こんにちは。
湘南慶育病院 広報室の大金です。
昨日は、先週に引き続き、眼科副部長 久保田みゆき医師の市民公開講座を開催いたしました
昨日もご参加をありがとうございます
本日のブログは先週の続きからです
【緑内障】
・物をみる神経(視神経)が障害されて見える範囲(視野)が狭くなる病気です
※日本人における緑内障の病型の割合は”正常眼圧緑内障”が70%以上を占めてます。
健康診断での「視力測定、眼圧測定」だけでは見つけることが困難で、
「眼底写真」が必要とのこと。
そのため潜在患者はなんと90%近くになるそうです
治療法は・・・1回/日の点眼で「眼圧を下げる治療」が肝心
【糖尿病網膜症】
・糖尿病の3大合併症の1つです。
※日本では網膜症は成人の失明原因第二位
【加齢黄斑変性症】
・症状としては「中心部のゆがみ」や「中心部のゆがみと中心暗点」です。
※このような症状がある方はすぐに受診しましょう
治療法は・・・薬物を眼の中へ注射、光線力学療法、レーザー治療、サプリメント・食事療法・禁煙
【近視】
・世界の近視人口が増加しているそうです。
※強度近視の合併症としては「網膜剥離」「緑内障・視神経障害」「近視性黄斑」などがあげられます。
近視の進行予防・・・「屋外活動時間」を取り入れる。
どのようなときに眼科を受診したら良いのでしょうか
「目の周りが重苦しい」「頭痛」「嘔吐」「充血」「かすみ眼」「片眼の瞳孔が少し大きい」など・・
迷わず、病院へGO
【こんな症状】
・コンタクトレンズによる「充血、痛み、異物感」→コンタクトレンズによる”角膜感染症”
・「眼をあけているのがつらい、まぶしい、ごろごろする、瞼が重い」→”ドライアイ”かもしれません。
ドライアイの患者は約2,200万人
オフィスで働いている人のうち約65%の方がドライアイ
※ドライアイ患者は片頭痛患者と同程度の4.8%の労働生産性を損失する。
ドライアイは生活の質(QOL)に大きく影響するので、病気の積極的な管理が必要です
【目に良い食べ物】
・「生の青魚」「緑黄色野菜」「ベリー類」「ナッツ」など
【これからの市民公開講座の日程】
・2月 5日(火)、2月12日(火) 14:00~15:00
演題:「体を支える・動かす・神経を保護する「せぼね」の話」
講師:整形外科 高畑 武司医師
・2月18日(月) 13:00~14:00
演題:「これって認知症?!そんな不安を感じたら 物忘れ外来で早期診断&相談」
講師:精神科(物忘れ外来) 堀込 俊郎医師
・3月 1日(金)、19日(火) 14:30~16:00
演題:「備えあれば憂いなし~「もしものとき」の話し合いをもっと身近に あたりまえに」
講師:呼吸器内科 若木 美佐医師
当日のスケジュール:講演30分程度、その後、医師、看護師、社会福祉士による相談会
※もしもの時に「してほしい治療」「してほしくない治療」
例えば「心臓マッサージ、人工呼吸器、人工透析、胃ろうなど」・・・ご一緒に考えましょう!!
・3月15日(金)、29日(金) 14:00~15:00
演題:「ふるえは氷山の一角、身近な症状ではじまることも・・パーキンソン病」
講師:脳神経内科 久保 紳一郎医師
お待ちしております