オカリナの先生が亡くなって演奏会の曲を見直し | けんじいのイージー趣味三昧

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 次の日曜日に先生が企画して門下サークルのミニ発表会を予定していた。ところが先月末先生が亡くなられた。先々月まで練習日に顔を出して指導してくださったのに、まだ70歳そこそこなのに、なんという・・・。

 

 先月の練習日に来られないとの連絡とともに、「発表会は各サークルの交流演奏会にしてください」と、自身の演奏はもちろんみんなのピアノ伴奏などもできないことを示唆した内容の連絡が来た。

 

 

 先生の伴奏なしを前提にあれこれみんなで工夫していたが、亡くなられたのなら、交流演奏会どころではない。家族葬をされたので、いわゆる「お別れの会」を兼ねた演奏会にするのが自然だ。そこで演奏曲も急遽再選定した。

 

 「いのちの歌」は先生が「切ないわねえ」と言ったのをきっかけにいったん取り止めたが、復活させた。けんじいのハーモニカ「モーツアルト40番」は、オカリナのそれの間に先生がピアノの間奏で転調させたうえで演奏する予定だったが、それも止めて「シェルブールの雨傘」に変更した。

 

 

 オカリナの会なのだから、けんじいは代わりのハーモニカ曲など選ばなくてもよかったのだが、他のサークルでも他の楽器で演奏するからと言われ、「ハンガリー舞曲第5番」なども準備したが、結局無難な「シェルブールの雨傘」をすることになった。

 

 それでも、オカリナだけで5曲、参加サークル合同で2曲、お客様であるOGやご遺族とも一緒に2曲(うち1曲が「バラが咲いた」)とたくさんの曲を演奏する予定で、それらを全部練習した。

 

 

 リーダーが、先生がいつも弾いたピアノの上に、先生が好きだった薔薇の花を一輪持ってきて置いた。帰りにそれをいつも会場の予約をとる施設の事務所(けんじいは会計をしているのでそこで部屋代を支払う)に持っていき、「先生が亡くなってしまった。今日ピアノの上に飾ったこの薔薇を事務所に飾っておいてください」と言って渡す時、ああもう先生はいないんだと涙が滲んだ。