こよみの話4(おしまい) | けんじいのイージー趣味三昧

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 こよみの話などというタイトルを付けたのに、十干十二支のことしか書いていなかった。ある意味タイトルのつけ間違いだが、それでは申し訳ないので、せめて月の名前の話題くらいはして終わりにしたい。

 月の名前は日本のように数字で表わすところと英語のように数字以外で示すところと両方ある。もちろん数字で表す日中韓ともに古い言い方、例えば日本の睦月、如月、・・・といったものはあったが、不便でもあり風雅の世界にのみ残っているようである。数字の名前では話が続かない。

 それでは数字ではない英語の月は一体どのように決まっているのか。ご存知の方も多いとは思うが、簡単に言えば一貫した名付け方ではない。
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 まず1月から6月まではギリシャやローマの神様の名前から来ているようだ。ローマ神ヤヌス(1月)だとかマルス(3月)、あるいはギリシャ神アフロディーテ(4月、英語のヴィーナス)だとかいうあれだ。そして7月はジュリアス・シーザーの名前から、8月はその養子で初代ローマ帝国皇帝のアウグストゥスの名前から来ている。というより、彼らが実力で自分の名前を入れたのだから世話はない。おまけに皇帝の月が小の月(30日)ではいかんというので、どちらも大の月(31日)になったのはよく知られる話だ。隔月で来ている大の月と小の月がここでイレギュラーな動きをしていることへの疑問が解ける。

 9月以降は7、8、9、10を示すラテン語septem,octo,novem,decemから来ている。ふたつずつずれたのはシーザーとアウグストゥスの二人が割り込んだためという説もあるが、そうでないという説もありよく分からない。どっちにしても暦の話は奥が深く、けんじいごときのにわか勉強では扱いきれない代物である。