こんにちは!
検査科です
今日は心筋梗塞とそれに関わる血液検査のお話をさせていただきます
心筋梗塞は心臓に血液や酵素を送る血管で
狭窄や閉塞が起こることで、
心筋の壊死が起こる状態です
CK(クレアチニンキナーゼ)は
心筋や骨格筋に存在する筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な酵素です。
心筋梗塞が起こると、心筋細胞の障害が起こり、
CKは血液中に遊出するため血液検査では高値になります。
またCKの中でも心筋に特異的なCK-MBが上昇します。
トロポニンは筋肉の部品となるタンパクの1つです。
心筋梗塞が起こると、心臓の筋肉の分解が起こり、
トロポニンは血液中に遊出するため血液検査では高値になります。
ただしトロポニンは腎臓で排泄されるため、
腎臓の排泄機能が下がった腎不全の患者は高値を示すことがあります。
心筋梗塞でなぜ心臓の検査でなく、
血液検査?と思われる方もいるかもしれませんが、
こんな理由があったんです
近々パート2もお届けしますので、
お楽しみに
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(検査科)