みなさん、こんにちは毎月院内向けに発行している「花川病院DIニュース2月号」をブログでご紹介します今月は「かかりつけ薬剤師・薬局」について記載しています
みなさんは2016年4月よりスタートした「かかりつけ薬剤師」制度を知っていますか?専属の「お薬パートナー」をもつことができる制度です。薬剤師を指名することにより、毎回同じ薬剤師が「かかりつけ薬剤師」として担当することになります。上手に活用し賢い患者になりましょう。
かかりつけ薬剤師とは、保険薬剤師が、国が定める一定の条件を全て満たしていることが必要となります薬局で「かかりつけ薬剤師」の指名をし、同意書に署名することで次回から担当としてサポートしてくれます。
※注意※
・薬局によっては、限られた薬剤師しか該当しない場合や、薬局にかかりつけ薬剤師が在籍していない場合や、そもそも届出を行っていないこともあります。
・かかりつけ薬剤師は、「かかりつけ薬剤師指導料」といって、処方箋1回の受けつけあたり、60円〜100円ほど追加でかかります(3割負担のとき)
いつでも気軽に相談でき、信頼できる、地域に密着した薬剤師が「かかりつけ」です健康に関する相談ができる身近な存在として、ぜひ活用してみましょう
かかりつけ薬剤師を利用すると、主に次のようなサービスを受けることができます。
①いつも同じ薬剤師がお薬のことをまとめて把握
他の医療機関や薬局で受け取ったお薬や市販薬、健康食品、サプリメントなどをまとめて把握して、重複したお薬がないか、お薬同士や食品との相互作用※がないかなど、服用に際してアドバイスします
※相互作用:複数の薬の飲み合わせによって効果が増強したり、薬の持つ効果が打ち消されてしまうこと
②体調の変化の確認や薬の管理も万全に
過去の服薬記録も含め、患者さまの服薬後の経過を継続してチェックします。お薬の効果や体調の変化をみて、必要に応じて医療機関へ連絡も行いますまた余っているお薬が多数ある場合、薬局にお持ちいただければ次回の処方調整を提案したり、ご自宅でのお薬の確認・整理を行うこともあります。
③いつでも相談、夜間・休日の対応も
担当の薬剤師として、お薬や健康維持に関する相談などに対応します夜間・休日など薬局が閉まっている時間帯でも、お薬について相談することができます
特におすすめなのはこんな方です。
・24時間いつでも健康相談にのってほしい
・複数の医療機関にかかっている
・6種類を超えるお薬を飲んでいる
・お薬の副作用に敏感またはアレルギーがある
・サプリメントや健康食品をよくとる
・在宅医療を検討している
・子育てや介護など急な病態変化が心配
・抗がん剤などリスクの高いお薬をつかっている など
お気に入りの薬剤師がいないときは、無理に指名する必要はありませんそのときは、いつも行く馴染みの「かかりつけ薬局」を決めておくことが、安全に薬をつかうためにも大切です困ったときには、すぐに薬局へ相談できるような環境を、普段から整えておきましょう
いかがだったでしょうか?少しでも生活に役立てて頂ければ嬉しく思います。何かわからない事があれば、花川病院の薬剤師にお気軽にお尋ねくださいね。(薬局 室内)