《代表的な三大マヤズム》
ホメオパシーには、「マヤズム」と呼ばれる重要な概念がある。
これは、湿疹や性病を抑圧するとつくられるとされ、同時に先祖から受け継いだ体質や傾向のことを言う。
ここで、ハーネマンが提唱する代表的な3つのマヤズムを紹介しよう。
疥癬マヤズム、別名Psor.(ソーラ)
これはすべてのマヤズムの元と言われている。
これを一言で表すなら「不足」。
欠乏、不足、機能低下などが主な特徴だ。
『人生を前にしての引きこもり、臆病さ、不安がある。分離と喪失という原初的感情にもとづく根源的な恐れがある。人生と将来への恐れをともなった欠乏感と喪失感がある。その補償作用として、成功するために奮闘する。身体面での欠乏は、生命力の不足、寒さ、乾燥、器官や組織の機能低下というかたちで現れる。外部には、痒みのある皮膚の発疹として表現される。この外部の痒みは、より根源的な内面の不安感と不穏状態から生じている。』
引用文献:『ホメオパシーの哲学 ジュリアン・カーライオン』以下同様。
ストレスから痒みが悪化するアトピーなどは、治癒が進んだら最終的にこのマヤズムへのアプローチが必要になる。
淋病マヤズム、別名Syco.(サイコーシス)
これを一言で表すなら「過剰」。
過剰、充溢、機能亢進などが主な特徴だ。
『サンカランによれば、サイコシス・マヤズムの人は、自分でどうすることもできない内面的弱さがあると考えている。できるのは、それを隠すことだけだ。固定的態度や厳格な行動によってそれを隠蔽する。しかし、抑圧された生活は「いまわしい」ものになる。つまり、隠したいような、または恥ずかしいものになる。それが怖くなり、自分の生命力を信頼できなくなる。私たちから放出されるもの、すなわち、性的な要素や自然発生的要素や創造性が、正常なものと思えなくなる。自然発生的要素や生命力の表現を抑制しなければならず、その結果、頑固な性格になり、罪悪感をおぼえやすくなる。 このように、考え方や態度に固定的な傾向があり、同時に恥の感覚が強く、容認できない性質は抑制しつづけようとするのが、サイコシス・マヤズムの人の特徴である。対極的な状態として、抑圧されていた生命力のたががはずれてすっかり抑制をなくし、とめどなく欲望の満足にふけることもある。身体的には、機能亢進が起こり、あらゆる粘膜からのおびただしいカタル性排出物があり、 腫瘍やイボが形成される。』
恥や抑制、同調圧力の高さが際立つ日本人にとって、このマヤズムはかなり親和性が高いといえる。
梅毒マヤズム、別名Sphy.(スフィリス)
これを一言で表すなら「破壊」。
逸脱、破壊、変性、 攻撃性などが主な特徴だ。
『心理的には、暴力、発作的激怒、憎悪がある。他人が自分を破滅させようとしていると感じる。 または他人を破滅させたい、それに自分自身さえ破滅させたいという欲求がある。絶望と無力感がある。身体的には、潰瘍と壊死が起こる。』
癌における肉体の崩壊は、最終的にこのマヤズムが関わっている。
以上のように、わたしたち一人ひとりがこれらのマヤズムに染まっている。
ハーネマンは、真の健康を取り戻すためには、マヤズム治療をしなければならないとしている。
よって、ポテンシャルを最大限に引き出し、自己実現を叶えるためには、ホメオパシーによるマヤズムへのアプローチが必要不可欠なのだ。
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