(前回記事の続き)
1973年(昭和48年)から静岡鉄道に導入され、長年活躍を続けてきた1000形電車。
2016年(平成28年)3月から後継車両のA3000形が営業運転を開始し、1000系で最後まで残った一編成(1008編成)は、2024年(令和6年)6月30日(日)にラストランを迎え、全廃される。
新清水から長沼へ
新清水(しんしみず)駅 午前8時54分発の普通列車(A3000形電車)乗車
長沼(ながぬま)駅 9時10分着
長沼駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の駅
駅舎のある単式ホーム側(新静岡方面)が3番線となる。
駅舎
構内踏切を渡り、島式ホームの1,2番線へ。
長沼車庫
長沼駅に隣接する車庫(鉄道運転所)
かつてここで車両を製造していた時期もある。
長沼車庫では、毎年夏頃に「しずてつ電車まつり」が開催される。
松山重車輌工業製のDMC1042 14t軌道モーターカー(形式MR765)
静岡鉄道の主力A3000形電車
2番線は新清水方面乗り場。1番線は車両の停泊や区間運転列車(長沼⇔新清水)が使用。
新清水行きA3000形が発車
右奥には、かつての主力1000形電車の姿
車庫の奥に雪を抱いた富士山を望む。
朝のラッシュ時の運用を終えた新静岡発・柚木止まりの電車が回送で長沼車庫に入る。
長沼車庫に出入りする新静岡方面の区間列車は、廃線の関係上、隣駅の柚木駅が始発・終点となる。
長沼から新清水へ
新静岡発・新清水行き列車がやって来る。
最後まで残った1008編成も間もなくラストラン
2両ワンマン運転
コルゲート外板の車体
長沼(ながぬま)駅9時23分発、新清水行き普通列車に乗車
長沼駅を後に。(後方展望)
隣には保線車両が留置
乗務員室
2両編成の後ろ側は1000形1008号
昭和51年東急車輛製
製造プレートの下には、1979年おれんじ賞受賞プレート
「おれんじ賞」は、かつて一定の期間、静岡県内の鉄道車両に対して贈られた「鉄道友の会静岡支部」独自の賞
さよなら静岡鉄道1000形電車