清瀬市議会 令和5年 第1回定例会(2) | 清瀬市議会議員 城野けんいち オフィシャルブログ

清瀬市議会議員 城野けんいち オフィシャルブログ

清瀬市議会議員(無所属・最年少)の城野けんいちです。2019年4月の清瀬市議会議員選挙で初当選しました。市議会の一般質問などを中心に、一議員としての活動を記録していきます。

都市整備部長 【答弁】

 

 私からは、水と緑と公園について、幾つかご質問いただきましたので、順次ご答弁させていただきます。

 雑木林は、かつては人の暮らしになくてはならないものであり、伐採された樹木はまきや木炭などの化石燃料として、また、その落ち葉は肥料として畑の耕作に利用されてきました。しかし、時代の移り変わりとともに生活形態が変貌し、燃料はガスや灯油、電気となり、肥料は化学肥料へと変わり、雑木林は十分に人の手が行き届かない状態となり、樹木の高木、老木化が進み、その結果、倒木や民地への越境枝などの問題が発生しているほか、雑木林内に笹などが生い茂り、動植物たちが生息、生育しづらい環境にもなってきております。

 本市が管理している緑地保全と樹木管理につきましては、清瀬市みどりの基本計画ならびに清瀬市公共施設のみどりの管理方針に基づき、市内7地域にある約12ヘクタールの緑地の植生管理を行っているところでございます。緑地保全の基本的な樹木管理といたしましては、日常的な下草刈りや落ち葉清掃等の管理、周辺地域や緑地訪問者への安全確保ならびに健全な雑木林を維持していくための剪定のほか、萌芽更新を行っております。

 ご案内のとおり、本市が管理している緑地につきましては、年間を通して清瀬市自然保護レンジャーや清瀬市みどりのサポーターをはじめ、市民団体であります清瀬の自然を守る会、ボランティアきよせびとなど、多くのボランティアの皆様のご協力をいただきながら、武蔵野の原風景を後世に伝え残していけるような管理を行っているところでございます。

 

 次に、自然環境の保全と市民協働の現状についてと、今後の在り方についてでございます。

 市内の自然保護と自然環境の保全につきましては、繰り返しの答弁になるところもございますが、現在、市民団体であります、清瀬の自然を守る会、ボランティアきよせびと、川づくり・清瀬の会のほか、自然保護レンジャーやみどりのサポーターなど、多くのボランティアの皆様にご協力をいただき、緑地や水辺の保全と保護を行っているところであり、大変感謝をしているところでございます。

 しかしながら、各市民団体に確認をしたところ、どの団体においても、会員の高齢化と新規会員の獲得について苦慮しているとのことであります。この要因として、定年退職が延長されたことや、近年の社会情勢により、経済的な不安から退職後も働く方が多く、必然的にボランティアに参画する年齢自体も高齢化するばかりか、新たな会員加入が難しくなってきているとのことでございます。このことにつきましては、本市が管轄をしております自然保護レンジャーやみどりのサポーターにおいても同様であると感じております。今後の緑地保全活動を行っていくための大きな課題であると認識をしております。

 いずれにいたしましても、緑は本市の大切な財産であり、その財産を次世代に引き継ぐため、今後も自然保護団体やボランティアの皆様からの声を伺いつつ、市民協働による維持管理の継続に努めてまいりたいと考えております。

 

 次に、柳瀬川と空堀川の水辺環境についてでございます。

 本市では、柳瀬川回廊をはじめ、せせらぎ公園のせせらぎ最下流にある清瀬橋親水公園の供用を開始するなど、市民が水辺環境に親しめる環境整備に努めております。また、柳瀬川につきましては、清流の復活とともにアユが遡上し、カワセミをはじめ多くの野鳥が集う自然豊かな水辺スポットであり、昨年8月に清瀬市が取り上げられ放映された、地上波の情報バラエティー番組、アド街ック天国においても堂々の一位を獲得するほど、清瀬市を代表する観光スポットでもあり、本市の財産でございます。

 この貴重な河川水辺環境を守っていくため、本市ではこれまで、市民団体である川づくり・清瀬の会による清掃や学習会への協力、市民、事業者及び行政が協働で創出する事業として、きよせの環境・川まつりを実施し、環境保全の普及啓発に努めているところでございます。

 雑木林同様、市民協働により、清瀬市が誇れる河川水辺環境におきましても、将来にわたり引き継がれるよう努めてまいります。

 

教育部長 【答弁】

 

 私からは、ニュースポーツの推進についてお答えをいたします。

 初めに、アーバンスポーツに関するご質問にお答えいたします。

 アーバンスポーツは都市型スポーツとも言われ、都市での開催が可能な技術の速さや高さを追求し、過激な技を競い合うスポーツです。

 2020年東京オリンピック競技大会で採用され、日本人選手が金メダルを獲得したスケートボードをはじめ、議員ご紹介のBMX、また、ボルダリング、3人制バスケットボール、3X3などが代表的な種目に挙げられます。2024年、フランスのパリで開催予定のオリンピック競技大会においても、引き続き正式競技種目として採用されることが国際オリンピック委員会理事会で決定されています。

 また、町なかの道路での遊びから派生したものがBMXやスケートボード競技であるように、アーバンスポーツはストリートスポーツとも呼ばれ、音楽やファッションなど、若者文化との親和性が高いと言われています。このようにアーバンスポーツは世界から認められていることに加え、楽しむスポーツや遊びの要素を取り入れたアクティビティがスポーツとして捉えられるようになったことからも、今後、子どもたちや若い世代を中心に競技人口が増えてくるものと考えております。

 しかしながら、事故のリスクの高いスポーツでもあり、活動する方や周囲の方々の安全の確保、また、活動場所周辺の騒音等の環境対策など、課題も多いと認識しています。関係者をはじめ、市民の皆様の機運の高まりを見極めた上、様々な角度から研究していく必要があると考えております。

 

 次に、eスポーツの推進についてお答えをいたします。

 eスポーツは、エレクトロニック・スポーツの略で、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉です。コンピュータゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉え、世界中で人気を博しています。そもそもeスポーツはスポーツと言えるのかという議論について、このことについてはまだ意見が分かれていますが、その社会的意義に対する認知は高まってきていると言えます。

 国の取組として開催された検討会では、スポーツ基本計画で定義するスポーツの価値を踏まえながら、eスポーツの意義について、人生を楽しく、健康で生き生きとしたものにする。共生社会や健康長寿社会の実現、経済地域の活性化に貢献できるなどと提言しています。

 本市においては、令和5年4月から、コミュニティプラザひまわりと各地域市民センターなどで、新たな指定管理者による管理運営が始まり、その自主事業としてeスポーツを取り入れた事業が計画されています。性別や年齢、障害の有無、対戦相手との距離を問わずに様々なジャンルで楽しむことができるeスポーツの特徴を生かし、魅力ある自主事業が展開されるよう図ってまいりたいと考えております。