2017年9月30日(土)~10月1日(日)の2日間、神戸商工会議所にて開催された第22回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で中村PTが発表させていただきました。
「Clinical Pain Rehabilitation~概念から臨床実践へ~」という学会テーマのもと、生物心理社会モデルに基づいた慢性痛に対するリハビリテーションを臨床現場で実践していくために必要な最新の知見を学んできました。また、ポスター発表を行い、全国の多くの方と非常に有意義なディスカッションを行う事が出来ました。
その他、疼痛に関するメカニズムの基礎研究から、運動器疼痛、中枢機能障害性疼痛に対するペインリハビリテーションの効果と限界、慢性疼痛の薬物治療・集学的治療における位置付けについて学び、『患者教育』をこれまでの運動療法などにいかに組み合わせていくのかというのが共通した重要要素であり、それ自体が現在の世界的コンセンサスとなっていることを学びました。
痛みが軽減するのはもちろん必要ですが、痛みがあったとしても患者様のADLやQOLを高めていくように介入していけるのかが今後のポイントとなるようです。
当院の患者さんへ還元できるよう今後も研鑽し、リハビリ全体の質の向上に努めていきたいと思います。
リハビリテーション部