第52回北海道作業療法学会学術大会で発表し、優秀演題賞を受賞しました。 | 花川病院のブログ

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第52回北海道作業療法学会にて、当院作業療法士4名が発表を行いました。

これまでの作業療法の取り組みを対外的に発信できる良い機会になりました。

以下に発表内容を簡単に提示します。

 

 

今西OTは患者さんにデジタル回想法を導入し、認知機能の改善を認めた報告を行いました。患者さん自らコミュニケーションを取る機会が増え,表情も明るくなり,認知機能が改善されました。デジタル回想法の研究継続として、VRを用いた研究を取り組んでいます。ベル

 

 

 

大田OTは「楽しさ」を感じられる余暇活動の評価・分析を行い、自己効力感が改善し、活動性の向上が認められた事例を報告しました。運動療法中心のアプローチでは引き出せなった活動を余暇活動である園芸作業を通じて、活動性の向上が認められた作業療法を報告しました。ベル

 

石島OTは転倒による挫傷によって末梢神経障害を呈した対象者に、電気刺激療法、装具療法、行動学的手法を用いてアプローチした結果、日常生活でお茶碗やペットボトルを持つなどの生活場面で手の使用が可能になった事例を報告しました。日常生活で手の使用を汎化するため、多くの介入を取り入れ成功する事ができました。ベル

 

最後に斉藤OTはコロナ禍の面会制限により介助方法や高次脳機能障害の理解に課題が残った症例に対し、回復期リハ病棟の関わりを訪問リハで引継ぎ、高次脳機能障害の理解や介助方法をご家族様に提供した症例を報告しました。これまでは病院担当スタッフが実際にご家族様に会って介助指導や病態の理解を深めるための説明が可能でしたが、不足した部分を訪問リハビリで補完する事ができました。ベル

 

このように4演題無事に発表する事ができました。感染対策上WEB発表が中心になりましたが、今後現地に参加できる日を楽しみにこれからも頑張って行きたいと思います。合格

 

最後に、今西OTが学会の指定演題で現地にて口述発表し、優秀演題賞を受賞することができました。合格クラッカークラッカークラッカー拍手拍手拍手

今後も質の高い臨床研究に取り組み、学会発表・論文発表を継続していきます。アップキラキラキラキラキラキラウインク

 

 

リハビリテーション部