基礎代謝が高い人＝エネルギーを上手く使えて自分全開の人

基礎代謝を上げるために、筋トレや有酸素運動を勧められるが、基礎代謝を上げるとどんなメリットがあるのか？

インドの伝統医療アーユルヴェーダでは、ヴァータ(空気、風)・ピッタ(火、水)・カパ(水、土)の3つを基本として体質を分類する。
そのなかで、水と土のタイプといわれる「カパ」は最も代謝が悪い典型的な例。

身体のなかで、カパの占める割合が大きくなると、体重が増えて、気分も沈みやすい。

代謝を促進するためには、燃えることと、動くことが必要だ。

そのための要素がピッタやヴァータになる。

筋トレやスポーツを定期的にやってる人は、見た目が若々しく、ハツラツとしていて、エネルギーに満ち溢れている。

これはヴァータやピッタが調和して、上手くエネルギーを循環させているからだと思う。

基礎代謝が上がることで得られるメリットはいくつかある。

①体重管理
基礎代謝が上がると、エネルギー消費量が増え、体重をコントロールしやすくなる。基礎代謝が高い人は、同じ食事や運動量でもカロリーを燃焼しやすく、体重が増えにくい。

②エネルギー消費
基礎代謝が高いと、安静時にも多くのカロリーを消費することができる。つまり、身体の機能維持に必要なエネルギーが多く求められる。例えていうなら、排気量の大きいスーパーカーやSUV車。大きなパワーを出せる代わりにガソリン代もかかる。

③代謝率が改善
基礎代謝が上がると、身体全体の代謝率が改善される。これにより、栄養素の代謝や吸収が効率的に行われる。不要なものを排出しやすい体になり、体内環境が調う。

④筋肉量の維持
基礎代謝が高い人は通常、筋肉量が豊富。筋肉はエネルギーを多く消費する。筋肉を維持することによって基礎代謝率が高まる。

⑤活力と健康
基礎代謝が上がると、全身が活性化され、活力が増し、健康状態を維持しやすくなる。よって、病気や慢性疾患のリスクが減る。

基礎代謝が高い人は、「エネルギーを上手く循環させることができる人」と言い換えることもできる。