テレビ東京。
『太陽光パネルの終活問題』について、大変勉強になる特集でした。
 
福岡県直方市。
実に6000枚の太陽光パネルが並んでいます。
 
ここでは一番天気がいい日で800世帯分くらいを発電するようです。
 
『周りに高い建物がなく、日照条件がいい九州は太陽光発電の先進地』とテレビでは紹介されていました。
 
余り知られていないと思いますが、九州では原発が稼働しています。
不安定な太陽光パネルに頼ることなく、電力確保できているのが現状です。
 
 
『日中の電気は太陽光発電量だけで半分まかなえる』とのことです。この報道だけみればさぞかし太陽光パネルは素晴らしいと思う方がいるでしょう。
 
しかし、便利とは裏腹に『大量につくりすぎた太陽光パネルをどう廃棄するのか』という2030年問題を抱えることとなりました。
 
 
鉛・セレン・カドミウム等有害物質
を含むことがあり、埋め立てることは簡単ではないようです。
 
 
パネルの寿命は20年~30年。廃棄パネルが急速に増え、ピーク時には年間80万トン(東京ドーム3000個分)を超える見込みです。現状ではこれを埋め立てるというから問題なのです。
 
 
そこで北九州市の民間企業。太陽光パネルを直接回収し、輸送費を削減する等、再利用する全国初の取組みを行っていました。
 
 
 
 
取り出すのは不純物の多いガラスのみで、99%素材がリサイクル可能になったようです。
 
 
年間80万トン(東京ドーム3000個分)発生しますので、年に9万枚の処理はわずかと言えばわずか。その為、こうした企業が増えるように、政府は後押ししていかなければならないでしょう。
 
日経記者は以下の通りコメントしました。
『国内でエネルギーを安定的に生み出すことができる太陽光発電はエネルギー安全保障の観点からも重要です。管理しないと汚れなどで発電効率の低下が見込まれ寿命も短くなってしまいます。定期的なメンテナンスで長く持たせることも重要です。』
 
『太陽光パネルの多くが埋め立て処分されているのが現状です。パネルの種類によっては鉛やセレン、カドミウムなどの有害物質が含まれているため、適切な処理が必要となってきます。にもかかわらず事業終了後には、放置されたり、不法投棄されたりこともあり、問題になっています。2030年代までに政府が中心となって太陽光パネルのリサイクルの仕組みを構築し、日本全国に広めていくことが重要です。』
 
 
【まとめ】
・有害物質を含むため、現状では埋め立てしなればならない太陽光パネル
・安定的な電源には繋がらない
・太陽光パネルの8割が中国製
・中国製とはいえ、ウイグル人に強制労働させているという真実
 
 
 
 
 
私は電力創出について、経済安全保障の観点から、中国製ではなく、日本製のみに政府は限定するべきと考えます。そうした上で、リサイクルできる仕組みが整えば、ようやく設置するべきと思います。マスコミでは『太陽光パネル=善、環境にいい』という報道がされていますが、果たしてこのブログを見て、本当に太陽光パネルが自然環境に良いと言えるでしょうか。一度立ち止まって、考え直す時期に来たと思います。
 

 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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