ようやく気持ちが通じ合った日本語学校の今のクラス | けんじいのイージー趣味三昧

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けんじいの3大趣味である山歩き、鉄道模型製作、オカリナ・ハーモニカ演奏を中心に好きなことを書くブログです。Yahooからの移行ですが、よろしくお願いします。

 2日連続の日本語学校ネタだが、なんとなく嬉しい気分になり書く気になった。

 

 最近の担当クラスは中国人ばかりだから中国人学生の印象ということになるのだが、(1)欠席と遅刻が多い、特にプレゼンやスピーチテストになると逃げる、(2)グループワークが下手で仲間と相談しようとしない、(3)反応が薄い、などあまりいい印象はなかった。特に今年はなぜか3か月ごとに異なるクラスを担当させられたから、お互いなかなか馴染めなかったこともあるかもしれない。

 

 

 それがようやく最近になって打ち解けてきたというか、学生が少し胸襟を開いてきたと感じる。例えば生意気女子学生は「薔薇」の字を書いてみせた後から特に素直になり、欠席学生が多くて助っ人が欲しいと思った時に、「私でよければ」と自分からその役割を買って出るようになった。

 

 冗談に対してもこれまではシーンと冷ややかな反応だったが、最近は笑いが増え学生たちからも明確な主張や反論を含め発言が出るようになった。優しそうな男子学生が、「先生、私が作ったものです。食べてください」と小さな肉饅か小籠包か不明なものを差し出した。うん、いい傾向だと思ったが、もうあと10日余りで学期末である。通常は引き続き来期も同じクラスを教えることになるが、それは分からない。

 

 

 なんとなく嬉しい気分になったもう一つの理由は、以前に教えた学生たちから合格お礼の連絡が来たことである。1つは前年というか、今年3月まで教えたよくできた男子学生。日本語学校に来て半年で難関の私立大学院を受けたが不合格で、今年けんじいの担当していない最上級クラスでもう1年学んでいた。それがこのほどさらに難関の国立大学院に合格したというので、けんじいの所へお礼の品(上、山東省のお煎餅)とともに報告に来てくれた。早速起業するんだと起業プランを持って来たが、残念ながらけんじいにアドバイスする力はない。

 

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 もう1人は前々期(4〜6月)に教えた女子学生。その時入学希望理由書を手直ししてあげた。その大学院には合格しなかったようだが、別の有名私大大学院に合格したからと彼女の出身地雲南省のお菓子(上)を持ってきた。入学希望理由書によれば、彼女は将来「雲南省の貧しい子供、特に女子に教育の機会をもたらす」仕事をしたいという強い意思をもっている。メールでお礼を書くとともに、けんじいの妻が同じ趣旨の運動をしている日本のボランティア団体と間接的に関わりがあることを付け加えたら、「運命のように感じます」と大袈裟な返事が来た。そして「また今度雲南省のお菓子を持ってきます」と付け加えてあった。

 

 あまり他人にプレゼントをしたことのないけんじいだが、この歳になってプレゼントの重要性を中国人学生に教えられた。