静岡県清水港 /国鉄清水港線の遺構、観光船、フェリーターミナル、富士山 【駿河湾フェリーの旅①】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。


(静岡県・清水港)



清水港へ(静岡県静岡市清水区)
静岡鉄道・新清水駅から徒歩10分ほど、
清水港に面する複合商業施設「エスパルスドリームプラザ」へ。


ここには、飲食、ショッピングスペースのほか、清水出身の漫画家さくらももこ原作テレビアニメの舞台であることから「ちびまる子ちゃんランド」もある。


エスパルスドリームプラザは、1984年(昭和59年)4月1日に全線廃止になった清水港線(清水〜三保、路線長8.3 km、非電化)の清水港(しみずみなと)駅跡に立地

エスパルスドリームプラザ前にある「テルファークレーン」
これは、1928年(昭和3年)に造られ、国鉄清水港線(現在は廃止)・清水港駅で使用されていたのもので、貨物船から降ろした木材や石炭などを貨車に積み込むために使用。
1971年(昭和46年)に使用停止となり、現在は国の登録有形文化財に指定。


かつての国鉄清水港線の遺構


清水港のフェリー乗り場へ。


清水港から望む富士山





清水マリンターミナル(日の出埠頭) 

クルーズ客船や定期フェリーの発着場



このターミナルの一角にフェリー乗り場がある。

JR清水駅とフェリー乗り場間には、無料シャトルバスが運行される。



清水港と西伊豆・土肥港を結ぶ、駿河湾フェリー待合所



清水港客船入港の軌跡。日本や世界の名だたるクルーズ客船が入港。


ここマリンターミナルは、大型クルーズ客船も発着するため、クルーズ客船入港期間中は、駿河湾フェリー乗り場や乗船券発券所はここから約800メートル離れた岸壁に移動する。





駿河湾フェリー

ターミナル内のフェリー窓口



この日の波高は1mと比較的穏やかだが、冬型の気圧配置で北の風が一日強く、海上の風速は20〜23m。

午前中のフェリーの便(1,2便)は、西伊豆・土肥港の港内状況が悪いため欠航
午後の便は運行未定



駿河湾フェリー航路(清水〜土肥)は、2013年(平成25年)4月12日に静岡県から県道223号「清水港土肥線」に認定。ちなみに「223」は「ふじさん」との語呂合わせ。


これを記念し、船内限定のバウムクーヘン「223(ふじさん)バウム」を販売




ターミナルから駿河湾フェリーを望む。


駿河湾フェリーの「富士」が停泊中

駿河湾フェリーの「富士」の概要︰
熊本ドック(熊本県八代市)で建造され、2005年(平成17年)7月15日就航。
全長83m、幅14m、総トン数1,554t、航海速力18.5ノット、定員特別室100席・一般室342席、最大搭載旅客522名(水平区域)、最大積載車両 大型バス13台+乗用車4台・又は乗用車54台。横揺れ防止装置のフィンスタビライザー装備。

駿河湾フェリーの沿革︰
1971年(昭和46年)に駿河湾カーフェリー㈱が田子の浦港〜土肥港(西伊豆)間で運行開始。
業績不振により、1998年(平成10年)から静岡観光汽船㈱(その後、㈱エスパルスドリームフェリーに商号変更)に運営が変わり、西伊豆フェリーとして運行。
2002年(平成14年)4月に、今の清水港〜土肥港に航路変更。
その後エスパルスドリームフェリーは運営から撤退することになり、2020年(令和元年)からは静岡県や地元市町が設立した一般社団法人「ふじさん駿河湾フェリー」が運営し、運行はエスパルスドリームフェリー(現在は富士山清水港クルーズに改称)に委託している。





駿河湾フェリー航路は、2013年(平成25年)4月12日に静岡県から県道223号清水港土肥線に認定


駿河湾フェリーは、現在この1隻で運行。清水港と土肥港を1時間15分程で結ぶ。

この日は午前中の便が欠航になったため、フェリーは清水港で停泊中。午後の便はまだ運行未定。


富士山と、駿河湾フェリー「富士」










  











ファンネル

船尾










清水港の観光船と水上バス
駿河湾フェリーが欠航中のため、一旦、エスパルスドリームプラザへ。

港には観光船の姿も。

清水港周辺を遊覧する観光船



エスパルスドリームプラザ前にある、清水港遊覧船水上バス乗り場。運行会社は富士山清水港クルーズ㈱。




清水港と世界文化遺産三保松原のある三保半島を結ぶ水上バス。船舶は停泊中の「フェルケル号」のほか、「ケーエス号」の2隻ある。 


《水上バス航路︰富士山清水港クルーズ㈱HPより》




富士山清水みなとクルーズの遊覧船「ベイプロムナー号」。3階建ての双胴船で、全28.2m、総トン数約193t、航海速力10.9ノット、最大搭乗旅客343名(平水区域)。

《クルーズ航路︰富士山清水港クルーズ㈱HPより》










貸切クルーズ用帆船「オーシャンプリンセス号」全長37m、総トン数239.94トン、定員128名(平水1時間30分未満)

この帆船オーシャンプリンセス号は、
1974年(昭和49年)にジョンソン・エンド・ジョンソン経営者の実兄が自家用としてポーランドで建造。ジョンソン所有時代には多くの著名人も乗船したそう。1980年(昭和55年)にギリシャの海運王の手を経て、静岡観光汽船(その後のエスパルスドリームフェリー、現・富士山清水港クルーズ)の所有となった。


















富士山の南側にある愛鷹山





遠くには箱根連山(神奈川県)も望む。

箱根連山の最高峰・神山と駒ヶ岳

向こうに駿河湾フェリーが見える。




富士山清水みなとクルーズの遊覧船「ベイプロムナー号」11時30分清水港出航。40分間のクルーズへ。











ユリカモメの餌やりができるため、船の周りにカモメが舞う。








エスパルスドリームプラザの観覧車「ドリームスカイ」




★動画↓




※2024年(令和6年)2月下旬

(次回へ続く)