認知症マフについて | 花川病院のブログ

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みなさん、こんにちわ爆  笑爆  笑

週末にまた雪が降りそうです。転倒事故多発、気を付けてください。ビックリマークビックリマーク

 

当院では認知症患者さんのケアにマフ活用をはじめました。

マフって何? 初めて聞く方も??

イギリスが発祥で、認知症の落ち着かない手を穏やかに 温かく保つためにデザインされた筒状の触覚や視覚という感覚を用いたケアのため のハンドメイドです。

手を拘束するものではなく、筒の中に自由に手を出し入れでき、手を通した認知症の人がマフの内外のアクセサリーやリボを触ることで安心感が得られ、認知症の人のニーズに合わせてデザインで作成することができます。

 

今回、しあわせホルモンTQM活動としてマフに取り組みました。

作業療法の一環として、あるいは患者さんやスタッフに作成方法の勉強会をしました。

毛糸で作成します。サイズは15㎝×30㎝程度、筒状でお好きな飾り付けをします。

このマフは魚釣りが好きな方用で魚と海藻を飾りつけしました。

筒の中には毛糸玉を入れ握ることで安心感があります。

マフの適応患者としたは1)重度認知症 2)高次脳機能障害による注意障害・強制把握を伴う人

3)触れることに心地良い刺激を好む人 4)外部からの感覚刺激が少ない人

5)ミトンを検討する人

とされています。作成したマフは早速患者さんに使用しました。

経鼻経管栄養の患者さんは、マフ使用後自己抜去がなくなり、マフに手を入れ毛糸玉を握り過ごしていました。

マフは毛糸ですのでふんわりと暖かく安心感があるようです。

たくさんのマフを作成しました。

マフを作成したスタッフ、患者さん、マフを使用した患者さん、活用に関わったスタッフのすべてが、しあわせいっぱいでした。この取り組みを「マフでつながる幸せの輪~マフの効果は無限大~」としてTQM活動セミナーで発表します。

今後もマフの活用に取り組んでいきます。

                       チームマフモフ一同