福島県で開催された認定理学療法士必須研修会(脳卒中)に参加させて頂きました。
この研修会は認定理学療法士を取得するための必須研修会で、取得要件を満たし、症例報告10例の書類審査に合格し、さらに脳卒中認定理学療法士の試験を合格することにより日本理学療法士会から認定されます。
講義は4つのテーマについて聴講させていただきました。
1:「脳卒中急性期・早期の理学療法」では、「最も根本的なコンセプトは廃用を予防する視点」という内容や「課題志向型トレーニング」について説明があり、推奨グレードをもとに早期からのリハビリテーションが重要であると再認識しました。
2:「脳卒中の病態と治療」では、基本的な病態と治療をエビデンスや推奨グレードも含めながら詳しく説明があり、改めて基礎的な部分の重要性を再認識しました。
3:「高次脳機能障害の評価と理学療法」では、「半側空間無視」や「Pusher」の、評価、特徴、分類、アプローチ方法とその結果について説明があり臨床治療に参考となる内容でした。
4:「脳卒中回復期の理学療法」では、様々な評価方法や症例検討しながら、根拠に基づく評価と治療を目指すことの重要性について説明があり、リハビリテーションとは=人間としての復権であるということを学びました。
今回この研修会に参加し学んだ内容を患者様に還元するとともに、今後も自己研鑽に努めていきます。
リハビリテーション部