JR山陰本線・出雲市駅
2番線には、15時20分出雲市始発米子行き普通列車
国鉄時代製造の武骨な前面部
方向幕を、手回しハンドルで「米子」に変える。
国鉄時代に製造されたキハ47形気動車
塗色は、国鉄首都圏色(朱色5号)
所属は、中国統括本部後藤総合車両所であるが、車両略号はかつての米子支社時代の「米トウ」の表記
JR西日本のキハ40系列国鉄型気動車は、窓枠交換や戸袋窓廃止など延命リニューアル工事が、全車に施されている。
JR西日本の国鉄形車両の多くは、塗装合理化などのため単色化されたが、キハ40系列気動車は、単色化により国鉄首都圏色が復活。
キハ47 1026
リニューアル工事に伴い、下段窓は固定化され開閉できなくなった。
ステップが残る乗降口。戸袋窓は埋められた。
車内もリニューアルされ、一部ボックスシートはロングシート化された。
車内中央部には4人掛けボックスシートが並ぶ。
JR西日本のキハ40系列気動車は、リニューアルにより窓の下段は固定化され、開閉できなくなった。(JR北海道、JR四国、JR九州に残るキハ40系列の下段窓は今でも開閉できる。)
冷房機は設置されているが、扇風機も残る。
キハ47 30
運転台後ろのスペースは、ワンマン運転機器が設置され、座席が撤去されている。
4番線には、出雲市駅15時25分始発の普通 浜田行き(キハ120 308単行)が発車待ち
273系新型やくも到着
15時20分、3番線に岡山駅からの特急「やくも11号」が到着
新型直流特急形電車273系の編成。
2024年(令和6年)4月6日(土)から、特急「やくも」用として、順次運行を開始した。
新型車両273系「やくも」のデザインを担当したのは、えちごトキめき鉄道の豪華リゾート列車「雪月花」や、JR西日本「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河」などを手掛けた、デザイナーの川西康之氏。
特急「やくも」車両の世代交代
方向幕は電光式
2番線から、15時20分発の普通 米子行が発車
令新時代の新型特急車両の横を、昭和の国鉄時代の気動車が通り抜ける。
JR西日本の定期特急「やくも」は、2024年(令和6年)6月16日(日)から、この新型273系に全車置換え完了。
制御付自然振り子方式を採用
新旧やくもの並び(273系と381系)
西出雲方面から、15時35分発岡山行き特急「やくも24号」が回送で入線
2番線に入線する381系国鉄特急色リバイバル編成
運転台下には、国鉄の「JNR」マークを再現
新旧やくも用車両の出会い
昭和時代と令和時代の新旧特急形電車の出会い。
出雲市15時25分始発・普通 浜田行き発車
新旧「やくも」編成が並ぶ。
国鉄時代に製造された381系は、新型273系にその座を譲り引退
日本最後の国鉄形の定期特急電車は役割を終える。
かつて北海道から九州まで日本全国で活躍した国鉄形特急電車の華であった485系と、ほぼ同じ顔を持つ381系。
自然振り子式車両381系は、カーブが連続する中央西線特急「しなの」や紀勢本線特急「くろしお」を中心にその性能を発揮してきた。
そして、伯備線を走る特急「やくも」を最後に定期特急から引退し、栄光の歴史に幕を閉じる。
風格ある特別急行電車の最後の姿
国鉄の「JNL」(Japanese National Railways)マークを再現
編成は、
←出雲市方 クロ381-141(1号車) +モハ380-71(2号車)+モハ381-71(3号車)+サハ381-231(4号車)+モハ380-66(5号車)+クモハ381-507(6号車)
岡山方→
クロ381-141
国鉄時代のクリーム4号と赤2号
低重心の振り子車両の独特の断面
普通車両をグリーン車化した車両。グリーン車マークがとても小さい。
モハ380-71
JR西日本の特急「やくも」に残る国鉄特急型電車381系は、2024年(令和6年)6月15日(土)のラストランをもって定期運行を終了。
国鉄特急色編成(E5編成)は、一日早く6月14日(金)にラストラン。
定期運行の国鉄特急型電車は、JRから全て消え、一つの時代は幕を閉じた。
国鉄特急色編成(E5編成)は、一日早く6月14日(金)にラストラン。
定期運行の国鉄特急型電車は、JRから全て消え、一つの時代は幕を閉じた。