスピードアップしたこともあって、これ以降は1枚目の半分の時間で完了させることが出来るようになりました。
やはり弼を使うときのように手を汚すことが無いので、ここは両面テープが格段に便利だと感じました。
これまでの古い障子紙はやはり汚れてもいました。
新しい障子紙と並べて比較すると、薄汚れているのがよくわかります。
障子の骨組み組部分を水平にして、障子紙をその端にテープで仮止めします。
仮止めした状態で、新しい障子紙のロールを骨組みの上に転がして広げていきます。
障子紙のロールは1巻き、4枚分ほどあります。
障子紙の端をぴんと伸ばし、おもむろに障子の本体に載せます。
障子紙の下の骨組み部分を指先で押さえて、両面テープと密着させます。
やり直しがきかないので、ここがもっとも大事な作業ポイントと言えます。
障子の枠に合わせてカッターで障子紙を切断していきます。
枠に合わせて切っていくだけですので、簡単です。
障子の四方をきれいに切り揃えたところです。
これで張り替えの作業は終了です。
今回この作業を4回繰り返して本日は終了でした。
新しく張り替えた障子を窓枠にセットしてみました。
右側が、今回張り替えたものです。
左側は、張替前のものです。
見た目では、右側の方が幾分白っぽくみえましたが、明るさはどうでしょうか?
カメラで写して比較すると左側の方が少し明るいようにも見えます。
日本文化の美意識が、いくらか刺激されてきますでしょうか?
かって作家の谷崎潤一郎が日本家屋の中にみる「陰影の美」ということで障子のことを取り上げていたのをふと思い出し、新しい障子紙を見ながら思わず一人苦笑してしまいました。
梅雨なればこそ、どうやら日本の伝統的な陰影の美意識に目覚めたというところでしょうか?
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