日本語学校から予想外に早く待遇改善策が発表された。ベアではないものの授業外勤務手当として、4コマ1授業につき、1時間分の最低賃金が支払われると言う。これに伴って再び15分間の朝礼、昼礼が再開されることとなった。
残り45分で、予習、引継ぎなどの処理、テストの採点をするのは無理な話だが、これまでこれらに対する配慮が全くゼロだったことを考えれば、大きな前進である。形式上ベアはなくても、多くの非常勤教師にとって実質上10%以上の昇給になるはずだ。それに発表では「待遇改善のまず第一弾として」とあったので、もしかすると、ベアも追ってあるかもしれない。
（これは常勤のケースのようです）
10年前に入社した時は、期末テストの問題作成まで無給でやらされていたので、その後の改善ぶりは、ちゃんとした組織になろうという努力の跡が十分窺える歩みと言える。給与のレベルは必ずしも高いとは言えないが、例えばけんじいが6カ月間武者修行に出かけた学校では、1冊2 、3千円する教科書が支給されず、自分で買うかコピーをする扱いになっていた。
全てが揃っている学校はまだまだ少ないが、それを目指している経営者の姿勢が感じ取られたし、けんじいのこれまでの理事長らへの提言も少しはみんなのために役に立ったかと思うと、ちょっと嬉しい。